結成10周年に向けて「BIG LOVE YEAR」の真っ最中! M!LKの5人にお話を聞きました
▲(左から)塩﨑太智、山中柔太朗、佐野勇斗、吉田仁人、曽野舜太
2014年結成の5人組ダンスボーカルユニット・M!LKは結成10周年を迎える2024年11月24日に向けて、「BIG LOVE YEAR」の真っ最中。1月24日にリリースしたニューシングル『Kiss Plan』は大人の魅力あふれる、M!LKの新たな一面が感じられる作品になっています。
今回はメンバー全員にインタビュー。音楽のみならず、お芝居にモデルに、幅広く活動しているみなさん。新シングルのこと、それぞれの日常のこと、“わちゃわちゃ感”たっぷりに答えてくれました!
最新シングル『Kiss Plan』では、グッと大人っぽい5人に注目
──最新シングル『Kiss Plan』がリリースされましたね。メンバーのみなさんにとって、ずばり新作の「ここが好き!」なポイントは?
吉田仁人(以下、吉田):僕は衣装ですね。今回は全員が「赤」。ですが同じ赤でも、肌の露出やシルエットの違いでそれぞれの性格が出ているのがすごくいいと思っています。違うけど、統一感もちゃんとあって。今までのM!LKと一味違う「大人な魅力」が、この衣装のおかげでより一層出ている気がします。
佐野勇斗(以下、佐野):僕は…ダンスですね。今回は、ダンサーのYUMEKIさんが振り付けしてくれて、
これまでのM!LKにはない、激しいダンスになっているなと。サビの振りに注目してほしいです。きっと一度MVを観たら(その理由が)わかると思いますよ。
山中柔太朗(以下、山中):僕が好きなのはカップリング曲のひとつ“ピースサイン”。他の収録曲と比べてハッピーな雰囲気がポイントです。これから始まるツアー「HERO」にすごく合いそうな予感。ライブが盛り上がりそうな曲で、今から楽しみです。
曽野舜太(以下、曽野):僕は、CDの特典映像の「M!LK学園」です。今回は「短期留学編」と題して、グアムに行きました。“Kiss Plan”の僕たちとはまた違って、ありのままの姿というか…M!LKらしさを存分に味わえると思います。本当に濃密な時間で、編集するのが大変だっただろうな(笑)。前後編に別れているので、ぜひ両方観て、僕たちと一緒に楽しんでもらえたら。
塩﨑太智(以下、塩﨑):やっぱり「ビジュアル」。衣装の雰囲気だったり、ヘアメイクも大人っぽく仕上がっていたり。たとえば佐野さんは、今までずっと前髪ありの髪型だったのが、今回は前髪がなくて。
佐野:前髪…どこに行ったんや?
吉田:(アップにセットされた前髪を指して)ここや(笑)。
塩﨑:(笑)。(佐野さんが)メインビジュアルで前髪をあげているのは、9年やってきて初めてのことなんですよ。いつもと違うM!LKにぜひ注目してみてください。
──みなさんがおっしゃる通り、“Kiss Plan” は今までのM!LKでいちばんというくらい、グッと大人っぽいラブソングになっていますよね。「大人感」を出すために意識したことはありますか?
塩﨑:濡れ髪というか…ツヤ感。本当は僕、髪がウェットなのが苦手で、ワックスも極力つけたくないくらいで…。ヘアメイクさんに「今日はワックスつけないでください」ってお願いして怒られたこともあるくらい(笑)。でも今回は、がんばって濡れ髪に挑戦しました!
吉田:仕事なんだからそこはワックスつけなさいよ(笑)。僕も髪かな。MVでは髪を染めまして…衣装にあわせて、ちょっとだけ赤を入れたんです。
山中:僕も髪型ですね。これまでにないヘアスタイルにしてもらいました。サイドをハネさせて、翼のようになっています。MVやアー写をよく見てもらえるとうれしいです。
曽野:僕はダンスかな。強弱の「強」を特にしっかりとつけて、がんばりました!
佐野:(流暢な発音で)Smile。これまでにない表情を心がけています。
──「これまでにない表情」…。どんな表情なのか、気になるところです。
佐野:それは実際にMVを観ていただいて。こんな明るい場所で再現するのは恥ずかしいです(笑)。
──ヒントをもらうとしたら、やはり曲にぴったりの大人っぽい、セクシーなスマイルなのでしょうか…!?
曽野:あのスマイルはちょっと、怖いくらいだったよね。
吉田:(曲の歌詞にもあるように)「内緒でしよう」って感じのね。
佐野:いろんな意味が込められています。
──なるほど、こちらも注目のポイントですね。みなさんの歌の掛け合いもとても色っぽく仕上がっています。
吉田:ハモリの量がいつもより多くて、レコーディングもおもしろかったです。僕はひとりで四声撮るシーンもありました。他のメンバーと合わせると、8人分の声が重なっています。音の厚みもぜひ感じて観てください。
5人のハマりごと&気合いを入れたいときのルーティンはずばり…
──最近みなさんがハマっていることを教えてください。
曽野:家具にすごくハマっています! 「アメリカの高級ホテル」をイメージして部屋づくりをしていて、ホワイトハウスでも使われているような、大きな棚を買いました。すごく高級感があって、気に入っています。ホテルって、旅の疲れを癒す特別な空間ですよね。自宅も「癒される場所」を目指して、生活感をなるべく減らしつつ、心地よい部屋になればいいなと思っているんです。
佐野:(しばらく考えて)僕は筋トレかな。25歳になったので、新しい習慣を作りたいと思って。歯磨きしたあとに懸垂するようにしています。
山中:僕はゲームです。デスクトップのPCとモニターをつないで、FPSゲームという、銃を撃ち合うようなゲームをやっています。オンライン対戦なので、たとえば海外の人と思わぬやりとりがあったりして、おもしろいんです。あとやっぱり、勝つとうれしい!
塩﨑:最近ハマっていることは、自転車! かっこいい電動自転車を買ったんですけど、毎日のように乗っています。今まで行くのが面倒だったちょっと遠くのスーパーも、自転車があると行けるようになりますね。行動範囲が広がりました。
佐野:でもちょっと迷惑なことがあって…彼(塩﨑さん)、心配性だから、狭いレッスン場にも自転車を持ち込んでくるんですよ。こう、エレベーターでも(自転車を持ちあげるジェスチャーをしながら)縦に持って(笑)。
塩﨑:今は「迷惑だった話」を聞かれてないでしょ! 盗まれちゃいそうで心配なんだよ〜。
吉田:そんなに心配しなくても大丈夫だって(笑)。僕はカセット集めにハマっています。ラジオでジャケ買いしたレコードをかける企画をしたことがあるのですが、そこからレコードに興味を持つようになって、その流れでカセットも好きになりました。
サブスクだと、自然に自分好みの曲が集まってきますよね。でもカセットは聴くまでわからない「ガチャガチャ感」があっておもしろいんです。最近ジャケ買いしたなかでは、韓国のアーティスト・Parannoulがすごくよかったです!
──気合いを入れたいときの“ルーティン”はありますか?
曽野:次の日気合いを入れたい夜は、早めに寝ることを心がけています。12時をまわる前にはなるべく布団に入る。あとは好きなものをお腹いっぱい食べる! よくしゃぶしゃぶ食べ放題に行くんですが、無限にいけます。地方に行く前には、東京にある大好きなラーメン屋さんに行くことも。ラーメンを食べた後に、スイーツを買い込んで家で食べることもあります。
塩崎:「寝る」。睡眠時間が短いとやっぱり気合いが入らないですよね。仕事中に眠たくなるのがイヤなので、早く寝て早く起きる!を心がけています。7時間半〜8時間睡眠がベストかな。
山中:僕はパスタを食べます。昔からサッカーをやっていたんですが、試合の前の日にはパスタを食べるというルーティンがあって。今でも気合いを入れたいときはパスタを食べとけば間違いないですね!
塩﨑:今日も食べてたね! 気合い入ってるじゃん。
吉田:何パスタがいちばん盛り上がるの? カルボナーラ?
曽野:ペペロンチーノ?
山中:カルボは絶対だめです! ペペロンチーノも、にんにくが強いのでちょっと…
──では、和風とか…?
山中:和風も…大葉が苦手なのでだめですね。
一同口々に:じゃあ何ならいいんだよ!(笑)
山中:僕の中で最近の頂点は…ボロネーゼです!
吉田:そうなんだ(笑)。僕も前日の話をすると、「ちゃんと湯船に浸かる」。いつもはシャワーだけで15分くらい、ササっと済ましちゃうけど、気合いを入れたい前夜は入浴剤を入れて、本を読んだりコーヒーを飲んだりと、ゆっくり過ごします。あと…今は大丈夫なんですが、ちょっと前に肌が荒れてしまって、初めてシートパックを使ってみたんです。
塩﨑:え? じんちゃん最近パックしてるんだ!
佐野:(冗談めかして)パックはよくないよ。
吉田:なんでだよ。
曽野:やってもやらなくても、きれいだから大丈夫だよ!
吉田:もうみんなちょっと黙ってて(笑)。メイクさんにもいろいろ聞いて、パックを使ってみたら、それがすごくよかったんです。美容に気を遣うとちょっとウキウキするんだなって。
佐野:僕は普段から気合いが入ってるんで…
一同口々に:そんなわけないだろ!(笑)
佐野:日々、8割がたは気合いが入ってます。そのために普段やっているのは、筋トレ、日記、英語の勉強かな…。
吉田:それを続けることでモチベが維持されているってことだよね。
佐野:あー、そうですね!(佐野さん、納得の表情)
──みなさん、普段からお仕事のために気を配っていることが伝わってきます。さすが、プロフェッショナルです…!
一同口々に:いやいや…そんなことないです!
吉田:全然、普通のことです! きっと、「デートの前日」のような感覚だと思いますよ(笑)
「無駄遣い」こそおしゃれ!? 血迷って買ったのは…? 五者五様のファッション計画
──ファッションイベントなどにも出演されているM!LKのみなさんですが、みなさんのこれからのファッション計画は? 最近買ったお気に入りアイテムはありますか。
塩﨑:ダウンジャケット買いました!
山中:あれ? 毎年買ってない?
塩﨑:前のシーズンは「買う、買う」言ってたのに結局買わなくて、やっと買ったの。僕的にはちょっと攻めたデザインで、けっこう思い切りました。これさえ羽織れば決まる!という感じで、すごくかっこいいです。
曽野:僕はジャケットです。なかなかいい値段だったんですが、たまたま見たサイトでセールしていて、思わず買っちゃいました。首もとがかわいくて、1着でレイヤードしているように見えるところがお気に入りです。
吉田:最近はお仕事で着用した衣装をよく買い取りしています。生誕祭の生写真で着ているデニムとジャケットとシャツは一式買い取りました! そのときの黄緑のスカジャンがかわいくて、いちばん気に入っています。でも一個だけ欠点があって、スカジャンって寒いんです…。
塩﨑:それはスカジャン初心者だね。スカジャンは「インナー」だから、上からダウンジャケットを着なきゃ。
佐野:僕は、常に洋服をたくさん買っていて。買っては失敗し、人にあげてを繰り返し…僕の部屋は今、服屋さんの在庫置き場みたいになっています。最近は、布団みたいに分厚いダウンを買いました。「無駄遣いこそおしゃれ」だと考えているんで、いっぱい買って自分に合うのか、試すのがいいと思っています。
──「無駄遣いこそおしゃれ」、格言がでましたね。山中さんはいかがですか?
山中:逆に僕は最近全然服を買っていなくて…ファッションリーダー担当なのに…。僕はM!LKの衣装担当でもあるんですが、作りすぎて逆にわからなくなってきてしまって(泣)。血迷った結果、買ったのはキャップです。すごくかたちがよくてお気に入り。変装用にしたいと思います(笑)。
塩﨑:僕、(山中さんがキャップを)買ったとき一緒にいたんですけど、すごくかわいいんですよ! 見せられないのが残念です。
佐野:…で、どんなかたち? 色は何系?
山中:言ったら変装用にならないから! ええと色は…
一同:言うんかい!(笑)
“BIG LOVE YEAR”は、10周年に向けてファンのみなさんに恩返ししていく1年
──さて、2024年は10周年に向けての“BIG LOVE YEAR”ということで。グループ史上最大規模の全国ツアー『M!LK CONCERT TOUR 2024「HERO」』も3月からスタートしますが、意気込みはいかがですか?
吉田:最後の神奈川公演ではアリーナ2DAYSができることだとか、初めての挑戦もたくさんありますが、今まででいちばん多くの人に観ていただけるツアーということが、最大の肝だと思っています。ライブのキャパがだんだん大きくなっていくことがうれしいですし、絶対に成功させたいです。
塩﨑:今(※取材当時、2023年12月)はツアーに向けて打ち合わせを重ねているところで、「こんな感じにしたいね」と話し合いながらセットリストを組み立ています。おもしろくなりそうな予感なので、楽しみにしていてくださいね!
山中:“BIG LOVE YEAR”は、10周年に向けてファンのみなさんに恩返ししていく1年。ツアーもですが、ファンミーティングもすごく楽しみです。これまで行ったことがない県にも行けるということで、今回初めて会える人もいると思います。それが本当にうれしいです。
吉田:ファンミーティングではメンバーみんながやりたいことを詰め込む予定。僕たちとお客さんとの距離が、もっと近くなるイベントになりそうです。ぜひみなさん、遊びにきてください!
撮影/田中麻以 取材・文/徳永留依子
▲New Single『Kiss Plan』発売中(写真は通常盤)
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M!LK/ミルク
2014年11月結成のダンスボーカルグループ。メンバーは佐野勇斗、塩﨑太智、曽野舜太、山中柔太朗、吉田仁人の5人。2015年3月、『コーヒーが飲めません』でCDデビュー。2021年11月にビクターエンタテインメントよりシングル『Ribbon』をリリースしてメジャーデビュー。いろいろなものに混ざりやすく、さまざまな形状に変化することのできる“変幻自在” のユニットとして活動中。