いつも食べ物の話題ばかりですが、今回は趣味の音楽鑑賞のお話です。今まで職場のおじさんにいろいろと教えていただき、飲むことや食べること、競馬、ゴルフ、観劇など色々な趣味ができました。
その中のひとつが【雅楽】の演奏会に行くことです。数年前から1年に2回は必ず行くようになりました。きっかけは職場のおじさんのご趣味。やはり経験豊富なおじさんはいろいろなことを知っていらっしゃいます。
おじさんが教えてくださった【雅楽】の演奏会
先日、雅楽の演奏会に行ってきました。「伶楽舎」というグループの演奏会です。
このグループの演奏会は初めてだったのですが、雅楽が身近なものに感じられてとても良い企画でした。私は昔から楽器の演奏をしていたこともあり様々なジャンルの音楽に興味があり、いろいろなコンサートによく行きます。ただ、唯一とても興味はあるのにCDを購入したりコンサートに行ったりしたことのないジャンルがありました。それが【雅楽】です。
雅楽に興味を持ったきっかけはふたつあります。ひとつ目は中学生のころ、修学旅行で京都に行った際にとあるお寺で舞妓さんと一緒に雅楽の演奏を聴く機会がありとても感動した経験。
ふたつ目は、東京大神宮で行われた友人の神前結婚式に出席した際に、雅楽の調べの中でくみ交わされる三献の儀や祝いの舞の荘厳な雰囲気に感動したときに「私は雅楽が好きなんだ。」と、実感したこと。
しかし、雅楽専用の組織やコンサート等が世の中に存在することを知らず、何かの機会にまた聴けたらいいなぁと思っていました。
ある日、何かのきっかけで「私、雅楽が好きなのですが、そういう演奏会ってないんですよね…。」と大分前から興味があることを職場のおじさんに話すと、「え!? 雅楽が好きなの? 珍しい! 演奏会あるよ。」とのこと。
実は、そのおじさんは音楽や芸術が大好きで、頻繁に音楽会や舞台劇場や美術館に行かれていて、雅楽も大好きな方でした。周囲にピンポイントで「雅楽が好き」という人はいなかったらしく大変喜んでくださり、毎年2回(新春と七夕)雅楽定期公演をしている【東京楽所(とうきょうがくそ)】という団体を紹介してくださりました。
東京楽所は、宮内庁式部職楽部の楽師を中心とした奏者で組織されている団体です。初めて行った東京楽所の公演は「七夕の雅楽」でしたが、とても楽しめました。それ以来毎回聴きに行っています。
世界最古のオーケストラといわれる雅楽は、視覚や聴覚を刺激する空間演出が施された舞台や、演奏者の衣装や所作が融合し、厳かな雰囲気で普段味わうことのできない非日常体験をすることができます。
仕事終わりや休日に、古典芸能の厳かな雰囲気の中で心洗われる音に包まれる体験をしてみたい方や、ちょっと大人な趣味を持ちたい方におすすめです!!
Oggi.jp’s 小山香織
年金関係の職場で働くアラサーOL。女子大を卒業し、大学院生時代から美容関係の会社を経営した後、現在の職場に転職。女性ばかりの環境に暫くいたことにより、働く男性(おじさん)達の素敵な価値観に関心を寄せる日々。最近の趣味は、おじさん達の影響もあって楽しく飲むこと、食べること、ゴルフ、競馬。そして、女性らしさを忘れないためのホットヨガ。今までおじさん達から教えていただいた社会を上手く生きる方法を綴ります。2018年4月からoggi.jpにてブログを執筆する“Oggi.jp’s(オッジ ジェイピーズ)”としての活動を開始。