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LIFESTYLE

2024.02.02

円満な【別居婚】でキャリアを継続! 今どき女性の働き方&パートナーシップのあり方

ここ数年でガラッと変わったライフスタイル。キャリアと恋愛・結婚を必ずしも天秤にかけなくてよく、人生の選択肢に対して、これまでより自由に考えられる人が増えてきたのでは? そこで、自分らしくパートナーとの暮らしを楽しむ働く女性たちにインタビューを実施!

働く私たちの〝キャリアをあきらめない〟恋愛・結婚のカタチ

働き方が多様化する時代、パートナーシップや夫婦のあり方も、決まった形はどんどん取り払われてきています。自分らしくパートナーとの暮らしを楽しむ女性たちに取材しました! それぞれの関係性を、企業の取り組みとともにひもときます。

今回は、パートナーと別居生活を送りながらも円満な関係を築いている二人の女性にお話を伺いました。

【夫と別居】いったん退職して出戻る! アルムナイ再入社

山木戸啓美さん

NTTコミュニケーションズ マーケティング職・山木戸啓美さん(39歳)

山木戸啓美さんのプロフィール

夫の海外転勤に同行して、家族で渡米。帰国後、会社に戻って再びキャリアを積んでいます

「夫のNY転勤が決まったとき、最初は単身赴任してもらおうと思っていたんです」と笑うのは、再採用(アルムナイ)制度を使っていったん退職・同じ会社に再入社した山木戸さん。

「当時娘たちは小学校高学年。中学受験を考えていましたし、私も仕事は好きで働き続けたかったんですよね。でも、夫には子供に海外生活を体験させたいという夢があって。思えば私自身も、どこかでもっと自分の世界観を広げたいという思いがあり、同行を決意。

当時の上司が休職扱いにしようと動いてくれたのですが、合致する制度がなく。一定の年数内なら再入社が可能な再採用制度を活用して渡米。その後も年に一度、メールで再入社の意思確認のやりとりは続けていました」

山木戸啓美さんご夫婦

▲海外生活では家族の時間が増えHappy! 退職当時、再採用制度を利用して再入社をした人は周囲にいなかったそう。「私の経験をもとに、後輩たちがもっと利用してくれるとうれしいですね」と山木戸さん。

「海外生活は最初は大変でした(笑)。でも夫や子供と一緒に乗り越えたのはいい経験になりました。そして’22年、長女の日本での進学に合わせ、夫と次女を残して帰国。

当時NTTコミュニケーションズが大きな企業再編を行っていて、『海外での経験を生かしたい』と思いを新たにし、再入社しました」

ニューヨークのイルミネーション

▲NYの街並み

「今は夫と離れていますが、むしろ自由な時間を使って、個人的な趣味や勉強に充てようかな、と前向きに捉えています。夫とは毎日のようにLINEで連絡を取り合うのですが、最近よく話すのは子供の手が離れた先のこと。

ひとまず夫婦共通の趣味をつくろうと、テニスの練習を始めたところ。今後夫の勤務先がどう変わるかはわかりませんが、NYの経験から、一緒にいようが離れていようが、なんとかなるという自信が持てました。

実は最近娘が他の国にも興味を抱いていて。本当は海外から勤務できればいいのですが…今後の制度拡充に期待します!」

◆山木戸さん’s結婚生活を円満に続けるコツ

「再入社後はリモート勤務になり朝や夜の時間に余裕ができて。その時間に夫とLINEを繫いで話すのが日課になりました。それぞれ娘が一緒にいてくれているので、離れ離れでいるさみしさは感じずに暮らせています」

山木戸啓美さんご自宅のPC環境

▲現在の日本でのリモートワーク環境。「家の中を動き回って考えるのが習慣で、ワークスペースは2か所用意しています」(山木戸さん)

◆NTTコミュニケーションズの取り組みは…

働く場所の自由度を高める制度「リモートスタンダード」を導入退職した社員の再雇用も増加中。

〈主な内容〉
・自宅を勤務場所としてリモートワーク、出社は出張扱いに
・フレックスタイム制
・再採用制度 など

’22年7月、コロナ禍以降もリモートワークを基本とできる「リモートスタンダード制度」を発表。勤務地は「社員の自宅」とし、居住地は日本国内であれば不問に。再採用制度は’08年にスタートしたが、リモートワークの推進とともに近年利用者が増加中。

【夫と別居】それぞれの場所で仕事を頑張る円満LINE婚

N・Tさん

▲N・Tさん(28歳・公務員)

プロフィール

ビデオ通話で、毎日3時間は繫ぎっぱなし。距離はそこまで感じません

「夫とは、実は結婚してからまだ一度も一緒に住んでいないんです。もともと私の地元で出会ったのですが、彼が就職で別の県の支社に配属されてしまって。

私は地元に住み続ける前提で公務員の仕事を決めたので、最初のころは『なんでその仕事にしたの?』とケンカもしましたが(苦笑)、お互いやりたい仕事を続けようと離れて暮らすことに」

N・Tさん家族

▲離れていても仲良し!

「その後、結婚することになったときも、彼の異動が’24年の春に控えていることもあり、『今までもなんとかなってるし、もう少し様子見る?』と別居婚を選択しました。

それを決断する助けになったのは、LINEのビデオ通話。毎日帰宅後から寝るまでの間繫ぎっぱなしにして、その日のことを報告したり、見る映画を決めて同時に見たりするのが私たちのルーティン」

N・Tさん

▲毎晩顔を見ながらおしゃべり

「毎日顔を合わせることで、一緒に暮らしているような時間を過ごせています。子供が小学校に上がるまでにはどちらかが転職をするなどして一緒に…とは考えていますが、今はこのLINE婚が、夫婦の選択です」

◆恋愛を円満に続けるコツ

「毎日とにかくよく話すこと! 一緒にいるとなあなあになりがちなことも、意識して会話することで、かえって円満でいられる気がします。また、ケンカしても後に引きずらないよう、その通話のうちに仲直りするのがルールです」

今2024年Oggi2月号「オンラインの普及で『キャリア』×『恋愛・結婚』の実態は変わった?」
構成/佐々木 恵・酒井亜希子(スタッフ・オン)
再構成/Oggi.jp編集部

TOP画像/(c)Adobe Stock

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