杏さんの卒業、ヨンアさんが新たな表紙キャラクターに!
2008年1月号から2年半表紙キャラクターを務めた杏さんが、2010年の6月号でOggiを卒業。
卒業ページでは、2年半に撮影した写真を前に「全ページ、それぞれに思い出があって覚えている」ということで、杏さんナビゲートで、特に思い入れのあるページを振り返りました。
新たな表紙キャラクターはヨンアさんに!
7月号からヨンアさんが新表紙キャラクターとして始動。華のある、ハッピーな笑顔で『Oggi』の人気を支えてくれました。
女子会ブームの2010年。同性を意識したファッションにおしゃれ心もヒートアップ!
2010年のファッションのトレンドといえば、短め丈のボトム! スカートやワンピースもデザインがもともと短いものが多く、パンツの着こなしもロールアップで足首を見せることで女っぷりを上げるスタイルが流行。
ミニスカートを攻略するための企画もあり、今以上に足の露出が多かった時代でした。
2010年は新語・流行語大賞で「女子会」がトップ10入り『Oggi』でも女子会にフィーチャーした企画が多く立ち上がりました。
2010年の注目記事をピックアップ!
1月号「今、欲しいデニムは『進化形スキニー』だけ!」
デニムに一家言あるというスタイリスト望月律子さんの気合も十分だった、デニムのアップデート企画。
ちなみに、2007年ころからジーンズはデニムという呼び方へシフトしました!
スキニーパンツ全盛期だった2010年は、デニムももちろん当然、超細身なスキニータイプがトレンドでした。
この冬に買い足すデニムとして提案したのは、落ち感ブルー&きちんと感も演出できるグレーの2本。
望月さんによると、今までのスキニーは濃い色一辺倒でしたが、このときは落ち感がきれいなブルーと新鮮な印象を与えるグレーの台頭が注目で進化形のポイント。
デニムはいつだってアップデートが必要ですね。
5月号「美脚効果を狙うなら… ボトムは去年より“-5cm”が常識です!」
2000年代後半からボトムの丈が短い傾向にありましたが、2010年になるとさらに短く進化!
スカートもワンピースも丈が-5cmほど短くなったデザインがトレンドで、パンツやデニムも短め丈からさらにロールアップをして抜け感を出すのが流行っていました。
このバランスだと視線が上に集まって、全盛んのバランスもアップ!
脚が見える分、ケアも忘れてはいけないとレッグクリームなどの情報もセットで提案。
6月号「ONLY8アイテムで実現! 意志のある“ミニマム・ワードローブ”」
着回し企画がますますパワーアップ! 6月号では8アイテムだけで着回す「ミニマム・ワードローブ」を展開。
季節の変わり目は、何かを買い足したところで「なんだか決まらない…」という現象になりがちです。
そこで『Oggi』では、「なりたい自分」を絞り込み、最小限のアイテムを厳選することでおしゃれが完成することを実証。
誌面では、2010年に旬だった2大テイスト「洗練サファリ」と「上品マリン」に絞り込みます。
この理論はトレンド情報が飽和状態にあった読者の気持ちにもフィットして、11月号でも意志あるミニマムワードローブとして再度特集をされたのでした。
7月号 別冊「Oggi Journal創刊! 緊急リサーチ! 売れてるモノには理由アリ! 今、Oggi世代が買っているモノ、なんでもランキング285」
景気低迷の最中にあった2010年は「物が売れない時代」とも言われていました。そんな中、『Oggi』では実際に売れているアイテムを緊急リサーチ!
消費が底冷えしているときだからこそ「売れているアイテム」の理由を徹底取材し、本当に必要なものを情報提供しようとジャーナルスタイルの別冊付録を実施。
中でも爆売れしていたのが“美人シャツ”。
定番の白シャツから女っぷりが上がるカシュクール、こなれ感を出せるチュニック丈などバリエーションも豊かで通勤アイテムで大活躍していました。
また、パンツ人気が高まっていた時期でもあり“美脚クロップド”、“パギンス(見た目はデニムだけどウエストがゴムのパンツ)”、“大人カーゴ”が売れ線でした。
ファッション以外でもリサーチする徹底ぶりで、たとえば当時その手軽さで人気が爆発した“カップ付きインナー”やデパ地下グルメなどもランクイン!
また、ちょっと高級な大人バーガー旋風が吹き荒れていた時期でもあって、鈴木 深編集長(当時)が人気バーガーを独断と偏見で食べ比べるコラムも(ちなみにNo.1は「Reg-On Diner」のハンバーガー)。
みんなでワイワイおしゃべりしながら、隅々まで楽しめる情報が満載でした!
8月号「仕事もプライベートも! 女子的スマートPhone活用術」
2008年にiPhoneが日本でも発売され、スマートーフォン市場に勢いが出始めた2010年。
携帯電話とPCのいいとこどりをしたスマホはOggi世代にも瞬く間に大ヒット!
手のひらサイズのスマホでインターネット検索ができるほか、デジカメやミュージックプレイヤー、MAPナビゲーション機能、アプリ機能などが搭載され、一度手にしたら手放せない便利さにみんなが夢中になったのでした。
スタイリストの渡辺いく子さんは、当時既にアシスタントさんとスケジュールの情報共有をするためのツールとして活用するなど、かなり駆使していらした様子。
また、当時Twitter芸人としても知られていたお笑いコンビ「オリエンタルラジオ」の中田敦彦さんもiPhone愛用者でアプリカスタマイズで時間を有効に活用していました。
9月号「Midnight Oggi」
いつもより少し長い真夏の夜を120%楽しむための「Midnight Oggi」企画。
気のおけない友人たちとエンドレスなおしゃべりを楽しみたい女子会は、いつもよりおしゃれやメイクの気合いも入るもの。
そこでリムジンでゴージャスな女子会、テラス席でビール会、憧れレストランでマダム会、おうちでなごみ会などシーン別にドレスコードを立ててコーディネートを提案。
リアルな女子会でもドレスコードを立ててみたくなる、おしゃれの楽しさが詰まった企画でした。
11月号「秋こそトライ! 大人の『ミニめスカート』攻略レッスン」
挑戦したいけれどなかなか手を出せない人も多かった、トレンドのミニ丈スカート。そんな苦手意識を抱えた読者からのお便りをもとに企画された特集。
品よく大人キュートにまとめる着こなしをスタイリストの佐藤佳菜子さんが提案します。
ミニといえどもひざ上10cm未満で大人っぽさをキープし、タイツとの組み合わせはマスト。そこにヒール靴を合わせたり、太めのロングブーツを合わせて肌をチラ見せさせることで黄金バランスが完成。
この企画は大好評で、翌年の2月号でも冬バージョンとして再び企画があがるほど。
知的さを保ちつつ、大人でも挑戦しやすい着こなしが通勤スタイルに鮮度を与えてくれたのでした。
11月号「明日から挑戦! “大人上品”な囲み目メーク」
巷では街ゆく若者はみな囲み目アイラインをしていたけれど、Oggi読者にはまだ浸透しきっていなかった様子。
しかし、確実に目が大きく見える囲み目メイクをしないなんてもったいないということで、大人っぽくて上品に見える囲み目メークをヘア&メイクの森ユキオさんが伝授。
マスカラの重ねづけやつけまつ毛などで「盛る」メイクが大流行していたけれど、程よくトレンドを感じさせる大人メイク術が読者にも好評でした。
12月号「冬のおしゃれの切り札は『無重力コート』&『女子会ワンピース』」
冬本番を迎えようとしていた12月号では、おしゃれの切り札としてONの日の「無重力コート」、OFFの日の「女子会ワンピース」を提案。
前年から一転して軽やかなコートが大豊作だったため「無重力コート」と命名してタイプ別にトレンドのコートを紹介。今はひざ下のロング丈が定番ですが、当時はひざ上丈のコートが主流だったためより軽やかな印象でした。
また、もうひとつのおしゃれの切り札として「女子会ワンピース」を提案。
当時は、新語・流行語大賞でトップテン入りをした「女子会」ですが、そんな女子同士の集いの場でこそおしゃれパワーは炸裂!
メイク企画でも「女子会」を切り口にした特集が登場するなど、キーワードとなっていたのでした。
30年に1度の酷暑で異常気象宣言! K-POP熱が高まった2010年
気象庁が「30年に1度の異常気象」と認定した2010年の猛暑。この年の猛暑は6月中旬から9月末まで長期間続いたことが特徴的。
暑さ対策への支出と野菜の価格高勝など消費者の生活にも大きな影響を及ぼし、地球温暖化の警鐘を実感した年でした。
また、日本の音楽シーンではAKB48と嵐がチャートを独占する中、韓国のガールズグループで少女時代、KARAが日本デビュー。既に日本でも活躍していた東方神起やBIGBANGらと共にK-POPブームを牽引しました。
2010年の時事トピックまとめ
バンクーバー・冬季オリンピック開催/宇宙飛行士の山崎直子さん搭乗のスペースシャトルが宇宙へ/小惑星探査機「はやぶさ」が地球に帰還/尖閣諸島中国漁船衝突事件発生の時効廃/「羽田空港国際線ターミナル」が開業/改正育児介護休暇法施行(父親の育児休業取得促進)/菅直人内閣発足(6月8日〜)/アップルから「iPad」が発売/「Instagram」がサービス開始/プロゴルファーの宮里 藍さんが日本選手初の世界ランク1位/コミックス『ONE PIECE』初版で国内史上最高の300万部発行/AKB48『ヘビーローテーション』、嵐『Beginner』などがヒット/ドラマ『新参者』『フリーター、家を買う』放送/映画『アバター』『セックス・アンド・ザ・シティ2』公開
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文/HATSU