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2018.09.17

役員から私的なLINE、これってセクハラ?|プロの判定&アドバイス付き

なんと読者の82%が「セクハラを受けた経験あり」と回答。Oggi.jpの緊急アンケートに寄せられた300人の体験談から「セクハラ」について考えます。

予想をはるかに上回る数と内容のエピソードが寄せられたOggi読者のセクハラ体験談。今どきのセクハラのリアルとともに社労士と弁護士による実践的なアドバイスも紹介します。

「役員から私的なLINEが連日届くように」

33歳・会社員の体験談

緊急連絡用にIDを交換していたら、仕事とは関係ないメッセージが次々と。無視もできず返事をしていたら、週末にまで届き始めて。直属の上司経由で注意してもらい一度はストップしましたが、じきに再開。スマホ画面をキャプチャーして上司に提出しました。社長から注意が下ったようですが、謝罪もなければ処分もなし。変な噂を立てられないよう、同僚には相談という形で事実を話しました。

プロのセクハラ判定&アドバイス

フェリタス社会保険労務士法人
特定社会保険労務士
石川弘子さん

「会社が内々に処理して、セクハラをなかったことにしようとしている様子がうかがえます。納得がいかなければ外部機関に相談を。また、相談相手選びは慎重に。自分の意図とは異なる噂を流される可能性も」

フェリタス社会保険労務士法人 特定社会保険労務士 石川弘子さん

1973年生まれ。さまざまな企業の労務相談を受けるほか、セクハラ・パワハラ防止コンサルタントとして、企業向けの研修なども行う。著書に『あなたの隣のモンスター社員』(文春新書)。

アディーレ法律事務所 弁護士
岩沙好幸さん

「性的な文面でなければセクハラとは言い切れない場合もありますが、拒絶しにくい上長からの執拗な好意という意味では、アウト」

アディーレ法律事務所 弁護士 岩沙好幸さん

1981年生まれ。セクハラ・パワハラなど労働問題を主に扱う。コメンテーターとして各種メディアでも活躍。著書に『ブラック企業に倍返しだ! 弁護士が教える正しい闘い方』(ファミマ・ドット・コム)。

Oggi9月号「セクハラって結局何?」より
画像/Shutterstock 取材・文/井上佐保子(田中さん分) 構成/酒井亜希子・佐々木 恵・赤木さと子(スタッフ・オン)
再構成/Oggi.jp編集部

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Oggi12月号で商品のブランド名に間違いがありました。114ページに掲載している赤のタートルニットのブランド名は、正しくは、エンリカになります。お詫びして訂正致します。
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