読者からはあちゅうさんへ、本音で聞きたい人生の疑問・お悩みをぶつけてみました。Oggiブレーンから寄せられた同世代に生きるアラサーの気持ちに、はあちゅうさんがアンサー。明快な言葉にきっと心が軽くなるはず。お悩みに効くおすすめ本もご紹介!
アラサー読者が本音で聞きたい人生のコト
Q1.将来に備えて、準備はしていますか?
相談者(メーカー勤務・27歳):投資や保険など、気になっているものの何から手を付けていいかわかりません。
A.株も仮想通貨もやってみました。
はあちゅうさんのアンサー:お金のことは苦手なのですが、投資、保険、仮想通貨、不動産もちょっとずつ手を出して、損しているんですよ(笑)。損して高い勉強料だなと思うこともあります。でも、勝つか負けるかは運や時機もあって、やってみないとわからない。将来のためというより、迷っている間に結果が出るし時間がもったいないので、気になる人はまずは専門家の助言を聞いて、試してみるのがいいと思います。
Q2.仕事や学業など、いつまで走り続ければいいのだろう? と疲れてしまいました。
相談者(製薬関連会社勤務・34歳):人生100年時代と言われていますが、正直そんなに長く生きたくありません。
A.疲れたまま走ります!
はあちゅうさんのアンサー:100年も生きられないと思っちゃいますよね。それに、私もわりといつも疲れています(笑)。学生時代マラソンをやっていたのですが、みんな疲れてるけど走っているから、自分も仕方なく走っていました。疲れを感じない人なんていないし、それが普通なので人生も休み休み走るのがいいかなと。あとは、肉体の寿命より脳の健康を意識したいですね。いっぱい考えて感じて精いっぱい生きてたら、きっとあっという間です。
Q3.仕事と恋人なら、どちらを選ぶ?
相談者(不動産会社勤務・34歳):今はどっちも大事だけど、両方共いつか変わるなら執着する必要ないのかな。
A.「選ばせない人」を選ぶ!
はあちゅうさんのアンサー:私は毎回仕事をとってきましたね(笑)。それは、仕事は裏切らないから。仕事は頑張れば結果につながる。恋人はいなくなっちゃうかもしれないし自分の力ではどうにもならない。どちらか迷うなら、仕事の比重が大きいのかも。究極は、どちらか選ばせない人とつきあいたいですね。
Q4.女友達とのつきあいが面倒になるときがあります…。
相談者(保険会社勤務・33歳):女友達とのつきあい、大切なのは分かっているのですが面倒になるときがあって。
A.つきあわなくてもいい。
はあちゅうさんのアンサー:面倒になるのは、今の自分にフィットしていないということ。ライフステージによって人間関係は更新していいし、積極的に会いたい人とだけ会えばいいと思います。それに、自分が閉じているときって、自分自身と向き合うための時期。気持ちが教えてくれているんじゃないかな。無理して人に会わず開くまで待ちます。
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Oggi6月号「今、はあちゅうさんに聞いてみたい仕事・恋・人生」より
撮影/小倉亜沙子 構成/佐藤久美子
再構成/Oggi.jp
はあちゅう
作家、ブロガー。1986年生まれ。慶應義塾大学法学部政治学科卒業。在学中に女子大生カリスマブロガーとして活躍。電通、トレンダーズを経てフリーに。月額課金制個人マガジン「月刊はあちゅう」を運営。著書に『半径5メートルの野望』(講談社)など多数。