「ザ ホテル山楽 金沢」ってこんなホテル!
「ザ ホテル山楽 金沢」のまず特筆すべき魅力は、立地のよさ! 金沢の台所ともいわれる「近江町市場」からは徒歩でわずか1分、「金沢城公園」までも徒歩3分というすばらしいロケーション。
金沢観光に欠かせない「ひがし茶屋街」や「兼六園」までも徒歩圏内。金沢駅からは路線バス利用で約10分、ホテル無料送迎バスも運行しているのもうれしい限り。
こんなにも街中にありながら、中庭や豪華絢爛なインテリア、ゆとりのある広さの客室を備え、心穏やかにリラックスできるのがうれしいポイントです。
ホテルにいながらにして、季節の移ろいや金沢の風情を感じさせる空間
▲エントランスを入ると窓の奥には中庭が広がっています!
▲ホテルは6段の滝が流れる約120坪の中庭を囲むように建てられており、街中でありながらも心癒やされる景観が楽しめるのがステキ。中庭に向かう窓は宿泊者同士の目が合わないよう、互い違いに設計されているのも粋な計らいです。
中庭の雰囲気は四季に合わせて移ろいを見せ、さらに時間によっても趣が変わるので、滞在中何度も眺めて楽しんでいました。客室の窓を少し開けると、滝の流れる音が聞こえるのも最高の癒やしに。
館内は、金沢らしさあふれる豪華絢爛なしつらえ
レセプションには金箔のアートや伝統工芸の組子細工を表現したメタルアートが配置されていたり、館内のインテリアのひとつひとつに金沢らしさが感じられ、旅情緒にどっぷりと浸れます。
館内のいたるところに地元の作家によるアートが展示され、エレベーターホールや客室へ向かう廊下までもが金沢らしさ満載の優美ながらも心躍る空間に。金沢旅がよりスペシャルな思い出になること間違いなしです!
客室は全室32平米以上とゆとりあるつくり。ニーズに合わせて選べる多彩な部屋タイプが
客室は全215室。全室が32平米以上あり、一般的なホテルよりかなりゆとりのあるつくりに。黒を基調とし、金や加賀五彩をバランスよく配し、金沢の伝統の模様や工芸をちりばめた上質な空間に。
ヘッドボードには兼六園の「藤の花」や、加賀友禅の梅染と加賀藩主 前田家の家紋にちなんだ「梅の花」伝統工芸「加賀水引」を用いた屏風が金沢らしさを際立たせています。ベッドは全室にシモンズベッドを導入。文句なしに寝心地が最高でした!
ベッドサイドのスイッチはあえて文字を大きくして、どんな年代の方にもわかりやすいよう配慮したのもこだわりのひとつなのだとか。ボタンがスタイリッシュすぎて、ホテルステイの際に照明の調整に手こずること、私でもあります(笑)。
金沢といえばパートナーや女友達だけでなく、ゆっくりと親を連れて旅したい場所だったりもしますよね。こういう気遣い、さりげないけれどうれしいですよね。
部屋タイプは多彩で、コネクティングルームもあります! グループ旅、家族旅にはうれしいポイント。
客室全室にコーヒーメーカーをはじめ、地元金沢の「上林金沢茶舗」のお茶の用意が。艶やかな九谷焼の茶器と合わせて、部屋で過ごす時間も優雅に演出してくれます。
洗面所やバスルームもゆったりとしたつくりに。バスルームには、真上から落ちる水量たっぷりのレインシャワーやゆとりのある洗い場も。
アメニティも大充実
スーペリア・ガーデンの客室は南フランスの「アルガン」。クラブ・スイートには「ブルガリ」のバスアメニティが。そのほか「雪肌精」のスキンケアセットも準備されていて至れり尽くせり。
客室のお風呂は残念ながら温泉ではないのですが…オリジナル入浴剤が用意されていて、癒やしのバスタイムを過ごせました。かゆいところに手が届くお気遣い、ありがたい!
天気が変わりやすい金沢だから…靴乾燥機の用意も!
そしてなんともすばらしいご配慮だと感じたのが、部屋の引き出しに靴乾燥機が用意されていること!
お天気が変わりやすい金沢では「弁当忘れても傘忘れるな」ということわざがあるらしく、雨に降られることもしばしば。観光中に雨に降られて靴が濡れてしまっても、客室に用意された靴乾燥機で乾かせばOK。翌日も快適かつ楽しく過ごせますよね。
金沢という土地ならではの気遣いに感動です!
北陸初! 満足度が高すぎる本格的なクラブラウンジも
クラブ・スイートに宿泊すると、専用のクラブラウンジの利用が可能なんです。2Fにあるプレミアラウンジ「KANAZAWA」は14:00~17:00のカフェタイム、17:00~21:00(20:30L.O.)のカクテルタイム。
ホテルメイドのスイーツや軽食のほか、ソムリエが下厳選したワインや金沢の地酒をはじめ、コーヒーやお茶、ソフトドリンクの種類も豊富。夜にはヴァイオリンの生演奏があり、滞在がより優雅で格別な時間に。
14:00~のカフェタイムには、ケーキやクレームブリュレ、スナックを紅茶に加え、スパークリングワインとともに。どれも本当においしくて、ついつい欲張っていろいろいただいてしまいました! 幸せ過ぎる時間♪
今回は17:00~のカクテルタイムにも、せっかくなのでクラブラウンジを活用させていただきました。軽食メニューは金沢の郷土料理の「治部煮」や「金沢おでん」、さらに笹寿司や小鉢の前菜、チーズやシャルキュトリーなど実に多彩。夕飯前なので控えめに抑えましたが…どれもこれもおいしそうで、全種制覇したかったほど(笑)。
地酒もおいしくいただきました。あまりにも充実しているので、昼間は金沢の街中で食べ歩きをして、チェックイン後はホテル内でゆったり過ごし、クラブラウンジを夕飯代わりに活用するという方も多いそう。
◆ディナーは「金沢ダイニング きざはし」でスペシャルな食体験を!
今回のディナーはホテル内のダイニングで堪能させていただきました。金沢の美食を五感で味わうオールデイダイニング「金沢ダイニング きざはし」は、朝食タイム(ビュッフェ)のほか、17:30~21:30までのディーナータイムの営業も。
金沢らしい煌びやかな雰囲気のダイニングは、一歩足を踏み入れただけでテンションが上がってしまうほど。
この日は能登牛に、香箱蟹、のどぐろ、市場直送の鮮魚のお刺身など、旬の素材尽くめ。
最も目を引いたのはなんとも金沢らしい「能登牛の金塊スタイル マデラソース」。金沢旅のスペシャルルな思い出に深く刻まれる、まさに五感に響くひと皿でした。
◆朝食ビュッフェはなんと和洋60種類以上ものメニューが!
朝食ビュッフェもバリエーションが驚くほど豊富で、朝食目当てでも来館したいくらいの満足度でした! 手まり寿司、天ぷら、のどぐろなどの日替わりの焼魚のほか、金沢おでんや治部煮、金沢黒カレーなど、金沢名物も並ぶほか、定番の洋食メニューも充実。
ライブキッチンで出来立てを出していただけるのが魅力。
朝からスパークリングワインもいただいて、開放感のあるダイニングで美食とともに優雅な気分で1日をスタートできます!
開業1周年記念で、2024年4月25日まで、朝食ビュッフェ付きプランを特別価格で予約受付中とのこと(室数限定)。売り切れ次第終了なので、ぜひチェックしてみてくださいね!
チェックアウト後は、徒歩圏内の散策をたっぷり楽しんで!
街歩きが楽しい「ひがし茶屋街」。粋なお土産探しにもぴったり。
ひがし茶屋街内にある国指定重要文化財の「志摩」。1820年に建てられた格式の高いお茶屋の建物で、優美で繊細なしつらえが当時さながらの状態で残されています。かつてのお茶屋の文化を垣間見ることができます。
近江町市場では、海鮮グルメをいただいたり、海鮮を買って帰ったり…。私が訪れたのは、2023年のちょうど蟹が解禁になった時期。香箱蟹を感動のお値打ち価格で東京まで持ち帰りました! 今年もまた寒い時期に、このホテルに泊まりつつ蟹を食べ&蟹を買いに来たいと思っています。
「ザ ホテル山楽 金沢」から徒歩5分に姉妹ホテルも!
「ザ ホテル山楽 金沢」から徒歩5分ほどのところにある姉妹ホテル「金沢白鳥路 ホテル山楽」。
大正ロマンの情緒に包まれるクラシカルなホテルではぜひ、1Fのカフェで名物のクリームソーダを。ノスタルジックな気分にひたりながらお茶するひとときも贅沢です。
こちらのホテルには「美人の湯」ともいわれる炭酸水素塩泉の天然温泉があり、浪漫ルームと命名されたクラシカルなお部屋も人気だそう。
ホテルにいながらにして金沢らしい世界観に浸れる「ザ ホテル山楽 金沢」。
ゆったりと居心地よく、お食事もおいしく、立地よく、スタッフさんたちの対応も抜群に良し。私の金沢旅の定宿になりそうです。
金沢旅を計画されている方はぜひ、チェックしてみてくださいね。
写真・構成/門司紀子
弾丸トラベライター 門司紀子
大学在学時からCanCam編集部にて編集アシスタントとして“雑誌づくり”のキャリアをスタート。約20年、フリーランスエディター&ライターとして活動。趣味は弾丸旅と料理とゴルフ。コロナ禍以前は月イチで台北にごはんを食べに台北への日帰り弾丸旅を敢行。昨今は食べまくり飲みまくり動きまくり充実の国内旅を堪能中。著書に『台北日帰り弾丸旅食べまくり! 1年12回』、『弾丸トラベライターの台湾妄想旅ごはん』、『たった2コの食材でキレイになれる 魔法のニコサラダ』(すべて小学館刊)。