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FASHION

2023.11.23

スウェットとトレーナーはどう違う? その特徴やきれいめに着こなすコツをスタイリストが解説

リラクシーでこなれた雰囲気が魅力のスウェットやトレーナー。どちらもカジュアルスタイルにかかせないアイテムですが、どんな違いがあるのでしょうか? それぞれの言葉の意味や、パーカ、ジャージとの違い、スウェットを使ったおすすめコーデなどをご紹介します。

【スタイリストが解説】スウェットとトレーナーの違い

スウェッとトレーナーの違い

きれいめコーデにもしばしば登場するスウェットやトレーナー。「なんとなく呼び分けているけれど、具体的にどこが違うのかまではわからない」という方も多いのでは? そこでスタイリスト・城長さくらさんに、両者の違いや、スウェットを大人っぽく着こなすコツを聞いてきました。

〝ヴァン クリーフ&アーペル〟のジュエリーで芯のある大人カジュアルが完成する

スウェットの語源

「スウェットは英語の『Sweat(汗)』という言葉からきていて、汗をよく吸収するコットン製の厚手の生地のこと。また、その生地を使った衣類のことを指します」(スタイリスト・城長さくらさん 以下「」同)

スウェットの特徴

「伸縮性があるため動きやすく、カジュアルな雰囲気を楽しめます。厚手の生地で防寒性にも優れているため、秋から冬にかけてや、ちょっと肌寒い春先などにも活躍します」

トレーナーとの違い

「スウェットは生地の名称なので、トップスに限らずパンツやスカート、ワンピースなどにも使われます。一方、トレーナーはスウェットシャツを指す和製英語で、頭からかぶるタイプのトップスだけに使われる言葉。こちらも諸説あるようですが、スポーツコーチをしているトレーナーがスウェットシャツを着ていたことから、日本ではスウェットシャツをトレーナーと呼ぶようになった、という説をご紹介しておきますね。海外でトレーナーと言っても通じないので、注意してくださいね」

パーカ、ジャージとの違いは?

スウェットのようなカジュアルなトップスには、パーカやジャージといったアイテムも! それぞれの特徴やスウェットとの違いも押さえておきましょう。

パーカとの違い

パーカとの違い

「パーカもスウェット生地の衣服のこと。トレーナーとの違いは、トップスの背面にフードが付いているかどうかです。フード付きをパーカ、フードなしをトレーナーと呼びます」

カジュアルコーデを秋らしく引き締めたいときは?

ジャージとの違い

ジャージとの違い

「スウェットとジャージはどちらも生地の名称。スウェット生地はコットンをメリヤス織(ジャージー織り)にしたもの。ジャージ生地はポリエステルなどの化学繊維でつくられています。ジャージは軽くてストレッチ性があり、耐久性もあるのでトレーニングウエアによく使われています」

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スウェットを使ったファッションアイテム

動きやすく、カジュアルスタイルにかかせないスウェット。実際にどのようなアイテムに使われているのか、代表的な例をご紹介します。

【トレーナー】

1枚ではもちろん、ボウタイブラウスやシアータートルなどを入れたレイヤードスタイルが得意なトレーナー。カジュアルなロゴ入りからきれいめに着られる無地タイプまで、種類も豊富。

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【パーカ】

フレアスカートやプリーツスカートのようなきれいめボトムとも相性のいい、大人カジュアルの定番アイテム。フードに存在感があるため、1枚で着てもお洒落にキマる。

スカートにはバランス感抜群のスポーティアウターで! 最旬の着こなし4選

【パンツ】

スポーティな着こなしを叶えてくれるスウェットパンツ。フード付きブルゾンやTシャツに合わせてカジュアルに着たり、ニットや白シャツ合わせできれいめに着たり…実はコーディネートの幅が広いアイテム。

リラクシーな着心地が人気のスウェットは、トレーナーやパンツのほかにも、ワンピースやセットアップなどさまざまなファッションアイテムに使われています。

スポーティコーデに“きれいめ”なアクセントを加えるなら?

【2023年最新】スウェットをきれいめに着こなすポイント

カジュアル度が高いため、着こなし方によってはルーズに見えることもあるスウェット。ここからは、ラフ見えを回避するために知っておきたい、着こなしのコツを解説します。

POINT1|ベーシックカラーでまとめる

「ベーシックカラーの中でも、アイボリーやベージュといった優しい色より黒やグレー、ネイビー、ホワイトなどクールな印象の色味を選ぶと、素材がカジュアルなスウェットも大人っぽく着こなせます」

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POINT2|光沢のあるアイテムとコーディネート

「サテン地スカートや、ハリのあるパンツ、パリッとしたシャツなど、素材感がスウェットと正反対なアイテムと合わせると、程よくカジュアルなきれいめコーデに!」

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POINT3|レザー小物や華やぎアクセできれいめに仕上げる

「カジュアル素材のときこそアクセサリーや小物が必須。存在感のあるピアスやネックレス、大ぶりリングなどキラッと光るものをちらしてきれいめに。おすすめは地金ものやパール。バッグや靴などをレザー系でまとめると、シャープさが加わって、より大人っぽく見えますよ」

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スウェットトップスを使ったおすすめコーデを厳選

カジュアルなロゴ入りトレーナーや、無地のカラートレーナーなどを使った、きれいめコーデをピックアップ。シャツやカットソーをレイヤードしたり、トレーナーを肩がけしたり、いますぐマネしたい着こなしテクが盛りだくさん!

白シャツレイヤードでロゴスウェットをきれいめに


カレッジスウェットのロゴとスニーカーで白をリンクさせて統一感を演出。ワイドパンツで重心をぐっと下げた今どきバランス。

今どきカジュアルのお手本! メンズライクボトム×白シューズコーデ

濃度の違うイエローを重ねたまろやかワントーン


ベージュの延長のようなたまごイエローのスウェットで、顔色がぱっと明るくなる大人のリラックスコーデ。甘いイエローは淡いベージュのアイテムで色をなじませて、パステルワントーンに!

【スウェット】で作る、甘さ控えめなパステルワントーン|スタイリスト兵藤千尋さんが伝授

ボウタイブラウス×ロゴスウェットのMIXコーデ


カジュアルなロゴスウェットに、きれいめなボウタイブラウスをインするミックスバランスが今どき。両者を淡い色味でそろえるとすんなりまとまる。真冬の気分転換におすすめ。

春まで大活躍! きれいめ派も納得の「ロゴ入りプルオーバー」着回し方♪

白カットソーをINして首元にニュアンスを


リラクシーなロゴスウェット×白カットソーのレイヤードコーデに、エレガントさのあるツイードジャケットでハンサムに昇華。ボトムスは黒でまとめてかっこよさを加速して。

厚手ツイード系は冬も活躍! ALL黒、ロゴスウェット合わせで大人顔

スウェットの肩がけで奥行きのあるスタイルに


コートの上にトーン違いのグリーンをスウェットで重ねた映えコーデ。ニュアンスカラー同士なら、複数かけ合わせてもお洒落にきまる。

トーン違いのグリーンを重ね、奥行きのある映えコーデに!

スウェットパンツを使ったおすすめコーデを厳選

ルーズに見えがちなスウェットパンツを白シャツやコート合わせできれいめにアレンジ。あえてのスウェットが大人の余裕を漂わせてくれる。

バサッとはおったロングコートが大人見えの秘密


スウェットパンツに、ハンサムなブラウンのコートをはおってきれいめ要素をプラス。スウェットパンツとスニーカーの色味をなじませ、全体の印象をクリーンにまとめあげるのもポイント。デニムジャケットをのぞかせたレイヤードがおしゃれ上級者の技。

注目の「ジョグパンツ」って? きれいめ派はどう着るのが正解?

ワイドパンツデザインを選んできれいめに


シャツ×赤ニットベストのリッチな着こなしを、あえてスウェットパンツでカジュアルダウン。ドレッシーさとリラクシーさを両立する上級者の着こなしに。

秋トレンドの「赤」を大人っぽく着こなすコーデ5選|華やかでパワフルな色を身にまとって

ラフなパンツにピンクカーデで甘さをひとさじ


グレーのカジュアルなスウェットパンツに、ビッグシャツやショートブーツを合わせるた難易度の高いコーディネート。グレーによくなじむピンクニットカーディガンで、等身大なお洒落を楽しんで。

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ペールピンクのスウェットパンツで感度の高さを意識


スウェットパンツもペールピンクを選べばカジュアルすぎず、ラフさと感度の高さを表現できる。黒シャツがピリッとスパイスに。

ブラックアイテムにピンクを効かせる大人の配色テクニック

テイストが真逆のきちんとジャケットとも好相性


ジャケット×ハイネックニットのかっちり感のあるトップスにスウェットパンツを合わせたMIXコーデ。ラフな足元でも、ジュエリーやきれいめのトップスと合わせると、きれいめ感がキープできる。

カーキ&グレーをシックに着こなすならネイビーと合わせて♪

最後に

スポーティに見えて、実はきれいめアイテムとも相性のよいスウェット。着心地のよさに加えコーディネートにこなれ感を出してくれるので、艶ボトムやきちんとシャツと組み合わせながら、大人っぽく着こなしたいですね!

城長さくら

監修者:スタイリスト 城長さくら

スタイリスト・望月律子氏に師事し、独立。シンプルなアイテムを色やシルエットの組み合わせでおしゃれに味つけするスタイリングで人気上昇中! 現在は『Oggi』などの女性誌や広告、カタログなどで活躍の場を広げている。Instagram(@shiroosa)では日々のスタイリングを公開中。おしゃれのヒントが詰まった投稿はどれも見逃せない。

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Oggi12月号で商品のブランド名に間違いがありました。114ページに掲載している赤のタートルニットのブランド名は、正しくは、エンリカになります。お詫びして訂正致します。
【消費税の価格表記について】 記事内の価格は基本的に総額(税込)表記です。2021年4月以前の記事に関しては税抜表記の場合もあります。

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