朝ドラ『風、薫る』1週間の見どころと感想をレポ
朝ドラ『風、薫る』、ご覧になられてますか? 明治時代の日本で看護の道を切り拓いた、一ノ瀬りんと大家直美の物語。見上愛さん、上坂樹里さんのダブル主演です。
朝ドラ大好きOggiチームきってのNHK「連続テレビ小説」ウォッチャー、ライター・朝 ドラ子が、毎週グッときたポイントを自由きままに語りたいと思います!
先週のレビューはこちら:サブタイトル「白日の夢」に心配募る一週間!結末がツラ過ぎた|『風、薫る』第13週
第14週「ウソと誠」を振り返ります
看護婦として現場で働きつつ、管理職も学生の指導も担うことになったりん&直美。手探りの日々のなか、中堅看病婦のツヤが重大インシデントを引き起こし解雇に。上司である自分の判断ミスだと後悔するりんは、以前にも増してバリバリと働くのですが…。もういい! りん、そろそろ休もうよ!!

がんばるりんに、さらに厳しい現実が
このままでは、次はりんが体調を崩して事故につながるパターンなのでは?と思っていたら。なんと今度は看護学生・ヒデが「辞めます」宣言。その背景には、りんがツヤを救えなかったことに対する失望がありました。加えて、誰よりも忙しいのに笑顔を絶やさずどんどん仕事を引き受けるりんの姿を見て、「私にはそんなふうになれない」という気持ちもあったようです。
ヒデは優秀で将来も期待されていた学生でした。彼女が辞めるに至った責任を問われ、りんはついに管理職を降ろされることに。がんばれば報われるとは限らないし、有能すぎる人が若手を萎縮させてしまうこともある。マネジメントって難しい…。いやでも降格処分は厳しすぎない? 副院長がりんのことめっちゃ責めてたけどそこまで?? りんだってまだ1年目なんだよ!?などと、ドラ子はついヒロインの肩を持ってしまうわけですが(泣)。
ヒロインを取り巻く男子たちにも動きが!? しかし…
そんなわけで、先週に引き続きなかなかスカッとはいかない展開が続きます。一方で、りんサイドのシマケン・虎太郎、直美サイドの寛太・吾郎と、Wヒロインを取り巻く男子たちの出番にはワクワク! …なんだけど、ドラ子的にはこちらも「う〜ん?」な調子でまだまだスカッとできそうにありません(笑)。
りんの幼馴染・虎太郎はすっかり都会に染まって、なんというか意識高い系になりつつあります。健気な幼馴染だった虎太郎はどこへ行ってしまったの。こりゃ落ち込んだりんにまっすぐ寄り添えるシマケンが一歩リードか。ただ、シマケンはシマケンで新聞社にいいように使われている様子が少し危うく感じて…彼の将来も一筋縄ではいかなさそうで不安です。
直美サイドはというと、新キャラ・吾郎のグイグイくる感じにドラ子はちょっと引いています。目もバッキバキだし。直美に会いたいからって職場にまた来るよ宣言も怖い…。寛太は相変わらず詐欺から足を洗っていないし、男子キャラたちはなかなか手放しで推せる人がいないこの頃です。う〜ん、今のところ、りんには直美以上の、直美にはりん以上の相手はいないかもしれませんね!
憎めないホラ吹き・山本登場。りん、また間違えてしまうのか
さて、管理職を離れていち看護婦に戻ったりんですが、目の前の患者のために全力を尽くすのは、これまでもこれからも同じ。あまり向いていないことを自覚していた管理職を降りて、かえって肩の力が抜けたところもあるのかも。シマケンの励ましや、直美との絆も背中を押してくれました。持ち前の前向きさを取り戻すりん。その一方で、またしても事件の予感…。
そのキーマンが、消化器がん患者の山本さん。しょうもないウソをついてばかりのおじさんですが、その飄々とした明るさは、落ち込んでいたりんの救いにもなりました。ホラ吹きなんだけど、優しくて憎めないおじさんなのです。
そんな山本さん、一度は退院したものの、ほどなく再発し、再入院となります。病院は最善を尽くしますが、みるみる弱っていく山本さんにこれ以上なす術もなく…その姿を見ることが耐えられないのか、やがて奥さんもお見舞いに訪れなくなってしまいました。もってあと一週間ほどの命。本人には告知されていないのですが、山本さん自身もうすうす気づいているのではないでしょうか。
残された力を振り絞って、山本さんがりんに願ったのは「家に帰ること」。葛藤しつつもりんは、その願いを叶えるために密かに彼を連れ出すことを決めるのでした。おおお、それはさすがにやばいのでは!? りんの進退、どうなってしまうの!? というところで次週に続きます!!
次週は「差し出せぬ手」。どうなる山本さん、どうなるりん
いよいよバレたら病院にいられなくなるのでは…というりんの決断。しかし、目の前の人が求める救いに、りんは手を差し出さずにいられないのだ。それは正しいことか、それとも間違っているのか。次週予告映像もずっと悲しい感じで、りんの表情も暗いし、髪ボサボサだし(涙)。覚悟して観ねば、という気持ちです。
「朝ドラウォッチャー」ライター・朝 ドラ子
NHK「連続テレビ小説」(通称・朝ドラ)をこよなく愛するアラフォー。毎日退勤後に録画をじっくり観るのが日課。会議でのアツい朝ドラコメントが「天才的なウォッチャー」と編集長に認められ、この連載を開始。歴代ナンバーワン朝ドラは『スカーレット』(2019年度後期放送)。



