Miyuki「人生の主役は自分。楽しいことをしたいからMyMをやっているんです」
Miyukiさん(大島美幸/森三中)とYoshikoさん(よしこ/ガンバレルーヤ)、Mahiruさん(まひる/ガンバレルーヤ)の3人が世界を目指すべく結成した音楽ユニット・MyM(マイムー)。新曲「超NAMAIKI」がリリースされたことでも話題の3人に独占インタビューを敢行。取材メモ付きで臨場感たっぷりにお届けします!
――まずは新曲「超NAMAIKI」の聴きどころを教えてください。
Miyuki:私たち3人が作詞もしたのですが、超NAMAIKIに書かせていただきました。まーちゃん、作詞は何分で書いたんだっけ?
Mahiru:10分です。
Yoshiko:生意気にも。
Mahiru:生意気ですみません。マジ面倒くさくて。
Miyuki:おい、生意気すぎんだろ(笑)。
Yoshiko:生意気なのか、それは!?(笑)。
Mahiru:なんか、マネから〜。
Miyuki:マネージャーね?
Mahiru:運営から、「歌詞まだか?期限はとっくに過ぎてんぞ」と連絡がきて。
Miyuki:1週間も過ぎていたもんね。
Mahiru:すっかり忘れていて、「やっべえ。忘れてた。めんどくせえ」と思って10分でバーっと書いて。
Miyuki:(神妙な面持ちで)もう入ってますね、生意気。
――歌詞にはどんなメッセージを込めたんですか?
Mahiru:「生意気におめかし。MyMお出まし。ファンにおねだり。自由の女神。Voice張らない強いこだわり。Buzzもそれなり。What’sこれ何?」までを10分で書いたら、まさかのサビにされていて。私はMyMのとき、メイクをバッチリ仕上げてもらって初めてアーティストのスイッチが入るんです。生意気におめかしすることで“生意気な自分”になる、MyMとはこういう奴らだとメッセージに込めました。
Miyuki:自己紹介的な歌になっているよね。
Yoshiko:MyMと言えばっていう感じにね! Miyuki:この曲を聴いていただければMyMのすべてがわかります。ファーストシングル「ASOBOZE」は我々のマインドにフォーカスしていて、「こういう気持ちでやっています」というのが伝わる曲。それを経て、今回は自己紹介になっているんですよ。

――「ASOBOZE」を聴くとすごく元気をもらえて、仕事だけじゃなくていいんだなと思えます。
Miyuki:うれしい! そのとおりです。働きすぎだよ、日本人。
Mahiru:ありがとうございます。素晴らしい。
Yoshiko:(拍手しながら)ありがとうございます!働きすぎです。
――初のEP、レコーディングの際の印象に残っているエピソードを教えてください。
Yoshiko:生意気でしたよね〜?
Miyuki:そうだよ。Matt Cabさん、MATZさんのおふたりにプロデュースしていただいたのですが、MATZさんがね(ふたりを見る)。
Yoshiko:はい。
Miyuki:二日酔いで来やがったんです(笑)。
Mahiru:生意気だなあ〜!酒臭えんだよ。
Miyuki:顔真っ赤にしてね。あの様子は朝5時まで飲んでいたと思う。
Yoshiko:そう。さっきまで飲んでいたやつ。
Miyuki:あ、生意気だな。これは成功する!こんな生意気な人がつくった曲ならいけるなと確信しました。
Yoshiko:そこで?(笑)。何事もない感じで座っていて、面白かったですよね(笑)。
Miyuki:そう。酒の匂いがブワーっときた。本人は気づかれてないだろうと思ってしゃべっていたけど、みんな気づいていた(笑)。あの生意気加減は素晴らしかったです。
Yoshiko:完成した曲をMATZさんにアレンジしてもらおうと渡したら、全然違うクラブ調の曲になって戻ってきて…(笑)。重低音が効いていてめっちゃカッコよかったんですよね!それが生意気さに拍車かけてくれた。
Mahiru:あとはBBY NABEさんが一緒につくってくださりました。
Yoshiko:韻の達人。かっこいい。
Mahiru:NY育ちのね。
Mahiru:BBY NABEもスケボーで来やがったんです(笑)。
Yoshiko:生意気だよ、本当に(笑)。
Miyuki:生意気な奴らだけでつくっています。私たちのレコーディングはめっちゃ早く終わったんですよ。本当は仮で歌を入れた後にもう1日本番のレコーディングがあるはずなんですよ。「いや、生意気だから1回目のこれでいいんじゃないか」という話になって終わりました。
Mahiru:不完全なほうが生意気だろうと。
Yoshiko:しかも、まーちゃんはポケットに手を突っ込んで歌ってた。
Mahiru:高速ラップのパートがあるんですけど、そこはNABEとつくりました。NABEとその場で作ったんですね。
Miyuki:NABEって呼んでいるんだ…(笑)。
Mahiru:で、NABEが生意気で韻踏んじゃおうって提案してくれて、ふたりで韻を出し合ったんです。その前にYoshikoがrec(レコーディング)していたんですけど、生意気だからあぐらかいてrecしていて。NABEが「これラップに入れちゃおうよ」と。
Miyuki:歌っているときの態度も声に出るから、座ってやってみよう、ポケットに手を突っ込んでみようと仕草から生意気なことをしてレコーディングに臨みました。
Mahiru:とにかく全て生意気にやった曲です。全員の生意気が詰まっています。
Miyuki:嫌われない程度が本当はいいよね…。嫌われたら終わりだよ。
Yoshiko&Mahiru:(爆笑)
Yoshiko:そこのラインを間違えちゃダメですよね(笑)。
Miyuki:愛される生意気になりたいなと思います。

――パフォーマンスをするときに意識していることは?
Miyuki:今回も「ASOBOZE」を振り付けしてくださったKAITAさんにお願いしたのですが、「Perfumeみたいに踊りましょう」とおっしゃっていました。全然及ばないですが、意識して踊っています。気持ち的にはPerfumeです。
Mahiru:無機質な感じというか、表情もあんまり出さないで真顔にしています。
Yoshiko:振り付けが全部歌詞に紐づいていて面白いんですよ。
Miyuki:一連の流れがいいですよね。だから皆さんにも踊っていただきたい。
Mahiru:子供たちが真似して踊ってくれていて。
Miyuki:(取材時)まだフル動画が出ていないのに、みんなダンスチャレンジしてくれて、すごくかわいいんですよ。上半身だけでも成立するので真似しやすいのかも。
Mahiru:動物とかも生意気に送ってくるんですよ。うさぎとか犬とかが結構生意気に投稿しちゃって。
Yoshiko:かわいい。
――デビュー1周年。振り返るとどんな1年でしたか?
Miyuki:早かったよね。本当に3ヶ月くらいの感覚。
Yoshiko:曲の出るスパンも早いし。
Miyuki:1年で5曲とEP。いろんな経験をさせていただいて。マクドナルドのイベント『The BLUE HAPPY FESTIVAL 2024』とオーディション番組『No No Girls THE FINAL』という大きい舞台でMCやパフォーマンスできました。
Yoshiko:『The BLUE HAPPY FESTIVAL 2024』では、お世話になってるズーライ兄さん(RIIZE)とも共演してね。
Miyuki:接点ねえだろ。どこでだよ。
Yoshiko:練習生時代にズーライ兄さんに「生意気だ」ってみんなで立たされて。(※冗談です)
Miyuki:立たされて…?(笑)。
Yoshiko:生意気だ、Mahiru。お前かわいいなって。いつも飯食わしてもらって。
Mahiru:マック食わしてもらって。
Miyuki:ありがてえね(笑)
Mahiru:周りの方に感謝ですね。
Miyuki:超特急兄さんにもかわいがっていただいてね。
Yoshiko:超特急兄さんはバラエティを教えてくれました。
Miyuki:いろんな方と絡ませていただいて。No No Girlsのときも倖田來未姉さんがしゃべってくださって。
Yoshiko:写真も撮らせてもらって。倖田來未姉さんもお姉さんって感じで素敵でしたよね。倖田來未さん、MyM、(sic)boyさんというすごい方々に挟まれてパフォーマンスしましたよね?
Mahiru:我々の持ち時間は2分だったので一瞬でしたけど、「ASOBOZE」を披露させてもらいました。
Miyuki:本当にいい経験をさせていただきました。
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