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2023.07.16

【耳恋】1stシングル『It’s My Soul』発売中! 七海ひろきさんのアーティスト論

働く20代・30代の女性が知っておきたい、旬の人気声優をクローズアップする人気インタビュー連載『耳恋』。今回のゲストは、TVアニメ『Helck』第1クールOPテーマとなる1stシングル『It’s My Soul』を先日リリースした、七海ひろきさん。さまざまな想いがつまった新曲とアーティストとしての仕事観について伺いました!

1stシングル『It’s My Soul』をリリース! 七海ひろきさんにインタビュー

旬の人気声優をクローズアップする、人気インタビュー連載『耳恋』。TVアニメ『Helck』第1クールOPテーマ『It’s My Soul』を歌う、七海ひろきさんのアーティストとしての姿に迫ります。どこかクールなイメージが強い七海さん。その内側には、誰よりも熱い気持ちが潜んでいました。

〝七海ひろきらしさ〟と〝チャレンジ〟を掛け合わせたら…そこには「ロック」があった

2019年3月に宝塚歌劇団を退団し、同年8月に1stアルバム『GALAXY』でメジャーデビュー。役者という枠にとどまらず、ボーダレスに自分らしさを表現していく——〝アーティスト・七海ひろき〟の誕生からもうすぐ4年。だが、そのアーティスト活動は「私がメジャーデビューですか?本当に? 私より歌が上手い人、たくさんいますよ?」という驚きからスタートしたと、笑いながら明かしてくれた。

「歌うことにプレッシャーを感じながら、宝塚の舞台に立っていた時期があったんです。『うまく歌わなきゃ』といろいろなことに捉われて、歌が上手な人と自分を比較して落ち込んだりして…」

七海さんが抱えていた歌に対するネガティブな気持ちを取り払ってくれたのは、友人のストレートな言葉だった。

「『気にしすぎだよ。好きでいてくれる人のことをもっと信じて、自分らしく勝負したらいいじゃない』って。そう言われて、『私らしく思い切りやってみるか! 最後はパッションだ!』と気持ちが切り替わりました。だって、歌の魅力を伝えるのは、歌唱技術の良し悪しだけじゃないはずだから。退団するころには歌うことへの苦手意識こそなくなっていましたが、自分がメジャーデビューするなんて想像もしていませんでした。だけど、アーティスト活動は、お芝居とは違う〝七海ひろき〟を表現できる場。他のだれでもない、自分自身を表現することに挑戦してみたいと思ったんです」

デビューからの4年は「やるべきことを毎日必死にやっていくのに精一杯で。4年も経つ気がしないです」と話す。そんなあっという間の日々の先に待っていたのは、待望のシングルリリースだった。

「ライブツアーを軸にして、楽曲をまとめて発表していくスタイルでずっと活動してきました。シングルは『ここだ!』という特別なきっかけがあるときに…とずっと温めていたんです」

ここぞの一曲となったシングル『It’s My Soul』は、七海さんにとって最高のかたち——自身も声優として出演するTVアニメ『Helck』のオープニングテーマとして発表された。大のアニメ好きである七海さんにとって、〝アニメの主題歌〟を歌うことは大きな夢のひとつだった。

「『Helck』はもともと原作マンガが大好きで。そんな作品のOPテーマを歌えるなんて、『こんなことがあっていいんだろうか!』って嬉しくて仕方がありませんでした。好きなアニメの主題歌って、ずっと覚えているもの。小さな頃に聴いていた曲であっても、大人になっても忘れない。〝記憶に残る一曲〟になるからこそ、作品にぴったりな曲をつくりあげたい。そんな強い気持ちが生まれました」

多くの人の〝記憶に残る一曲〟を歌う。そのプレッシャーはなかっただろうか。

「デモ曲をはじめて聴いたとき、びっくりしたんです。OP映像を勝手に連想してしまうくらい、〝『Helck』の主題歌〟だったから。もしかして…?と思ったら、作詞作曲を担当されている本田正樹さんも『Helck』が大好きだと知って。主題歌を担当するプレッシャーはありましたけど、作品愛に満ちたこのチームなら間違いないものができる! とむしろ楽しみになりました」

愛と熱意にあふれる制作チームと、ディスカッションを重ねながらつくりあげた新曲『It’s My Soul』。ストーリーの世界観を、ロックな曲調で見事に表現している。七海さんの声質は、どちらかといえば〝激しい〟というより〝優しい〟印象。この一曲は、アーティストとしての新たな個性への挑戦でもあるのでは、と感じさせる。

「一昨年にリリースしたアルバム『FIVESTAR』あたりから、〝チャレンジ〟をテーマに、今まで歌ったことのない曲に積極的にトライしているんです。ご指摘の通り、どちらかといえば私は〝優しい〟声質。でも、もともとロック調の曲が好きだし、歌を気持ちで表現していきたい。〝チャレンジ〟と〝七海ひろきらしさ〟を掛け合わせたら、ロックという答えが浮かんできました。『Helck』の世界観を、魂に訴えかけるようにより深く表現できたらと思っています」

アーティストデビューから4年——「歌を歌うことが、もっと好きになった」

かつて抱いていた歌への苦手意識は、「最後はパッションだ!」と拭い去った。そして今も変わらず、アーティスト・七海ひろきの真ん中にはパッションが在る。

「聴いてくださる人に気持ちを届ける。ライブに来てくださった人に楽しんでもらう。曲の向こう側にいる方への想いを何より大切にしています」

そのために気をつけているのは「頭で考えすぎないようにすること」だという。

「もともと細かなところを気にしてしまう性格なんです。歌っているときも、細かな歌唱技術をつい意識してしまう。でも、そうして頭で考えすぎてしまうと自分のよさが出ない気がして…。ライブでも『これだけ練習してきたんだから』とか『もっといい自分を見てもらいたい』みたいな欲が湧いてくるんですけど、それで縮こまってしまっては意味がないんですよね。上手く歌うことに捉われるより、のびのびと自由に歌うほうがいい。背伸びしすぎず、今の自分を信じて、最後は気持ちで勝負したいなと思っています。やっぱり〝パッション〟ですよね」

アーティストとして成長するための努力は惜しまない。最高の一曲、ライブを生み出すための準備は怠らない。自分が歩んできた過程を信じて、思い切りパッションをぶつける。

そんな熱い想いを語ったかと思えば、「というか、アレもコレも…と欲張ると上手くいかない。マルチタスクが単純に苦手なんですよ」と苦笑いしながら冷静に自己を振り返る。

「最近、本当の自分について改めてちゃんと考えているんです。いいところだけじゃなくて、ダメなところも自認する。自分のマイナス面と向き合うのは少し怖くもあるけれど、認めることで気持ちがラクになるんですよね。たとえばマルチタスクが苦手なら、その一部を誰かに手伝ってもらえばいいわけで…そうして上手く立ち回ることは、決して〝逃げ〟ではない。そう思いませんか? 」

自分を見つめ直して、賢い付き合い方を考える。仕事が上手くいかない、そう感じている人にも響く言葉だ。

「苦手なことは誰しもあると思うんです。だけど、苦手だと感じるのは、その物事と一生懸命格闘してきた証拠。頑張ったからこそ、苦手だと気づけるんですよね。頑張っている事実を認めてあげて、ちょっとラクにしてあげて、自分らしく進んでいく。つい自分を取り繕ってカッコつけてしまうけど、どんなことに対しても、本来の自分のままで挑めたらなって」

アーティストデビューから4年。いちばんの変化は何かと問いかけたら、微笑みながらこんな答えが返ってきた。

「歌を歌うことが、もっと好きになりました」

自分から目を背けない。本来の自分のまま勝負する。だからこそ、好きなことがもっと好きになる。自分の武器になる。アーティスト・七海ひろきの〝Soul〟は、何よりも強くてピュアで美しい。

【Information】
七海ひろき1stシングル『It’s My Soul』好評発売中!

TVアニメ『Helck』のOPテーマである表題曲『It’s My Soul』のほか、昨年大きな話題をよんだ初主演ドラマ『合コンに行ったら女がいなかった話』の主題歌『HEART BEAT』の七海ひろきsolo ver.、七海ひろき作詞によるミドルテンポのラブソング『アルデンテ』をカップリング曲として収録。初回限定盤には、表題曲のMVとその様子や裏側を映したスペシャルメイキング映像を収めたBlu-rayも。[初回限定盤]¥2,970・[通常盤]¥1,540(キングレコード)

【Profile】
七海ひろき
ななみ・ひろき/1月16日生まれ、茨城県出身。2003年、宝塚歌劇団に入団。スタイリッシュで色気のある男役スターとして絶大な人気を誇る。2019年に退団し、現在は俳優・声優・アーティストとして幅広く活躍中。アーティストとしては、2019年8月にミニアルバム『GALAXY』でメジャーデビュー。今年7月、待望の1stシングル『It’s My Soul』をリリース。9月にはライブツアー『One-man LIVE773“DAYLIGHT”』の開催も予定している。

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ジャケット¥79,200・パンツ¥47,300(エム〈ウジョー〉) その他/スタイリスト私物

撮影/中川達也 ヘアメイク/塩田勝樹(Sui) スタイリスト/藤長祥平 構成/旧井菜月

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