塩野瑛久が“アメカジスタイル”を着たら…
さまざまな役を演じ分けることから、“カメレオン俳優”とも呼ばれる、塩野瑛久さんの連載。 毎回テーマを設けて魅せるファッションはもちろん、Oggiの読者世代でもある塩野さんが等身大に語るインタビューにもご注目ください!
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【Theme#10アメカジスタイル】
――今回はアメカジスタイルに挑戦していただきました。チェックシャツはかなり新鮮な感じがしましたが、いかがでしたか?
今回用意していただいた赤のチェックシャツ×白Tシャツ×デニムのコーディネートは王道なアメカジスタイルですが、そこにチェックシャツと共布のマフラーを合わせることで、ベーシックな中に外しがある感じがすごくかわいかったです。普段の僕は、チェック柄をなかなか選ばないので新鮮でしたし、赤のベースにポイントで黄色が入っているのも素敵でした。
――以前はパープル系のチェックシャツがほしいと言っていましたが、手に入れられましたか?
まだ買ってないです(笑)。チェックシャツがほしいという情熱はまだあるのですが、気づいたら秋も終わりかけていて今年はもう諦める感じに…。もし買えたとしても、多分着ずに秋が終わってしまいそうです(笑)。
――“アメカジが似合う人”というとどんな人を思い浮かべますか?
やっぱりアメカジスタイルといえば、木村拓哉さんのイメージが強く、木村さんのように渋く着こなせるようになりたいです。
――アメカジスタイルを実際に私服に取り入れるとしたら、どんなコーディネートで着たいですか?
まずはベーシックな着こなしをすると思います。今日のスタイリングにもリンクしますが、白Tシャツ×デニム×チェックシャツの王道な組み合わせがしたいです。ベーシックな中でも、ヴィンテージ風のものをセレクトしたり、明るい色よりはちょっとくすんだ色を選んだり、細部にこだわって僕好みのスタイルに仕上げたいなと。そのコーディネートで出かけたい場所ですか?本当はバイクに乗りたいところですが、16歳で免許を取ったはいいもののペーパードライバー状態なんです。でも、願望としてはバイクで出かけたい!
――秋も終盤ですが、今気になるアイテムがあれば教えてください
アースカラー好きな僕ですが、今気になっているのはベージュ。ワードローブにも、パンツが1本あるくらいで、いいなと思うことはあっても意外と手を出せなくて…。これから冬に向けて、今持っているものにうまく組み合わせられるベージュ系のアイテムを揃えたいです。
――塩野さんがスタイリングを考える上で一番大事にしていることは何ですか?
“なるべくシンプルに、ごちゃごちゃしないこと”を意識しています。まず、色は3色までにおさえる。装飾や切り替えがあまり入ってないデザインのほうが好きなんですが、その一方で、おとなしすぎたかもとも思っていて、最近は柄や色が入ったアイテムに挑戦したい気持ちもわいてきています。
――大事な予定がある前日、気をつけていることがあれば教えてください。
何かあるかな、大事な用事…(笑)。でも意外と言われるのですが、“とっておきのケア”はしていないです。大事な撮影や役柄に合わせてクランクインまでにこうなっていたいというイメージがあるときって、かなり前から準備を始めるので、直前に何かすることは正直あまりないんです。
――こだわりがしっかりあり、服を大事にされている印象のある塩野さんですが、お気に入りの服を長持ちさせるコツは?
現場についたらすぐ衣装に着替えてしまうのでラフなスタイルが多く、仕事でお呼ばれした際しかおしゃれをする機会があまりないんです。服のもちがいいのもそれが理由かもしれません。きっと多くの方は、買った服をすぐ着たいと思っていらっしゃいますよね? 僕は「仕事場だとすぐ着替えるし…」が発動し、買った服をなかなか着る機会がなくて、半年とか平気で寝かせちゃうタイプです(笑)。
――今ほしいインテリアアイテムは?
しばらくちゃんとしたサイズのカーテンが買えていないんです…。カーテンがずっと半分しかない(苦笑)。だから、夏はちょっと暑かったです。早急に買わなきゃと思いつつ、コスパ面と照らし合わせながら、絶賛検討中です! ちなみに今、ソファもありません。くつろぐときはちょっと大きめの座椅子に座っていますが、特段不便さを感じておらず「座椅子があるからいいか! いや、でもソファは必要だよな」と考えているうちに結局タイミングを逃しています。
――今後、模様替えをするとしたら、どんなテイストにしたいですか?
ベーシックな茶、白、黒じゃない家具がいいなと思っていて、今はグレージュ系のアイテムにポイントで黒を差しています。最近、インテリアショップでも少しずつグレージュのアイテムが増えてきて、次はテーブルを狙っているところ。でも、今のテーブルも結構気に入っているから、今はまだ変える予定はありません。でも何か変化をつけるとしたら、観葉植物がないので緑に溢れた部屋にするのもいいかもなぁ…。
シャツ¥52,800・ストール¥17,600・ネックレス¥9,900(ブルーナボイン代官山店〈ブルーナボイン〉) パンツ¥217,800(ベルベルジン〈ベルベルジン〉) 靴¥96,800(パラブーツ 青山店〈パラブーツ〉) ブレスレット¥17,600(ネペンテス〈ニードルズ〉) サングラス¥48,400(アイヴァン 東京ギャラリー〈アイヴァン〉) Tシャツ/スタイリスト私物
【お問い合わせ先】
パラブーツ 青山店 TEL:03-5766-6688
ブルーナボイン代官山店 TEL:03-5728-3766
ベルベルジン TEL:03-3401-4666
ネペンテス TEL:03-3400-7227
アイヴァン 東京ギャラリー TEL:03-3409-1972
撮影/谷口 巧(PygmyCompany/スチール)、白木 努(PEACE MONKEY/ムービー) スタイリスト/久保コウヘイ ヘア&メイク/時田ユースケ 構成/佐々木怜菜、岡野亜紀子
【撮影現場ビハインド♡ 〝しおらしい〟取材メモ】
・「いつまでも撮り続けたくなっちゃう!」とカメラマンからラブコールを受けるほど、スタイリングの理解力、ポージングのバリエーションが多い塩野さん。ポーズが変わるたびに「それもいい!」「このパターンもあったかー!」「写真のセレクトが大変になっちゃうからもうやめてください(笑)。いや、やめないでください!」と撮影現場は大盛り上がり。今回はマフラーに顔を埋めたカットに拍手がわきあがるほど大熱狂の撮影チームでした。そんなスタッフたちを見て、のんびりニコニコ笑顔の塩野さん。そのギャップがまた魅力ですよね。
・撮影の合間に大河ドラマやドラマ『無能の鷹』を観た話をするとうれしそうに「本当ですか? うれしいです。ドラマもとても好評でありがたい限りです」と満面の笑みをのぞかせる塩野さん。スタッフの雑談にも積極的に加わってくださる(塩野さんからの情報で学ぶこと多々!)など、コミュニケーション力の高さにも脱帽です!
俳優 塩野瑛久
しおの・あきひさ/1995年1月3日生まれ。東京都出身。どんな難役も演じ分けることから“カメレオン俳優”と呼ばれる実力派俳優で、話題作に多数出演。2024年大河ドラマ『光る君へ』で一条天皇を熱演。ドラマ『無能の鷹』、『天狗の台所 Season2』、映画『チャチャ』、映画『八犬伝』、連続ドラマW『ゴールデンカムイ ―北海道刺青囚人争奪編―』が放送・公開中。ファッション好きとしても知られ、センスのよさから数々のファッションイベントに呼ばれる今、まさに旬の人。2024年1月より、Oggi.jpでファッション連載をスタート!公式Instagram @akihisa_shiono_official