レトルトの「グリーンカレー」5種類食べ比べてみた!
辛いもの好きにはたまらない「グリーンカレー」! 温めるだけで食べられるレトルトのグリーンカレーは、おうちでアジアン気分を楽しめるので便利ですよね。
いろいろなメーカーから、多彩なグリーンカレーが発売されていますが、それぞれのお味に違いはあるのでしょうか?
今回はグリーンカレー好きを自称するOggi.jpライターが、比較的手に入りやすいお店のグリーンカレーをセレクト。無印良品のグリーンカレーや、カルディや成城石井で買えるカレー、セブンプレミアムのグリーンカレー、そして気になる糖質オフのカレーまで、5種類を食べ比べてみました。
どのくらい辛いの? どれが一番おいしいの? 1食あたりのカロリーも気になる! さっそくお味をレビューします。
1:無印良品の定番商品!「素材を生かしたカレー グリーン」
まずはおなじみ、無印良品で購入できるグリーンカレー! やみつきになるお味と評判で、グリーンカレー好き&無印良品好きの筆者も、常に棚にストックしてあるくらい好きなカレーです。
無印良品の「素材を生かしたカレー」シリーズは、辛くないマイルドなカレーや欧風カレー、本格的なタイカレーまで、種類豊富に販売されています。みなさんも一度は手に取ったことがあるのではないでしょうか。その中でも、「素材を生かしたカレー グリーン」の辛さは、シリーズ最高の5辛です。
カレーはお鍋で5~7分湯煎するか、耐熱容器に移し替えてラップをかけ、電子レンジ500Wで2分温める必要があります。袋のまま電子レンジはNGなので要注意。
ごろっとした蒸し鶏肉と、たけのこなどが入ったグリーンカレーです。タイカレーでおなじみのハーブ「こぶみかんの葉」も入っています。カレーの色は5種類の中で一番濃い色でした。
今回食べ比べた5種類のカレーの中で、唯一「ふくろたけ」というタイではメジャーなきのこが入っているのも特徴のひとつ。食感はマッシュルームに近いかもしれません。
たけのこのシャキシャキとした食感や、ふくろたけのぷるぷるとした食感、やわらかい鶏肉など、食感がとてもたのしいひと皿です。
辛さは、さすが“無印の5辛”、しっかりと辛めです。ハーブの香りやココナッツミルクのコクなどが感じられる一方で、アジアン料理独特のクセはあまりなく、日本人好みに仕上げられているなと感じました。
しっかりグリーンカレーの風味や辛みを楽しみたい、だけどクセがないほうが好き、そんな人におすすめしたいグリーンカレーです。
2:カルディで買える!スータイ「タイグリーンカレーチキン」
続いて「カルディ」で購入できる、スータイ「タイグリーンカレーチキン」をチェック。スータイ(Soot Thai)はグリーンカレー以外にもさまざまなタイ食材を扱っているブランドで、本格的なお味に定評があります。
スータイ「タイグリーンカレーチキン」は1食あたり200gと、5種類の中では最も量が多いにもかかわらず、142kcalとカロリー控えめなのがうれしいポイント。
お鍋で3~5分湯煎するか、耐熱容器に移して電子レンジ500Wで約2分加熱していただきます。こちらも袋ごと電子レンジで加熱するのはNGです。
かなりサラッとしたカレーです。具材は鶏肉がやわらかくて食べごたえがありました。1食あたりのグラム数が多いのも、ごろごろと鶏肉が入っていたからなのかもしれません。
新鮮な緑唐辛子、ハーブ、ココナッツミルクをベースにチキン、スズメナスを加えて仕上げたグリーンカレー。味わいはかなり本格的で、シャープな辛さがあり、今回食べ比べた5種類の中では一番辛く感じました。
ハーブの香りのしっかり効いているので、これぞ本格的な味わい! という感じ。汗をたっぷりかきながらいただきました! 本格的な辛さと味わいを求める方は、ぜひチェックしてみて。
3:成城石井などスーパーで買える!ヤマモリ「タイカレー グリーン」
続いて、成城石井をはじめ、さまざまなスーパーなどで販売されている、ヤマモリ「タイカレー グリーン」。
ヤマモリとタイカレーの歴史は長く、まだタイカレーがメジャーでなかったころの2000年に、現地製造した「タイカレー」の開発と日本への輸入を開始。2024年でタイカレー発売25年目を迎えています。現在は「タイカレー グリーン」をはじめ、全27種類のタイフードを販売、レトルトのタイカレーだけで9種類に及ぶそう。
筆者がチェックした感じだと、成城石井のほか、イオン系列のスーパーや、セブンアンドアイ系列のスーパーなど、色々なお店で販売されていました。買いやすいのはうれしいですね。
温め方は簡単で、中袋を取り出したら電子レンジ500Wで1分30秒加熱するだけ。移し替えたりお鍋を使ったりしないのはサッと食べられていいですね。もちろん湯煎(3~5分)でもOKです。
とにかく具材が多い! というのが第一印象。おそらく今回食べた5種類の中で、一番具材が入っていたと思います。
ごろごろ入っている具材のうち、緑唐辛子やこぶみかんの葉、マクワブロというタイのナスなどタイの野菜やハーブは、タイ指定農場で育てられた食材を使用しているというこだわりも。なかなかお目にかかれない珍しい食材が楽しめるのも、本格派のグリーンカレーの特徴かもしれません。
味はたしかにしっかり本格的ではあるものの、ココナッツミルクがしっかり効いていて甘みがあるのも特徴です。辛みと甘みのバランスがよく、とても食べやすい辛さに仕上げられていました。
前述の2商品と比べると辛さは控えめですが、しっかりとしたハーブの香りや本格的な味を楽しみたい! という人にはぜひおすすめしたいひと品です。
4:食べやすい!セブンプレミアム「さわやかなハーブの香り グリーンカレー」
セブン&アイ・ホールディングスのプライベートブランド「セブンプレミアム」のグリーンカレーです。筆者は今回唯一初めて食べる商品でした。
1食あたりの価格がほかと比べるとお安く、さすがプライベートブランド。セブンプレミアムでは、グリーンカレーのほか、「バターチキンカレー」や「キーマカレー」なども販売しています。
箱からパウチを取り出して、電子レンジ500Wで1分20秒加熱するだけで食べられます。湯煎(3~5分)でも作れます。
気になるのはその具材。パッケージにも描かれているように、ごろごろとナスが入っているのが特徴的でした。ほかのブランドのグリーンカレーは、タイ独自のナス(スズメナスやマクワブロなど)を使っていましたが、ここでは日本でもおなじみの紫のナスが使われています。
ごろっとした鶏肉や、刻んだ赤ピーマンなどが入っていて、彩りもきれいです。
味わいは辛さは控えめ。ココナッツミルクの甘みとコクでまろやかに仕上げられています。ナンプラーはしっかりと効いていますが、日本人でもとても食べやすいお味だと感じました。
辛いものがそこまで得意ではない人でも、比較的食べやすい辛さだと思います。味も食べやすく、お値段がお手頃な上、セブンアンドアイ系列のお店なら置いてあることが多いので、気軽に試しやすいのもポイントです。
5:糖質が気になる人に!からだシフト「糖質コントロール グリーンカレー」
グリーンカレーは食べたいけれど糖質が気になる…。なんて人におすすめしたいのが、からだシフト「糖質コントロール グリーンカレー」です。
からだシフトの「糖質コントロール」シリーズは、1日あたりの糖質量を、合計130g以内に抑えることを目標に商品開発された商品。グリーンカレーのほか、スープや丼ぶり、ピザやお好み焼きまで! さまざまな商品が販売されています。
「糖質コントロール グリーンカレー」の糖質はなんと3.3g! カロリーも100kcal以下と、からだにとってもうれしい商品です。
今回、筆者はセブンアンドアイ系列のお店で購入しましたが、売っていないお店もあるので要注意。確実に購入するなら、オンラインショップなどをおすすめします。
温めはとっても簡単で、袋のまま、電子レンジ中央に立て、500Wで1分20秒加熱するだけ。湯煎(5分ほど)でもOKです。
あっさりとしたスープに、鶏肉とたけのこが入っているグリーンカレー。糖質やカロリーを気にしながらも、お肉がしっかり食べられるのはうれしいですよね。
スパイスの辛みやハーブの風味も感じられるものの、ココナッツミルクの甘みが勝ります。マイルドで食べやすいので、辛さがそこまで得意ではない人にはこちらもおすすめ。
量が140gとほかより控えめですが、お肉のしっかりとした食べごたえやカレーのコクで満足感は◎。身体がよろこぶグリーンカレーでした。
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グリーンカレーとひと言で言っても、そのお味は多種多様。「結局どれが一番おいしいの?」という問いには、それぞれのお味や商品コンセプトの方向性が異なるので、一概には何とも言えない! と答えたいです。
辛くて日本人好みの味&きのこが好きなら「無印良品」、辛くて本格的な味わい&チキンが好きなら「スータイ」、マイルドながら本格的な味わい&具材をしっかり食べたいなら「ヤマモリ」、辛さ控えめのカレーを気軽に試してみたいなら「セブンプレミアム」、そして糖質コントロールもおいしさも両立させたいなら「からだシフト」といったところでしょうか。
もちろん今回の味の好みや辛さの評価は、筆者の主観です。みなさんもぜひ、身近なグリーンカレーを食べ比べてみて、お気に入りのお味を見つけてくださいね。
※価格は実際の購入価格です。販売店舗により異なる場合があります。
※店舗により取り扱い商品が異なります。販売状況はお近くの店舗にご確認ください。