7万人が熱狂!デビュー5周年で掴んだ“奇跡的な景色”
4月19日・20日にSnow Manのデビュー5周年を記念して国立競技場で行われた初のスタジアムライブ「Snow Man 1st Stadium Live Snow World」。国立競技場での2公演に6月7日・8日の日産スタジアム2公演を合わせると28.4万人を動員することでも大きな話題に。公演ではムービングステージ・リフター・トロッコを使用したパフォーマンスや、高さ20mまで上がる220トンの水と全3500発の炎が上がる大迫力の演出、公演のラストには3000発の花火が打ち上げられ、Snow Manのデビュー5周年を彩りました。19日の公演を終えた直後の記者会見の様子を詳細にレポートします。
――(リポーター陣)初日公演を終えていかがですか?
深澤辰哉さん(以下、敬称略):(自分に指を差しながら)私ですか?メンバーとも話していましたが本当に自分たちが国立競技場でライブをできるなんて思っていなかったですし、5周年と言うタイミングで立てたこともすごくうれしかったです。すごい素敵な景色が目の前に広がっていて感無量です。
――どんな景色でした?
向井康二さん(以下、敬称略):(まんざらでもない表情で)大喜利ですかあ?
メンバー(一斉に):(向井さんに向かって)どんな景色?
向井:どんな景色? そうですね。お腹空いたときに食べたラーメンの汁を飲み干して、ラーメンの器の底に「ありがとうございました」って書いてあるやん?その…
目黒蓮さん(以下、敬称略):長いな!
メンバー(一斉に):長いよー!
向井:最近はバラエティがわからない…!
――ラウールさんは奇跡だとおっしゃっていましたね。
ラウールさん(以下、敬称略):いや、本当に奇跡だと思います。なんか自分たちがこの会社に入ってSnow Manになれて、ファンの人や関係者の皆さんに出会えたことすべての運命が今日につながっていると思うので。そう言う意味ですごく奇跡的な景色だなと思います。
――それが涙につながったんですかね?
ラウール:確かに。本当にちょっとうるっときちゃいましたね。
――グッときた瞬間というのはどんなときでしたか?
佐久間大介さん(以下、敬称略):最後のところで、ゴンドラに乗って上のほうから会場のお客さんをバーっと見たんですけど、この景色はこの夢にまで見た景色だと思って。そこで感極まって号泣しちゃいましたね。泣きながら歌いました。それだけの人が来てくれたのがうれしかったです。
――目黒さんもグッときてましたね。
目黒:そうですね、はい。
メンバーたち:(目黒さんの真似をして)「はい」(笑)
目黒:改めてファンの皆さんを生で見たときに本当に当たり前じゃないこの今の状況にただただ感謝しましたし、ちょっとでもこの時間が続けばいいのになと思いながらライブしてましたね。

――7万人ってどんなふうに見えるんですか?
深澤:(リポーターに向かって)どう思います?(笑)
向井:まあ人が7万人いる…
メンバー:爆笑
――ペンライトをみなさんのメンバーカラーに変えてくれたりね。
佐久間:すごいきれいでしたね。ペンライトの海で泳ぎたかったです。
――今回の演出のこだわりは?
岩本照さん(以下、敬称略):これはもうラウールが。
ラウール:今回は、嵐の松本潤くんが監修に入ってくださって。国立競技場というキャパで自分たちは初めてのライブでしたが、やっぱり嵐さんは何回も立たれていて。その演出を松本くんがいつもやられいるので、今回アドバイスをぜひお願いしたいですとお話ししたら、すごく勉強になりましたね。国立での見せ方とドームクラスの見せ方っていうのも全然違くて。それが非常に勉強になった準備期間でした。
――皆さんからお願いしたんですか?具体的にどんなアドバイスをもらいましたか?
ラウール:そうです。快く引き受けてくださって。具体的にはなんだろう。本当にいっぱいありすぎてどれを抜粋したらいいか…。
向井:最近言われたのは、「立ち位置にはギリギリまで待って着く」っていう。
メンバー:大爆笑
向井:僕は早く着いちゃうんで、「ギリギリまで我慢して次の位置に着く」っていうのを。
渡辺翔太さん(以下、敬称略):でも本当に、あの各会場を熟知しているんだなと思ったのが、やっぱり最後まで本当にアドバイスをくださって。たとえば、僕だったら、「渡辺のいつもの煽りのトーンだとドームではいいけど、国立だとちょっと聞こえにくいかもしれない。声のトーンを一個下げてしゃべってみたら?」と声色一個まで監修していただいて。だから本当にいろんな会場を熟知している偉大な先輩だなというふうに感じることができましたし、勉強になりました。
――今日もいらっしゃったんですか?
ラウール:そうですね。昨日もリハーサル一緒で、松本くんと僕たちのグループLINEがあるんですけど、そこに2階席からのステージが全部見える写真が送られてきていて。すごい思い出写真を送ってくれたんだ〜!って思って、「思い出ありがとうございます」って送ったら、「いや、客席からどう見えるか勉強しとけ」って(笑)
メンバー:大爆笑
佐久間:6枚くらい送られてきたんだよね(笑)
ラウール:なんかエモいなあ!みたいな(笑)。松本くんもちょっとエモい感情になってくれてるのかなあって…。
佐久間:そうだよね、わかるわかる(笑)
向井:文章がないからねえ(笑)
渡辺:思い出のノリのラリーをしていたらすごい怒られたんです。
メンバー:爆笑
ラウール:叱咤激励をいただきありがとうございます!
――コンサートのときに一番上の席まで行って確認される方ですもんね。
佐久間:そうですね。本当にそれをしてくださって、ありがたいです。カメラ割りとかも「ここでお前狙われるから絶対合わせてこい」とかちゃんともうあれだけあるカメラ割りをすべて覚えておられるのが偉大すぎる存在だなと思いました。
阿部亮平さん(以下、敬称略):“あとはー”そもそも…。
メンバー:(一斉に)あとはー?
ラウール:マドラーと同じイントネーションになっちゃってるから!
阿部:(マドラーのイントネーションのまま)あとはー、潤くんが監修をするにあたり、Snow Manの曲をすべて聴きこんでくれて、その中から「盛り上げるパートはこういう曲どう?」みたいに、アイディアをくださったので。本当にたくさんの愛を受け取ることができました。
深澤:本番前はもうかっこよくおられて。楽屋で話したあとに(クールに去りながら)「じゃあ頑張って」って。かっけー!って。
向井:あれはかっこよかったね!あと今日帽子を2種類持ってこられてます。
ラウール:やめろよ。
向井:ゲネのときはハットだったんですよ。結構おしゃれなやつで。
渡辺:あーハットだったね。
向井:本番はちょっとバレるのが怖かったんでしょうね、キャップになってました。
ラウール:やめろよ!
佐久間:潤くんの話ばっかじゃないですか!(大声で)Snow Manの話聞いてくださいよ!
渡辺:僕たちの見出しより「松潤」とかなったら本当に…本当にどうしよう!?
――松本くんからの感想は?
メンバー全員:まだ聞けていないですね!
ラウール:今、裏で待ってくださっているので。
――宮舘さんのライブでの“間”は演出ですか?
宮舘涼太さん(以下、敬称略):そうなんですよ。あの、今(会見が始まってから)初めてじゃべるんですけど。
メンバー:爆笑
宮舘:あの“間”の取り方は、演出ではなくて。僕の“間”なので、僕が監修しました!
――マーチングバンドの演出は?
佐久間:メンバーのやりたいという意見を伝えて、じゃあどういう曲が合うかなど松本くんが一緒に参加してくれて探しましたね。スタジアムといったらこういうことしたいみたいな夢が詰まっていたので実現できてよかったです。
――皆さんにとって、いつもと違うことって何かありましたか?
ラウール:外!
佐久間:風が気持ちよかったですね。MC中にも言ったんですけど、風がブワーッと吹いてきたときに、あぁ外なんだ!って改めて実感しました。
渡辺:セットリストの決め方も日没の時間帯を計算して、夕暮れっぽかったらこういう曲をやりたいなあと時間を見たことですね。これはラウールとふっかさんがかなり率先して二人が前に出てくれて意見をまとめてくれたりとかめちゃくちゃやってくれていました。
深澤:シンプルに今日僕たちも初めて見たのが一番最後の花火。リハーサルとかではもちろんやらなくて、いざ本番のあのタイミングで皆さんと一緒に花火を見たんです。うわーきれいだなって思ってパッと横を見たら阿部ちゃんが大号泣していて(笑)
阿部:花火がきれいなだけじゃなくてSnow Manのメンバーカラー順に並んでいたんですよ。それがきれいすぎて……ちょっとうるっときちゃいました。
――衣装もかっこいいですよね。衣装のプロデュースはラウールさんですよね。
ラウール:そうですね。もうまさに松本さんにアドバイスをいただいて。外だし、客席からのみんなの見え方が小さいからとにかく目立ってくれと。青空の中で引き立つ色にしてくれと強く言ってくださったので。
佐久間:この衣装も昨日のリハーサルとはバージョン変えて。
ラウール:昨日やってみて、ちょっと薄く見えたので濃いピンクにしたんです。
佐久間:衣装さんがすごい頑張ってくれてありがたいです!
向井:スタッフさんほんま頑張ってくれてます!

――明日はライブビューイングもありますよね。それでも入られないくらいのファンの方がいらっしゃると。映画館だけでどれくらいの動員数かご存知ですか?
メンバー:25万人!
深澤:いや、すごいことですよね。僕たちの熱量や気持ちっていうのはちゃんと伝えたいなというふうに思います。
佐久間:画面を超えてね。伝えたいね!
――デビュー5周年ですが、デビュー当時を思い返して国立にたった今の気持ちは?
阿部:想像できなかったね。
佐久間:こういう会見とかもデビュー発表以来だもんね。
渡辺:2019年の8月8日。
ラウール:やっとコロナも明けて。
佐久間:それ以来か。あっという間の感じもありましたけど、やっぱり濃密だったなと思いますね。この5年間は。いろんなことを乗り越えてここで自分たちのライブとして国立に立てたということが本当にうれしいです。
――Snow Manがここまで来られた1番の理由ってなんだと思いますか?
岩本:1番の理由は応援してくださる方たち、サポートしてくれている方たちです。この九人だったからというのも一番大きい理由かなというふうに僕は思います。
ラウール:あとは仲がいい。本当にラッキーなことにビジネスパートナーというよりはお友達がたまたま一緒にお仕事する仲、というくらい居心地がいい。
佐久間:たまたま馬の合うやつが多い。
――喧嘩をすることは?
渡辺:はい!
ラウール:それはもうたくさんあります。基本的にベースが非常に仲が良くって。
佐久間:お互いにいいもんをつくろうというアイディアを出しているので、否定がないんですよ。それをよくしよう、ここにプラスしようという話ができるので。すべてをプラスにできるのがSnow Manの強みだと思いますね。
――5年で変わったことは?
深澤:かっこよくなった。
メンバー:笑
向井:まあ確かに、確かに。
深澤:5年前に会見をやらせてもらったときよりはカッコよくはなってるんじゃないですかね?
渡辺:ビジュアルがいい。
佐久間:あとは向井が東京に染まったことですね。あのときは関西から出たてだったので今はガッツリね?
向井:いやガッツリだね。
佐久間:ずっと東京に住んでる僕よりも東京のお店に詳しいんですよ!
向井:グルメやから。
佐久間:すごいんだよ!
向井:染まりましょうよ。だって僕Snow Manだもん! 関西は愛してる。
ラウール:あとダテさんがめっちゃふざけるようになった(笑)
渡辺:確かに!
ラウール:今おふざけで生計立ててますから(笑)
宮舘:ふざけたくてしょうがないいですもん!
――国立の夢も叶った今、次の夢は?
向井:ここがゴールちゃうからね。
佐久間:ここからスタートみたいなもんだからね。
ラウール:それは明日考えてもいいですか?(笑)
佐久間:まずは今回のスタジアム公演を全力で怪我なく突っ走れたらいいなと思います。
――今日はいい夢見られそうでしょうか?
佐久間;このあとの反省会次第です(笑)。毎回反省会をしているので。
ラウール:反省会はもちろん毎回あるので。
――こんなに皆さん成功しているのに!?
向井:記者会見のダメ出しがあります(笑)
阿部:明日も公演ありますから。
――最後にファンの皆さんにメッセージをお願いできますか?
岩本:本当に皆さんのおかげでSnow Man初めての国立競技場のステージに立たせてもらいました。明日はライブビューイングもあり、まだまだ皆さんと共にみたい景色がいっぱいありますので今後もSnow Manの応援よろしくお願いします!
【マニアックすぎる取材メモ】
・フォトセッション前、あまりに多くのカメラに驚く9人。その後に控えているインタビューのために待機している記者に向かって、「フラッシュの点滅にご注意ください!」と声をかけるラウールさん。
・立ち位置を調整している際に「(なかなか立ち位置に立てず)すみません、普段はバミリ(立ち位置を記すマーク)でやらせていただいているので」と冗談めかして笑顔で話し、上手に間を繋いでいらした渡辺さん。
・フォトセッション時、目線を後列(脚立で立っていて高さあり)のカメラに送る際、みなさんが「上?」と言い見上げ、「上を見過ぎですー!」とまさかのツッコミが入るひと幕も。
・話す人のほうに体ごと向けてニコニコ聞き入る阿部さん。「(デビュー当時は)国立に立てるとは想像できなかったねー」としみじみ&うれしそうに話していました。
・口数は少ないものの、メンバーが話す言葉を聞いて大きく頷いてリアクション豊かな宮舘さん。
・基本は見守り体制だけど、ここぞというときにスッと話し出して的確なコメントで締める岩本さん。衣装の話になると「ここはラウールが」などリーダーらしく先導する姿が。
・宮舘さんの“間”について、「自分で監修しました」と爽やかに言い切る姿を見て、天を仰ぎ「ハハハハハ!」と大爆笑する佐久間さん。「自分プロデュース…(笑)」とざわつく他のメンバー。
・昨日よりも衣装の色が濃くなったという話をした際、メンバーみんなが「ありがとうございます!」と大きい声&お辞儀で感謝する姿が印象的でした。
・胸を張って堂々とした姿で「ふざけたくてしょうがないですもん!」と話す宮舘さん。
・「デビュー5周年ですが…」と周年の話になると即座に「ありがとうございます!!」とお礼を言う佐久間さん。
・デビュー発表会見の日をしっかり覚えていて、「2019年8月8日」とキリッとした表情で即答する渡辺さん。
・グループについて「仲が良い」と言うラウールさんに向かって「それを言うなよ」とクールな向井さん。「向井は東京に染まった」と言われてすぐ、パンツの前ポケットに両手を突っ込み、かっこつける姿も披露。
・この先に控えた日産スタジアム公演の話が出ると、声を揃えて「楽しみでしょうがない」と話す9人。
・「ファンの皆さんへひとこと」とコメントを求められると、全員がより真剣な眼差しになり、岩本さんの発言を頷きながら聞いておられるのが印象的でした。
・会見中は誰かが話しだすとみんなで合いの手を入れたり、大爆笑したりととにかく仲の良さが伺えました。
・会見終了後に捌ける際、記者ひとりひとりと目を合わせて何度もお辞儀をしていた目黒さん。記者を見渡しながら「見出しどうなってるかな!」(佐久間さん)、「見出しが気になるなあ!」(渡辺さん)と最後まで笑いを忘れない二人の姿も。