働く30歳の結婚ストーリー #01 オッジェンヌ・有木万美子さん〈後編〉
働くOggi世代にとって、人生の大きな節目である「結婚」。結婚に至るまでの道のり、挙式や披露宴の様子、結婚後のライフスタイルなど、Oggi世代の結婚にまつわるエピソードとは…。今回は、Oggi専属読者モデル・オッジェンヌの有木万美子さんに、パートナーとの出会いから結婚、そして出産についてのお話を伺いました。
▲オッジェンヌ・有木万美子さん(32歳)
兵庫県出身。広告代理店の営業職などを経て、3年ほど前に現在の貿易商社に転職。アパレルや雑貨など幅広いアイテムの買い付け・提案を行う。趣味はランニングやハイキングというアクティブ派。
素の自分でいさせてくれる今の夫に感謝!
一緒にいて安心感を与えてくれる彼となら… という気持ちになれた
30歳を過ぎた辺りから、結婚願望が強くなったという有木さん。つきあい始めた当初から結婚を意識していたこともあって、交際から半年ほどで同棲を始め、約1年経ったころに入籍。有木さんの結婚の決め手は?
「いちばん大きかったのは、彼といるときはラクな自分でいられたことです。直前におつきあいしていた方には自分をさらけ出せないことに悩んでいて、まだ友人だった夫に相談に乗ってもらっていました。
当時はまさか交際すると思っていなかったので、今までの恋愛のことや自分の価値観について、いろいろと話していて。不思議と夫にはなんでも話せたので、包み隠さず自分をさらけ出していました(笑)。
『この言葉があったから』というよりも、一緒にいて安心感を与えてくれる彼となら… という気持ちになれて、気づいたら半年後には同棲、そして結婚とあっという間に話が進みました」
彼との距離を縮めてくれた共通の趣味。プロポーズもアウトドア派!
夫婦そろってランニングなどのワークアウトが好きとのこと。コロナ禍でもうまくコミュニケーションがとれたのは、共通の趣味があったおかげ。
「コロナ禍では普通にデートをすることもままならなかったという人が多いと思います。でも、屋外でのワークアウトなら感染対策もしやすいので、仕事終わりに仲間と一緒に皇居を走りに行くことがあって。走った後は、お気に入りのお店でランチをすることも。
ランニングを通して、彼との距離が縮まっていきました。プロポーズの場所も旅行先のハイキング中でした(笑)
実は予定していた沖縄旅行があったのですが、前日にフライトが欠航になってしまったんです。予定していた沖縄旅行は全部キャンセル。それで急遽、車で行けるところに路線変更して、その場その場で行き先と宿を決める旅に。
天気もいいしハイキングでもしようかとアルプスの山を歩き回って、草原に抜けたところでまさかのプロポーズ。ロマンチックとはかけ離れたシチュエーションでしたが、それも私たちらしくて妙に納得しました(笑)」
お互いを尊重して感謝し合える夫婦関係でいたい
結婚後は、妊娠中でホルモンバランスが崩れたせいか、気持ちの浮き沈みがあったという有木さん。夫婦ゲンカになることもあったそう。
「妊娠中は突然、イライラしてしまったりして、感情の波が激しかったのですが、そんなとき夫に対する口調が荒くなったことも。彼にはまったく非がなくて、私が勝手にイライラしていただけなので、彼からしたら『なぜ理由もなく不機嫌に?』と思っていたはずです(苦笑)。
そんなこともあって、やっぱりお互いを尊重して感謝し合える夫婦関係でいたいと思うように。
夫は、仕事に対しても家庭に対しても真面目で真っ直ぐな人。そういう感謝の気持ちを言葉で伝えるのは恥ずかしいので、記念日ごとに手紙で伝えるようにしています。これで普段のイライラをチャラにしてもらおう、ってわけにはいかないと思っていますが(笑)。
彼と一緒にいてラクであることにあぐらをかかないで、素の自分でいさせてくれることに感謝しながら、これからも家族と一緒に暮らしていきたいです」
取材・文/宮田典子(HATSU)