マドリッドの老舗カフェ「チョコラテリア・サン・ヒネス」でのフレッシュな体験
ショコラコーディネーター®市川歩美です。
今私はスペインのマドリードでこの文章を書いているのですが、先ほどマドリードの有名店に行ってきました。
▲チョコレートがツヤツヤトロトロ。
マドリードへ観光旅行、さあ、名物を食べよう、特にスイーツを食べようー、と思って調べると、ほぼ100%に近い確率で情報がヒットするであろうこのお店「チョコラテリア・サン・ヒネス」。
とろとろに濃いチョコレートドリンクに、チュロスを浸して食べるメニュー「チュロス・コン・チョコラーテ」が有名で、ほとんどの方がこれをオーダーします。昨日はほとんど予備知識なく訪れたので、フレッシュな体験をちょっとだけシェアします。
▲チュロス・コン・チョコラーテ 4€
レジでオーダーして、先にお金をお支払いして席に座ると、即座にチュロス6本とチョコレートドリンクがテーブルに運ばれてきます。
マドリードでチュロスはクラシカルでポピュラーなおやつ。
小麦粉を練って、油で揚げたチュロスをどっぷり、濃〜いチョコレートドリンクに浸して食べるのがスタイルです。
しかも聞くところによると、これをマドリードの方々は、朝ごはんにするのだそう。(朝からすごい)さらには、お酒を飲んだあと、夜に締めで食べるのが最高なんだという声もあり、札幌の夜の「締めパフェ」もびっくり!
しっかり油を含んだサクサクチュロスを、濃厚チョコレートドリンクにどぷっ、と浸して口に運ぶとバランスが良くて、長年愛されているのがわかる感じ。ついついサクサクトロトロ、次々行っちゃいます。
ところが。チュロス2本目にして私はすごくお水が欲しくなり、スタッフの方にオーダー。お水は無料です。日本人の女性なら、2人で出かけて、チュロス・コン・チョコラーテをひとつとドリンクをひとつオーダー、2人でチュロスをシェアしても良いかもしれません。
店内席とテラス席がありますが、店内には、お店を訪れた世界中の著名人のポートレートがあちこちに飾られていて、ここが老舗の有名店であることがわかります。
▲振り返ったらティナ・ターナーさんがいた。
メトロの駅も近くて便利。私が出かけたときも行列ができていましたが、席数が多く、意外と回転が早いので安心してください。
24時間営業、年中無休なのでいつでも。朝チュロスも、さらには「締めチュロス・コン・チョコラーテ」にもチャレンジできます!
■Chocolatería San Ginés(チョコラテリア・サン・ヒネス)
Pasadizo de San Gines 5, Madrid 年中無休・24時間営業
日本語メニューが入り口の壁にあるのが便利!
Sol(ソル)駅徒歩3分程、Opera(オペラ)駅からも近いです。
PROFILE|市川歩美 ショコラコーディネーター®
チョコレートのジャーナリストとして最新のチョコレート情報に精通。
おすすめ・注目のチョコレートの紹介ほか、関連情報を雑誌、テレビ、ラジオ、Webなどのメディアに提供しながら、メディア・チョコレートブランド・消費者をつなぐ、日本唯一のショコラコーディネーター®として活動。フランスの上質なショコラに1990年代前半に出会って以来、チョコレート愛好家歴は25年以上。「ショコラのある生活」を豊かにするべく、チョコレート関連イベント、トークショーへの出演、テレビ番組、記事の監修、商品企画なども行う。