「ゲストファースト」が令和流! みんなの今っぽ結婚パーティ、見せて!
Oggiゴルフ部・川上千晶さん(34歳・メーカー)の実例レポート
「ゴルフ〝コンパ〟で知り合った彼にプロポーズされたのは、昨年3月。結婚式は、海外駐在している彼の同僚たちにも出席してもらいやすい年末年始に… とスケジュールありきで会場を探し、今年の1月4日に挙げました」

「某テーマパークの公式ホテルや、格調高いホテルも見学しましたが、数軒回るうちに『私たちの自己満足より、ゲストが本当に楽しんでくれるパーティにしたい』という軸が定まって。ゲストを飽きさせない各種サービスを提案してくれたゲストハウスで、『ここだね!』とふたりの気持ちが一致しました。
「それからは、前撮りやドレスやブーケ、演出やDIYするアイテムなどについて、毎日通勤中やすきま時間に1~2時間以上、情報収集する日々。振り返るとそれがいちばん大変だったかも。楽しい演出も盛り込みたいけれど、そのためにゲストと話す時間が削られてしまったら本末転倒なので、バランスも考えながら。
演出はウェルカムスペースやお色直し中など、私たちが席を外しているタイミングを中心にまとめ、音楽やクイズなどをちりばめました。誕生日が近いゲストにはプレゼントを、プロフィールブックはシンプルに、引き出物は極力荷物にならないカード式のカタログギフトに。結果的に予算を大幅にオーバーしてしまいましたが(笑)、『楽しかった!』『心配りが行き届いていた』と言ってもらえて、パーティの目的は達成できました!」
出会いのきっかけは共通の趣味ゴルフ!

Wedding Data
2021年 出会い
2022年 交際開始
2024年 3月プロポーズ
5月 結婚
10月 前撮り×2回
2025年 1月 結婚式・パーティ
・・・・・・・・・・・・・
準備期間:10か月
費用:800万円
会場:ララシャンスガーデン東京ベイ
参加人数:80人
今どきの王道の演出を盛り込みながら細部まで行き届いた「盛り上がる」パーティを
【会場選び】〝おもてなし〟が叶い、開放的な空間が決め手に

「最終的に決めたのは、式場相談カウンターで『白い教会』『窓が大きくて開放感のある式場』『海が見えるチャペル』といったふたりのイメージを伝え、紹介してもらった結婚式場。見学してみると、想像していた以上のおもてなし… たとえば、スタッフの方がミュージカルナンバーを歌いながらゲストを誘導して盛り上げてくれるといった、ユニークなサービスも気に入って。結婚式当日は晴天に恵まれて、眺望も抜群でした!」
【前撮り】結婚式当日のペーパーアイテムなどに備えて2回!

「結婚式で配布する席次表兼プロフィールブックや受付で飾るために、また和装でも撮っておきたくて3か月ほど前に撮影。和装は彼が学生時代を過ごした京都で撮影しました。

結婚式とは違うタイプのドレス姿は、交際開始&プロポーズの思い出の地である東京駅近辺で。インスタで見つけた憧れのカメラマンさんが所属するウエディングフォト会社に依頼しました。噴水が上がるタイミングで偶然撮れた一枚がドラマチックで、特にお気に入り」

ゴルフクラブを手にお遊びカットも。
【結婚式・パーティ】ゲストを飽きさせない仕掛けをたくさん用意!

「ゲストが待ち時間を持て余さないように。パターゴルフチャレンジは、1回で決めたら1,000円分のギフトカードを進呈。意外と難しかったみたいです…(苦笑)。

1名に旅行券が当たるお色直しのドレスの色当てクイズも、ここで予想した色のペンライトを引いてもらいました」

前撮りの写真を表紙に。

挙式したチャペルでムービーを上映

「新婦の入場前に、ふたりの軌跡を振り返る〝チャペルムービー〟が流せる会場でした。私はチャペルの外のモニターで見ていて、 ゲストに会う前から、両親と一緒に大泣き(笑)」
ブーケトスはコスメ&お肉トスに

「女性にはフェイラーのハンカチも入れたコスメブーケ。男性には披露宴のお肉のグレードが上がる権利を、ぬいぐるみに託して投げました」
パーティのケーキ入刀は〝クロスバイト〟でサクッと

「歓談の時間を長く取るため、ファーストバイトはお互い同時にして手短に。ケーキはいとこの子供に、コックに扮して運んでもらいました」
料理&ドリンクはグレードアップ!

「結婚式参列経験豊富な方も多いので… とにかくおいしさ優先! 予算オーバーでしたが、『おいしかった!』と好評でした。引き出物のカタログも、おいしいお肉が選べるグレードに」
特技のピアノをウエディングドレス姿で披露! 彼はゲストにサプライズで熱唱

「実は音楽系の大学出身。ウエディングドレスで弾けるのは一生に一回なので、お色直し前に演奏しました。1曲はソロでクラシックを、2曲目は、彼が歌う『家族になろうよ』の伴奏を」
お色直し後の再入場は、さながらライブ会場

「YOASOBIの『アイドル』に合わせて入場。ドレスの色当てクイズで配ったペンライトを振ってもらいました。その後は余興はせず、ゲストとの撮影&おしゃべりタイム。

お色直し後のブーケは、裏表で花の色が異なるフープブーケ。インスタで見つけた方にオーダーしました」
デザートブッフェは移動で気分を変えて

「会場を移動して3度目の写真撮影&歓談タイム。場所が変わるとまた違った話ができるもの。ミュージカル風の演出で移動中も楽しかった!」
親しい仲間とカラオケバーで二次会♪
「夜は友人たち20人ほどと、行きつけの銀座のカラオケバーを貸し切りに。白い服に着替えて、私もはじけました(笑)。店内は大盛り上がり!」
2025年Oggi9月号「結婚って、いいね! 『リング』も『パーティ』も私だけのドラマ」より
構成/旧井菜月、酒井亜希子・渋谷遥夏(スタッフ・オン)
再構成/Oggi.jp編集部
Oggi編集部
「Oggi」は1992年(平成4年)8月、「グローバルキャリアのライフスタイル・ファッション誌」として小学館より創刊。現在は、ファッション・美容からビジネス&ライフスタイルテーマまで、ワーキングウーマンの役に立つあらゆるトピックを扱う。ファッションのテイストはシンプルなアイテムをベースにした、仕事の場にふさわしい知性と品格のあるスタイルが提案が得意。WEBメディアでも、アラサー世代のキャリアアップや仕事での自己実現、おしゃれ、美容、知識、健康、結婚と幅広いテーマを取材し、「今日(=Oggi)」をよりおしゃれに美しく輝くための、リアルで質の高いコンテンツを発信中。
Oggi.jp