煮干し大好き! ニボラー続出中! 仕事で疲れた体に、煮干し出汁のうまみがじんわり染みる…。心と体がほっとできる、極上のレシピをご紹介。
いりこめし
煮干しの産地、香川県の郷土料理を引頭さん流にアレンジした逸品。「煮干しのイノシン酸、昆布のグルタミン酸、椎茸のグアニル酸という、3大うまみ成分の相乗効果による黄金レシピ! 煮干しは乾煎りして香ばしく」(引頭さん)
材料(5人分)|
米…600g(3カップ)
煮干し出汁…650ml
昆布…10cm角
煮干し(中羽)…20g
干し椎茸(香信)…4枚
ごぼう…100g
煮汁[煮干し出汁…200ml、酒…大さじ2、みりん…大さじ2、しょうゆ…大さじ3]
つくり方|
1 米は洗ってザルにあげ1時間おく。
2 干し椎茸は水に浸けて冷蔵庫で戻しておいたものを細切りにする。
3 ごぼうはタワシで泥を落としてささがきにし、10分間ほど水に浸けてアク抜きをし、水気を切っておく。
4 煮干しは厚手の鍋に入れ、香ばしい香りが出てくるまで乾煎りして小さな容器に入れ、しょうゆ(大さじ1/分量外)を振りかけておく。別の鍋に2、3、しょうゆをかけた煮干しを入れ煮汁を加えて中火にかけ、煮汁がなくなるまで煮ておく。
5 炊飯器に1、煮干し出汁、昆布を入れて炊く。炊けたら、4を加えて混ぜ合わせ器に盛りる。
煮干しはカリっと炒めてから煮るのがポイント!
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出汁をとったあとの煮干し活用法! 出汁がら応用レシピ
<ピーマンと出汁がらのきんぴら>
「フライパンにごま油を熱し、半分に縦割りし1cm幅にせん切りしたピーマンと出汁がらを炒め、みりんとしょうゆを入れひと混ぜする」
<オリーブ油と塩和え>
「煮干しにEVオリーブ油をまわしかけ、塩を少々振りかけるだけ。ワインのおつまみにもなる、即席のひと品としておすすめです」
<しょうゆとレモン汁和え>
「ポン酢と相性のいい煮干しですが、即席でつくるならしょうゆとレモン汁を大さじ1ずつ合わせても美味しい。さっぱりいただけます」
Oggi9月号「素敵なソロ自炊は煮干しのお出汁から!」より
撮影/よねくらりょう(今すぐ出汁をとりたくなる7つのこと)、柏原真己(煮干しリセットご飯レシピ) 取材・文/三村路子 構成/宮田典子(HATSU)
再構成/Oggi.jp編集部
引頭佐知さん
いんどう・さち/広告制作の仕事を経て、日本料理や中華料理を学ぶ。現在は自宅で日本料理教室、だしとり教室を主宰。各地で出張だしとり教室も行う。著書に『引頭佐知さんのだしとり教室-だしのとり方と定番の和食-』(アノニマ・スタジオ)ほか。