働く30歳の結婚ストーリー #02 オッジェンヌ・赤荻典子さん〈後編〉
働くOggi世代にとって、人生の大きな節目である「結婚」。結婚に至るまでの道のり、挙式や披露宴の様子、結婚後のライフスタイルなど、Oggi世代の結婚にまつわるエピソードとは? 今回は、Oggi専属読者モデル・オッジェンヌの赤荻典子さんに、思い入れたっぷりの結婚式について語っていただきました。
▲オッジェンヌ・赤荻典子さん(35歳)
埼玉県出身。戦略コンサルティングファームに勤務する公認会計士。会社ではマーケティングやブランディングを中心とした経営課題の解決、戦略策定支援を行っている。現在は育児休暇中で、劇的にスマホやPCの画面を見る回数が減ったためデジタルデトックスな日々。
結婚式の2週間前には準備完了! 段取り上手な赤荻さん流、レストランウエディングの極意
いくつもの偶然が重なって夫と出会い、結婚できたことを実感した結婚式
─── 会場の決め手は?
「料理を重視して選びたかったのでレストランウェディングを中心に探している中で『リストランテASO』にしたのは、私がよく通っていた思い入れのある場所だから。行きつけの美容院へ行く途中にあって、併設のカフェをよく利用していました。ずっと、『いつかここで結婚式ができたらな』と憧れ続けていて。結婚式当日のヘアメイクも行きつけの美容室の方にお願いできたので、とても感慨深かったです。
結婚式の食事はフレンチが王道ですが、こちらはイタリアンなので結婚式にしては少し珍しい食事を提供できるのではとも思いました。実際に、メニューに入れていただいたからすみのスパゲティは絶品!
会場づくりについては、レストランのクラシカルな雰囲気、そして年中お花が咲いている中庭の素敵な空間を最大限生かしたいと思ったので、なるべく色は使わないように心がけました。会場の装花もグリーンのみにして、テーブルカードやペーパーアイテムも白などの無彩色をチョイス。会場の演出、ヘアメイクなどのイメージはピンタレストを駆使して夫婦で共有しました」
結婚式は何より、ゲストに楽しんでもらえることを最優先!
─── 結婚式でこだわったことは?
「人前式では台本を自分で作成して、友人に司会役をお願いしました。彼女は高校時代からの友人で、当時大好きだった『天使にラブ・ソングを』の真似をして遊んでいたので、自分の結婚式ではシスターとして登場してほしかったのです! ノリノリで天使の仮装までしてくれました(笑)。
あとは披露宴でテーブルスピーチをできるだけ増やして、できるだけ多くの方にスポットライトが当たるような演出も。
それぞれのコミュニティからひとりずつスピーチをしていただきましたが、オッジェンヌの同期メンバーからは雷ちゃんが担当してくれました。
みなさん温かい言葉の中にユーモアを交えてくださって、私はずっと泣き笑い状態で(笑)。
両家顔合わせのときにも〝しおり〟を手づくりしましたが、結婚式でもありとあらゆるものを手作り。プチギフト、ウェルカムカード、メッセージボード、それから豪雨だったのでウエディングドレスを着たてるてる坊主まで(笑)。
中でも、会場で皆さんにお配りした自分たちのプロフィールブックは気合を入れてつくりました。スタジオを予約して、このために撮影をしたのもいい思い出です。
心配性な性格過ぎて、結婚式の準備は2週間前には完全に終わっていました(笑)。エクセルでタスク分担表とスケジュール表を作成して夫と共有。式の直前にはダイニングテーブルの横に残っている作業を紙に書き出して貼っていました。
完全に仕事モードで、夫からは『こんなに急いで準備する必要なかったのでは…』と言われましたが、私としては当日をゆったりとした気持ちで迎えられたのでよかったです(笑)」
周囲の方々への感謝と恩を忘れないことを誓った結婚式
─── 結婚式を終えての感想は?
「改めて思ったのは、夫と出会って結婚できたことは壮大な偶然の重なりによるものなのだなということです。結婚式に来てくださったゲストの方がひとりでも欠けていたら、もしかしたら夫とは出会わず、結婚していなかったかもしれません。
今回、結婚式の写真を見返して、改めてみなさんに感謝し、恩を返していきたいなと思いました。この写真は、Oggiの企画で撮影していただいたウエディングフォト。とってもいい思い出になりました!」
取材・文/宮田典子(HATSU)