2018年6月18日更新
彼ができず結婚できない、美人で真面目な女子特有の欠点とは?
聞き上手で、控えめで、ユーモアのセンスもあり、秘めた美しさもある……しかし、彼ができない女性が目立ちます。
先日、お話した35歳の女性も、まさにその“どまんなか”というタイプで、商社勤務、コンサバファッション、学歴もあり、顔はモデルの春香さんに似ており美人…ベージュのガウンのようなコートに、ヒールを履きしなやかに登場。女性雑誌の提唱するような美人系ファッションを軽やかに着こなしていました。
「いつも笑顔を絶やさず、第一印象が美人じゃないと恋が始まらないかなと思って。服装も白ブラウスや紺スカートなどコンサバな服ばかり着ています。また、細かいところまで男性はチェックしていると聞き、ハンカチを欠かさず、ネイルの色はベビーピンク。“きちんとした大人の女性”になっているはずのに、私全然モテないんです」
ちなみにこの女性は、女子会に行くと、下ネタと他人をディスるトークに定評がある、頭の回転が速いタイプ。女子からはアネゴのように慕われています。
「20代までは合コンに行くと声はかかりましたが、30代になると2人きりのデートへの誘いは激減。35歳になると、出会いのチャンスさえなくなりました。自分がバカにしていたメンヘラ風味の女子がバンバン結婚していき、一部はすでに離婚しているのに私は未婚のまま…」
彼女が“まともな自分”の引き合いに出した“メンヘラ女子”という言葉に、人生を左右するヒントがあります。ちなみにメンヘラとは、心の病気がある人を意味するネットスラング。彼女が言う“メンヘラ女子”とは、過剰な被害妄想、束縛、かまってオーラなどを発する痛い女性を指します。
確かに、こういう面倒くさい女性は多くいますが、それなりに高スペックな男性と結婚したり、離婚した後も彼氏が切れなかったりして、真面目女子たちはなぜあんな子が?!と不思議に思っているようです。
メンヘラ女子が高確率で男性にモテて、伴侶に選ばれる理由とは?
そこで、メンヘラ女子ばかりと交際しているアラサー男性数人に取材してみたところ、回答に共通点がありました。
1.見た目そのままの中身なのでわかりやすい
2.俺がいないと生きていけないと思わせてくれる
3.愛されているという実感がある
中でも多かったのが、「いつも笑顔で楽しそうに見えても裏ではガマンを重ねていきなり爆発させる真面目女子の方が怖いし、くそ面倒。その反面、多少メンヘラでも素直に感情を出してくれる女のほうがラク」という意見。つまり男性は“自分に嘘をつかない、わかりやすい女性”を伴侶として選ぶのです。
だから筆者は結婚できないと嘆く独身女子に「ムリに我慢せず、ホンネで相手と語るようにしたら、きっとモテるはず」と伝えているのですが、実行できる人は少ないようです。
初出:しごとなでしこ
沢木 文 Writer&Editor
1976年東京都足立区生まれ。大学在学中よりファッション雑誌の編集に携わる。恋愛、結婚、出産などをテーマとした記事を担当。著書に『貧困女子のリアル』『不倫女子のリアル』(小学館新書)がある。