ドロップショルダーとは｜その特徴や着こなしのコツをスタイリストが解説

【スタイリストが解説】ドロップショルダーとは？

ゆったりとリラクシーな雰囲気が漂う、ドロップショルダーのTシャツやシャツ。そのデザイン的特徴や今っぽく着こなすコツを、スタイリスト・城長さくらさんに聞きました。

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デザインの特徴

「ドロップショルダーとは、肩の位置を通常より落としたデザインのこと。肩に丸みが出るので、コーディネートにフェミニンさやラフさを出してくれます」（スタイリスト・城長さくらさん 以下「」同）

ドロップショルダーは、カットソーやニット、シャツ、コートなどさまざまなアイテムに使われています。ここ数年流行中のオーバーサイズのトップスやボリュームスリーブシャツ、クロップド丈シャツなどに使われることが多いデザインです。

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ドロップショルダーを着るメリット

「まずは、コーディネートにリラックス感が出ること。ゆるっと着られるので、女らしさも出ると思います。もう１点は、肩まわりのコンプレックスを解消できることです。肩の切り替えが二の腕あたりにくるデザインが多いので、肩のハリや二の腕を隠すことができます」

どんな人に似合う？ 

「デザインによってはだれにでも似合うと思いますが、肩幅がある人（骨格タイプでいう“ナチュラル”）が特に似合うのではないかと思います。ただし、半袖だと袖口が浮いてしまう可能性があるので、ロングスリーブのものがおすすめ。

華奢な人（骨格ウェーブ）が着る場合は、シャツなど首まわりにデザインがあるものを選ぶと、『着られてる感』を解消できますよ。体に厚みがある人（骨格ストレート）は、胸元に抜け感があるものを選ぶとよいでしょう」

【2023年最新】ドロップショルダーを上手に取り入れるポイント

リラクシーな雰囲気が魅力のドロップショルダーを、ラフすぎずきれいめに取り入れるコツをご紹介します。

POINT1｜自分の体型に合うものを見つける

「ドロップショルダーは体型（主に肩まわり）をカバーできるものの、場合によっては逆に強調させてしまうこともあります。首まわりのデザインによっても印象が大きく変わるので、まずは試着がおすすめ！」

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POINT2｜丈やボリューム感を調節する

「ドロップショルダーのトップスは、リラックス感のある大きめシルエットのものが多いので、ダボッと見えないようにクロップド丈を選ぶのも手。長め丈の場合はウエストインしてバランスを取るのもいいですね。ワンピースやチュニックのようなロング丈トップスのときは、ベルトをしてボリュームを調節するとバランスよく着こなせます」

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POINT3｜首元のアクセサリーでポイントをつくる

「ドロップショルダーで前身頃の面積が大きくなるぶん、のっぺり見えてしまうこともあります。そんなときは、ロングネックレスやループネックレス、スカーフ、ブローチなどをアクセントにするとよいでしょう」

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【アイテムごとの着こなし】大人見えするおすすめコーデを厳選

リラックス感がありつつ、通勤にも対応できる着こなしや、休日カジュアルにちょうどいいスタイルをピックアップ！

ニット｜ゆったりニット×バギーパンツでつくるカジュアル通勤

ニット×パンツの定番コーデも、旬のベリーカラーや程よいゆるさが出るドロップショルダーのニットを選べば今っぽく着こなせる。カットソーやスニーカーの白で抜け感を出すのも、こなれ見えのポイント。

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カットソー｜ドロップショルダーでマリンなブルーボーダーに洒落感を

華やかなカラーボーダーも、肩落ちデザインなら力の抜けた洒落感スタイルに着地。トレンドのベルト付きバレルパンツで、いつものボーダー柄を新鮮に！

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シャツ｜袖のボリューム感をクロップド丈でバランスよく

ドロップショルダー×ボリューム袖という横に広がるシルエットも、旬のクロップド丈ならすっきり着こなせる。カーゴデザインのハイライズパンツを合わせて、新しいバランスに挑戦。

この春、シャツとブラウスは「クロップド丈」と「ボウタイ付き」が最旬！

スウェット|レースタイトをロゴスウェットでカジュアルに

エレガントなカラーレースのタイトスカートを、ゆるっとしたロゴスウェット＆コンバットブーツで程よくカジュアルダウン。繊細なレースとタフなブーツのテイストMIXを楽しみたい。

コンバットブーツ×レーススカートの新顔MIXカジュアル

【季節ごとの着こなし】感度の高いおすすめコーデを厳選

ゆるりとしたシルエットだからこそ、1枚ではもちろんレイヤードスタイルも楽しめるドロップショルダートップス。その季節に合わせたコーディネート実例をご紹介します。

春｜ゆるっとボーダーでヘルシーな肌見せを

気持ちが明るくなりそうなビックシルエットのオレンジボーダー。肩を落としたゆるっとシルエットでデコルテラインをきれいに見せて。パンツはショート丈ですっきり脚を見せ、抜け感をプラスすると好バランス。

きれいめシンプル派の『休日アウトドア』お手本ボーダースタイル

夏｜ポロニット×Tシャツのワザありレイヤード

今までは、トップスの首元から白Tをのぞかせて抜け感を出していたところを、白いポロニットに更新。トラッドアイテムである、ポロニットならではの清潔感とスポーティさが、カジュアルスタイルを小粋に誘う。肩まわりに余裕のあるドロップショルダーだからこそ叶う新鮮な着こなし。

ポロニットでトラッドなニュアンスを加味すれば新鮮な着こなしが完成する

秋｜華ブラウスをモヘアカーデでデイリーに

フリルスタンドカラーブラウスにリラクシーなドロップショルダーカーディガンを合わせた、きれいめスタイル。ツヤのあるブラウス×モヘアカーディガンという異素材をミックスすることで、奥行きのある着こなしが完成する。

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冬｜ゆったりニットの胸元からロゴカットソーをチラ見せ

肩を落としたゆったりニットを、カットソーのロゴでピリッと引き締めて。ニュアンストーンのライトグレーニットも、パウダーピンクのテーパードパンツを合わせれば、まろやかなメリハリが生まれフレッシュに着こなせる。

定番のテーパードパンツも甘いピンクを選ぶだけで着こなしの鮮度が上がる！

最後に

カットソーやニット、カーディガンなど、さまざまなアイテムに使われるドロップショルダー。肩の切り替え位置を変えることで、上半身を華奢に見せたり、リラクシーなムードを漂酔わせることもできるんですね。Tシャツなどの定番アイテムも、ドロップショルダーを取り入れることで、より今っぽく着こなせるようです。

監修者：スタイリスト　城長さくら

スタイリスト・望月律子氏に師事し、独立。シンプルなアイテムを色やシルエットの組み合わせでおしゃれに味つけするスタイリングで人気上昇中！ 現在は『Oggi』などの女性誌や広告、カタログなどで活躍の場を広げている。Instagram（@shiroosa）では日々のスタイリングを公開中。おしゃれのヒントが詰まった投稿はどれも見逃せない。

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