冬の肌不調、「これさえあれば」心強い
怒濤の師走を駆け抜ける疲労感は、当然、肌にも響くもの。赤み、乾燥、ひりつき…「あれ?」と感じたら、それはもう敏感肌のサイン。「なんとかしなきゃ」と焦る気持ちはぐっと抑えて、シンプルかつ丁寧なスキンケアに切り替えて。
教えてくれたのはこのおふたり!
▲トータルビューティアドバイザー・水井真理子さん
肌を見るだけで使っているスキンケアや生活習慣まで見抜く肌のエキスパート。的確なアドバイスで悩みから救われる人が続出。
▲ウォブクリニック中目黒・総院長 髙瀬聡子先生
肌から頭皮まで、幅広いエイジングケア治療に定評のある『ウォブクリニック中目黒』総院長。明快かつシンプルな美容メソッドも人気。
今、敏感肌の人が増えてるって本当?
敏感肌とはバリア機能が低下し、紫外線や化粧品…あらゆるものからの刺激を受けやすくなっている状態。病気ではないけれど、放置するとさらなる肌荒れやエイジングの火種にもなりうるうえに、そのトリガーが生活の至るところに潜んでいるのも特徴です。
今や季節問わず警戒が必要です
肌にも心にも負荷がかかったコロナ渦中のストレスを機に、敏感肌を自覚した人も多いよう。〝ある日突然〟があるからこそ、対処法を身につけて。
【診断】あなたは敏感肌?
まずはこちらをチェック!
こちらも併せてチェックしてみて!
あなたの敏感肌レベルは?
程度を自覚しておくと、スキンケア選びの指針に。特に重度の方は皮膚科に相談の上、自己流ケアの見直しを図って。
【原因】肌のバリア機能低下につながる要因はこんなものも!
洗いすぎ&保湿不足
角質層にダメージを与える行為は敏感肌に直結。洗浄力の強いものでごしごし洗ったり、特に美容好きの方は角質ケアのしすぎにも注意。乾燥肌=敏感肌の一歩手前とも心得て。
肌に合わないスキンケア
SNSなどで高評価なものが自分に合うとは限りません。肌がひりついたり、赤みが出たり…少しでも違和感があるものは無理に使い続けないというのが鉄則。そのときは、次ページからご紹介するような〝落ち着かせるケア〟にいったんシフトして。
生理周期
生理前に現れる吹き出物や乾燥なども敏感肌の一種です。体と一緒で肌も無理は禁物。攻めのスキンケアはお休みするのがベター。
ストレス
紫外線や花粉といった外的ストレスはもちろん、心理的ストレスも肌のバリア機能を低下させる立派な要因。忙しい日々の中でも、自分にフォーカスした時間を大切に。
生活習慣の乱れ
食生活の改善は言わずもがな、多忙な読者に特に気をつけてほしいのが〝睡眠不足〟。水分保持能などが鈍ると同時にバリア機能が落ち、負のループに陥りかねません。
【改善】適切なスキンケアで敏感肌の克服は可能!
最善策は、シンプルなスキンケアでバリア機能を強化し、肌を地道に軌道修正していくこと。洗うもの、潤すもの…肌に触れるものすべてに優しさを。
地味に思えるけれど、低刺激ケアは美肌の原点。肌が安定しているときにも当然使えるアイテムゆえに、常備しておいて損はないはず。
気軽にできる肌診断も活用してみて!
たとえ赤みが出ていても気づかない〝無自覚敏感肌〟も実は多いんです。客観的視点で肌を知ることも大切! 各サービスのHPをチェックしてみて。
資生堂「肌パシャ」
スマホで肌の写真を撮影するだけで、本格的な肌分析をしてくれるサービス。美肌の三原則とも言える潤い、ハリ、透明感を数値化するほか、シワやシミの状態も知ることができお手入れのモチベーションに。
ディセンシア「オンラインカウンセリング」
敏感肌を熟知したディセンシア専属ビューティーカウンセラーに、ビデオ通話で肌悩みを相談できる無料サービス。(事前予約制)言葉を交わしながら詳細に症状を伝え、的確なアドバイスを受け取れるのがうれしい。
2025年Oggi1月号「冬の肌不調、『これさえあれば』心強い!」より
撮影/金野圭介 イラスト/moeko 構成/野澤早織
再構成/Oggi.jp編集部
TOP画像/(c)AdobeStock