おひとり様でも寂しくない、コの字カウンターで食を堪能する方法とは? アドバイザーによる「おひとりプラン」をご提案。既に実践している人もいるのでは?というひとりごはん。偏愛系フードライターの小石原はるかさんが、コの字カウンター席のよさを語ります。
コの字カウンターでソロ活!
おひとり様同士の一体感が生まれる、コの字カウンター
日常の延長でできる手っ取り早いソロ活といえば、やっぱり『食』。ひとりで食を楽しんでいる女性を、最近は都内のあちこちで見かけるようになりました。
「ぼっち感」が気になる…という人もいると思いますが、その点、横並びのカウンター席なら『ひとり』が強調されません。特にコの字カウンターは、向かいにほかのお客さんも見えるし、厨房の人が働いている姿をみんなで見ている感じで、普通のカウンター席よりお客さん同士の一体感が生まれるというか。ひとりでいても違和感なく、むしろ居心地がいいんです。
厨房の人と対面で、コミュニケーションをとる方法
あとは、厨房の人と対面でお話ができるのもカウンター席の魅力。出されたお料理のことを聞くもよし、カジュアルに世間話するもよし。いい社会経験にもなって、よりおひとり時間を楽しめると思いますよ。
ごはんって、人と食べるとお話中心になってしまいがちですが、ひとりだと料理に集中できますよね。だからこそ、素敵なレストランで凝ったお料理をじっくり味わうなら、ひとりがいいんじゃないかなって思うんです。
それも踏まえておすすめしたいのが、広尾にある『Ode』。いわゆる今ドキフレンチのお店なんですが、アイディアがあって面白い最初にドラゴンボールのような見た目のスナックからはじまり、そこから既視感のない驚きが組み込まれた数品のコースで、まったく飽きないんです。
日差しが入って気持ちのいいランチタイムと、暗い照明で料理に集中できるディナータイム、どちらでもオススメ。また、『Ode』に限らず、せっかくだから、ひとり飯でもドレスアップしていくこともオススメしたいそのほうがお店に馴染んで浮かないし、気合いを入れてきてくれたほうがお店側もうれしいと思うので、是非。
撮影したお店「Ode」
住所:東京都渋谷区広尾5-1-32 ST広尾2F
営業:月曜〜土曜12:00~13:00、 18:00~21:00
定休日:日曜
電話番号:03・6447・7480
シェフ生井氏のコメント
「おしゃれと食に敏感なOggi世代の女性が、よくひとりでいらっしゃいます。ディナータイムは照明が暗くなり、周りの目を気にせず料理を堪能できると思うので、おひとり様にはぴったりです」
Oggi5月号「ポジティブソロ充ライフのすすめ」より
構成/酒井亜紀子・佐々木 恵(スタッフ・オン)、大椙麻未、菊谷まゆ(本誌) 再構成/Oggi.jp
小石原はるかさん
フードライター。1972年、東京生まれ。食への飽くなき探求心で、数々の流行をあと押ししてきた、爆食美人フードライター。「私も週2で、カウンターひとりごはんを食べに行きます!結構お店の人に話しかけちゃうタイプです(笑)」。