好きなお店ばかりリピートしてしまうので、なかなかお肉の名店の新規開拓ができていない今日このごろ…。なので、友人に会うたびに「美味しい肉のお店、どこか知らない!?」と聞いてこまめに情報収集を。先日友人が「牛タンがめっちゃ美味しいお店が四谷にあるけど知ってる!? そこのお店に昔、仙台の牛タン屋さんの息子を連れて行ったら、美味しすぎるって感動してたよ~!」と。肉日記のバリエーションとして牛タン専門店アリアリだな、と早速連れて行ってもらいました♪
お店は四谷から徒歩5~6分の裏通りに…
たん焼 忍は、知る人ぞ知る牛タン専門店。創業は40年というだけあって、グルメな先輩方にはなじみ深いお店のよう。友人が事前に電話して名前と時間を伝えてくれたものの、席が空き次第入店できるシステムらしく、お店の前にはすでに10名ほどの行列が。古木を使った昔懐かしい感じのお店は、絶対に美味しくないわけがない雰囲気!
営業中ならぬ営牛タン中の札も、昭和ダジャレっぽくて茶目っ気たっぷり♪
好きです♡ ザ・昭和な雰囲気!
30分ほど待って名前を呼ばれやっと店内へ。カウンターにテーブル席に…店内は所狭しと椅子が並び、想像以上にお客さんがぎっしり。私たちはいちばん奥のお座敷席へ。お座敷は大人数でテーブルを囲むこともできる模様ですが、混雑していたので3組の相席。隣の方との距離が近く、場合によっては会話も弾んで仲良くなっちゃったりするのも、嫌いじゃないですw 今回は残念ながらあまり仲良くなれませんでしたが…。
まずは看板メニュー〝ゆでたん〟から!
「ここはとにかく、ゆでたんが名物だから!」と友人。ということで、真っ先にゆでたん(¥1,000)をオーダー。お箸でほろりと切れるほどやわらかく煮込まれたタンは強めに塩胡椒で味付けされて、見るからに食欲をそそる一品。
ゆでたんはほかのお店でも食べたことあるけれど…これまで口にしたものとはまったくの別モノ。素材の旨味が生きたクセになる美味しさ! 口の中に入れると噛まずともほろほろっとほどけていくような繊細さ♡ 優しい食感にかぶさるようにしっかりめの塩胡椒が後味にガツンときて、これまたいい感じ! このお店が長年愛され、行列までする名店である所以に納得。
さらに…シチューに、焼きに、タンづくし♡
せっかく食べに来たのだから…と、さらに2種類のタンメニューをオーダー! たんしちゅう(¥1,130)は厚みがありながらもやわらかく、デミグラスソースがシミシミでたまらない美味しさ♡ たん焼(¥1,130)はタンならではのやや噛み応えのある食感が味わえて旨味たっぷり。
サイドの野菜メニューを挟みながら…この日はふたりだったこともあり3種のタンでもかなりの満足感が。どて煮や生姜煮など魅力的なメニューもありましたが…次行った時の楽しみにとっておくことに♪ 個人的にはゆでたんがとにかく感動的な美味しさで、シチューとたん焼の美味しさが霞んでしまうので…次回は〆にもゆでたんをオーダーすると心に決めましたw
焼肉やステーキなど王道なお肉に飽きたとき、滋味旨味あふれるお肉が食べたいときにぜひ訪れてほしいお店。いつまでも語り継ぎたい昭和な名店の味、ぜひご堪能あれ♪
門司紀子
大学在学中に女性ファッション誌の編集アシスタントを経て独立。フリーランスエディター&ライターとして、『Oggi』や『美的』などで企画・撮影ディレクション・執筆までを担当。担当する記事はビューティ関連をメインに、食、料理、旅、ファッション、ゴルフまで多岐にわたる。また、ヘルシーなケータリングサービス“mon deli”も手掛ける。キレイを意識したメニューは撮影現場でモデルやエディターからも好評。強靭な胃腸をもつ食いしん坊がゆえ、趣味は弾丸食い倒れ旅。Instagramアカウントは@norikomonji