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LIFESTYLE

2017.03.15

【2017年東京の桜は4月1日に満開予想】春、築地界隈の桜を愛でる裏ワザ

築地をはじめ、東京の桜の開花予想日は…!?

毎年恒例、桜(ソメイヨシノ)の開花予想が日本気象協会から発表されています。それによると、今年の東京(千代田区)の開花予想日は3月22日で満開予想日は4月1日。これは、開花は平年より4日、満開は平年より2日遅いですが、昨年よりどちらも1日早いそうです。

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▲3月12日、近所の築地川公園では、1本ほぼ満開になっている桜の木が。もちろんソメイヨシノではありませんが、品種は掲示がなかったので不明です。

ところで、東京の開花予想日は、気候的には東京より暖かいはずの鹿児島(3月31日)や高知(3月25日)よりも早いのです。これはなぜなのでしょう。それは、ソメイヨシノが開花する直前、つまり2月〜3月の平均気温は、東京のほうが高いからなのだそうです。その数十日間の温度差の積み重ねが桜の開花日に影響するのだとか。うーん、納得できるような、できないような。東京都心の平均気温が高い原因は…おそらくはヒートアイランド現象なのでしょう。

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▲これも3月12日。明石町河岸公園のソメイヨシノ。陽がよくあたる樹木はもう蕾がだいぶ膨らんで、中には花びらをのぞかせているものも。

今回は、隅田川下流域=築地、そして対岸の佃島周辺の桜について綴ることにしましょう。

隅田川下流域、築地界隈の桜スポット

言うまでもなく、東京都心部には桜の名所が数多あります。
上野恩賜公園(約800本・ウエザーニュース・さくらCh.より・以下同)、靖国神社(約500本)、目黒川沿い(約800本)、隅田公園(約700本)、千鳥ヶ淵緑道(約260本)などなど。

以上の規模に比べると、隅田川下流域の桜は、明石町河岸公園(約50本・中央区桜の見所マップより)、佃公園(約120本・同)と実に小規模。しかしながらその並木の距離、面積も小規模のため、一概に比較はできないかもしれません。桜は群生の素晴らしさにも圧倒されますが、1本でも見事な咲きっぷりを示す樹木もありますからね。

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▲昨年、満開時の明石町河岸公園。あいにく曇りがちの天気でしたが、まあまあの人出。

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▲昨年4月上旬、大横川をのんびりとクルージング。両岸の桜が見事です。

墨田区のホームページにある「墨田区の通史年表」によれば、隅田川沿いの桜は、江戸時代中期の1717年、八代将軍徳川吉宗が100本を植えさせたのが始まりのようです。代表的な品種であるソメイヨシノは江戸末期に染井(東京都豊島区の北東。巣鴨・駒込付近の旧地名)の植木屋が広めた吉野桜に由来するということですから(デジタル大辞泉より)、最初に隅田川に植えられた桜は別の品種だったのですね。

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▲「隅田川 水辺テラスのみどころマップ」。明石町河岸公園に置かれていました。「千住・白髭」からこの「深川・佃・明石」まで河川周辺4エリアの見所を紹介。

築地周辺の桜の見所は、中央区のホームページ、そして東京都公園協会が発行している冊子、「隅田川 水辺テラスのみどころマップ」に詳しく紹介されています。両方の情報を合わせ見てみると、築地周辺で桜を楽しめるのは、まず築地川公園。満開の週末には上野公園的な宴会風景もそこかしこで見られ、バーベキュー設備が設置されているデイキャンプ場もあるので、桜を愛でながらのバーベキュー宴会も材料を持ち寄るだけでできます。そして聖路加国際大学あかつき公園はとば公園と、桜の植栽は断続的に続き、聖路加ガーデンの周辺明石町緑道明石町河岸公園へと至ります。桜の季節、築地で最も人出があるのが隅田川に面した明石町河岸公園。昨年の満開時には地元、明石町町内会が宴席を設えていました。

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▲中央区のホームページにあるPDF「中央区桜の見所マップ」から、築地~明石町~佃の部分をクローズアップ。このマップの印刷物も明石町河岸公園に置かれています。

対岸、大川端リバーシティ21を囲むようにして咲き乱れる佃公園、石川島公園の桜は見事です。整備された河岸、高層マンションとの対比が桜の風景をより際立たせているのでしょうか。川沿いにはテラス席のあるレストランもあります(桜の季節には激混みとの情報もあり)。散策に絶好の季節、ぜひの来訪をおすすめします。

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▲昨年の満開時。遠目で少々わかりにくいですが、大川端リバーシティ21を囲むようにソメイヨシノが植えられています。隅田川下流域では最大の規模。

裏ワザは隅田川から桜を眺めること

隅田川の桜を愛でる裏ワザ(というほどでもありませんが)は、川から(船から)桜を眺めることです。昨年、知人の誘いでその機会に恵まれました。夢の島マリーナを出航した小型船は、門前仲町の南を流れる大横川を抜けて一路、隅田川へ。実はこの大横川の両岸も桜並木が続いています。門前仲町では「大江戸深川さくらまつり」を今年は3月25日〜4月9日に開催。和船体験や模擬店が並び、夜にはライトアップもあります。昨年のクルーズはちょうど「散り桜」の時期。川面に散りゆく桜の花びらが見事でした。

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▲深川観光協会が「大江戸深川さくらまつり」を開催。昨年のクルージング中にお花見周遊船【和船】に遭遇。20分運航・500円でおみやげ付きとのこと。

隅田川には、常時多くの定期船が行き来しています。運航しているのは、東京都観光汽船東京水辺ラインの2社で、区間は上流の桜橋からお台場海浜公園まで。発着場は全部で12か所。築地周辺だと、浜離宮と明石町・聖路加ガーデン前の2か所にあります。このうち明石町・聖路加ガーデンに発着する便は残念ながら少なく、東京水辺ラインの1日7便のみ(両国・浅草方面1日3便、浜離宮・お台場方面1日4便)。桜の開花期間中は臨時便も運航。また、「浅草・桜周遊便」など、浅草~桜橋の隅田公園周辺を巡る観光船も多数運航されるようなので、ホームページでチェックしてみてください。

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▲明石町・聖路加ガーデン前を出発する東京水辺ラインの定期船。お台場海浜公園までは20~30分、浅草までは30~40分のクルーズ(発着個所によって異なる)。

開花予定が的中すれば、東京都心の桜の満開日は4月1日(土)~2日(日)。

この週末の両日、天候に恵まれれば、隅田川周辺だけでなく、東京中の桜の名所はどこも大変な混雑となることでしょう。

初出:しごとなでしこ

T.KOMURO

編集者。主として男性向け情報誌の編集長を歴任。2015年5月、住居を築地に移し、愛犬の悟空とともに週末TSUKIJIライフを楽しんでいる。

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