煮干し出汁Loverがおすすめ! 煮干しの「UMAMI(うまみ)を堪能できる究極のひと皿とは…。家ではなかなか再現できない、プロの手による煮干しのうまみを使った料理たち。思わず感動する美味しさを求めて出かけてみませんか?
[1] 「si.si.Nibotan」のにぼたん(中)
これ、煮干し!? と驚く新感覚メニュー! 体験したことのない、煮干しのうまみが口に広がる感動のひと皿! ¥787
だし愛好家・梅津有希子さんがおすすめ
「もちもちのパスタに煮干しソースのにぼたんは、うまみが口に広がり、頰ばって食べたくなる美味しさ。紫玉ねぎやのり、焼き豚のトッピングで、混ぜそばのような感覚です。雑味がなく、洗練された味わいに、煮干しの見方が変わるほどの衝撃を受けました。斬新なアイデアと手間ひまがかかった味はクセになりそう」
他にも煮干しメニューが盛りだくさん
にぼバター|シェフ、高山いさ己さんは、煮干しとバターを合わせたにぼバターを考案。シェフ仲間の間で評判となり、うまみが詰まった、ありそうでなかった万能調味料として飲食店から引っ張りだこになっている。
にぼソワーズ|夏限定の冷たいスープには、にぼバターがトッピング。口の中で少しずつ溶かしながらうまみを味わって。¥185
si.si.Nibotan
東京都中央区日本橋小舟町4-9
10:30~15:30(土は11:00~15:00) 定休日:日・祝
※売り切れ次第終了
[2] 「うどん 丸香」の冷やかけうどん
香川発・いりこ文化の基本を堪能できる! ¥408
フォトグラファー・よねくらりょうさんがおすすめ
「讃岐うどんの本場、香川県出身のご主人が、祖母や母がつくっていたいりこ出汁をベースにしているから、どこかほっとする美味しさを感じられます。伊吹島産の数種類の煮干しを、毎日その状態により配合を変えるという徹底したこだわり。こしのあるうどんに絡まる、出汁の甘い香りが鼻に抜けて満足感の高い一杯です」
伊吹産の数種類の煮干しをブレンド。
うどん 丸香
東京都千代田区神田小川町3-16 ニュー駿河台ビル1F
11:00~16:00、17:30~19:30(土は~14:30) 定休日:日・祝・振替休日・お盆・年末年始・GW
[3]「マルディ グラ」のキエフ風カツレツ煮干しバター
フランスの伝統料理がにぼバターの活用で進化! 煮干しと肉の出合いに肉好き女子も大満足。¥2,778
エディター・矢野絵梨佳さんがおすす
「ふっくらと揚がったチキンの真ん中にナイフを入れると、甘い香りが広がります。中のにぼバターが溶けだして、ソースの代わりに。うまみとハーブのような香りの正体は、煮干しと海藻と聞いてびっくり。美味しさが2倍、3倍…と膨らむ味わいで、肉好きとして、まさかのコラボに出合うことができてシアワセ♡」
マルディ グラ
東京都中央区銀座8-6-19 B1
03-5568-0222
18:00~24:00 定休日:日
[4]「ソラノイロ NIPPON」の冷たい煮干しの塩ラーメン
澄んだスープが食欲をそそる暑い日の救世主。大盛(無料)も完食できる! ¥814 ※10:00~の販売で、8月中旬までの期間限定(要問合せ)。
だし愛好家・梅津有希子さんがおすすめ
「煮干しのうまみたっぷりで、スープを飲んだ瞬間は、まるで讃岐うどん。すっきりクリアな味わいは、うどんなのかラーメンなのか、脳が混乱する美味しさです(笑)。平麺が甘みのあるスープを巻き込んで、つるっと冷たく、夏にぴったり」
ソラノイロ NIPPON東京ラーメンストリート店
東京都千代田区丸の内1-9-1 東京駅一番街地下1階 東京ラーメンストリート
03-3211-7555
8:30~22:30(L.O.) 無休
Oggi9月号「素敵なソロ自炊は煮干しのお出汁から!」より
撮影/よねくらりょう(今すぐ出汁をとりたくなる7つのこと)、柏原真己(煮干しリセットご飯レシピ) 取材・文/三村路子 構成/宮田典子(HATSU)
再構成/Oggi.jp編集部

引頭佐知さん
いんどう・さち/広告制作の仕事を経て、日本料理や中華料理を学ぶ。現在は自宅で日本料理教室、だしとり教室を主宰。各地で出張だしとり教室も行う。著書に『引頭佐知さんのだしとり教室-だしのとり方と定番の和食-』(アノニマ・スタジオ)ほか。