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2022.08.01

コギャル全盛の1996年、Oggiでは早くもセルフプロデュース力を磨く大特集が!

1992年、グローバルに活躍するキャリア女性を目ざす、働く女性のためのファッション誌『Oggi』が創刊しました! 創刊30周年を記念して、創刊号から最新号までの軌跡を時代背景と共に1年ごとに振り返っていきます。たまごっちが発売された1996年は、アムラーやコギャルの全盛期。この年、『Oggi』はどのようなファッションを提案していたのでしょうか。

通勤服で自分を表現するセルフプロデュース時代へ

通勤服の素材が多様化したり、セレクトショップの台頭で気軽に海外の商品を手にする機会が増えたことから、個人のセンスがより問われるようになった1996年。Oggiの誌面でも、自分をどう見せたいか、かっこいいキャリアとしての着こなし提案が増えてきました。

空前のアジアンブームが到来! ファッションからライフスタイルまで新たな価値観との出合い

香港ファッションブームから派生し、近隣のアジア諸国のファッションやライフスタイルにも注目し始めた年。香港、シンガポール、韓国を現地同時取材した人気連載「アジアヒートアップレポート」のスタートも’96年の1月号。

1996年の注目記事をピックアップ!

1月号「大人の好奇心をくすぐるエリア 12月、夜6時からの表参道」

’90年後半から’00年にかけて、ハイブランドの路面店が急増し、今に繋がるファッションストリートとなっている表参道。この記事は、それより前の表参道にフィーチャー。

ひっそりと路地にたたずむ、良質なセレクトショップが数多く点在していて、ぷらぷらと街歩きをするのが楽しかった街として紹介。

9月号では「大人の街、青山の通になる」という特集も組まれ、銀座や新宿とはまた違う、洗練された大人の街として表参道界隈が注目されていました。

2月号「『就職せず』を選んだ女性たちの理想と現実を追って」

湾岸戦争、ソ連の消滅など激動の年となった‘91年を境に、日本ではバブル経済の終焉を迎え、就職戦線は求人が下降をたどるように。

そんな超氷河期と呼ばれた就職戦線を振り返りつつ、「企業に就職すること」そのこと自体を考え直そうという提案は、今の時代にも置き換えられそうですね。

また、実際に「就職せず」を選んだ女性たちの本音にも直撃。

自分の価値観で人生をつかむ女性の生き方がOggi読者の励みに。ネガティブな現実を逆手に取って、前に進もうとする女性はいつの時代も輝いています。

2月号「有能バイヤーが予測『今年はこれが買い!』」

セレクトショップ人気から〝バイヤー〟という職業にスポットがあたり出したのもこのころ。海外の市場に詳しく、最新のトレンドを熟知したバイヤーたちの旬の情報は、Oggi世代の貴重な情報源!

「バーニーズ ニューヨーク」「ザ・ギンザ」「ギンザ・コマツ」「ユナイテッド アローズ」「ル・グラン・ブルー」「伊勢丹」などの敏腕バイヤーが登場。

当時の流行はヒップハンガーの細身パンツや素材切り替えのあるワンピース、光る・透ける・伸びる未来的な素材、“プラダ”や“ミュウ ミュウ”も人気だったことがわかります。

4月号「“見せたい自分”に見せる選択 自分表現が光る服」

セットアップのスーツでも、自分らしさを表現できるという可能性を探った企画。

同性がビジネス相手の場合は「洗練」、不特定多数の相手と会う外勤では「優しさ」、仕事先の男性上司と会う日は「清潔感」などテーマごとにスーツの提案をしています。

そんな中、各界の著名人がキャリアファッションについてコメントしたコラムが秀逸。

外資系金融会社の支配人や有名化粧品会社の広報に混じって、パンツェッタ・ジローラモさん(当時33歳、広告代理店勤務&NHKイタリア語会話講師でした)も、「型にはまったおしゃれじゃなくて、パーソナリティをもっと出してもいいと思う」と、ジローラモさんらしいコメントを寄せていました。

8月号「関西キャリア・スタイルの新基準」

現地取材をもとに、関西=「派手」「個性的」という既成概念から、Oggiの基本姿勢である「シンプル」をブラッシュアップしようという企画。

シンプルゆえに地味になってしまう悩みに対して、関西キャリアのコンサバなのに「華やかさ」「自分らしさ」を感じさせるファッションスタイルが新しい基準を示してくれました。

いつもとは雰囲気が違う、関西ノリのファッションシューティングも楽しいページ!

9月号「いつかは“ジル・サンダー”」

究極のシンプルを体現する“ジル・サンダー”は、今も昔もOggi世代の憧れ。

過度なデザインを避ける理由は、着る人の個性を引き出し、自然体でいられるように。これこそ、デザイナーのジルが考える究極のエレガンス!

誌面では著名人に“ジル・サンダー”を着こなしてもらうページも。

銅版画家の山本容子さん(写真・上・右ページ)は、「シンプルであることは、女らしさを排除することとは違う。」と語り、媚びない女らしさがある“ジル・サンダー”に惹かれているとのこと。

自分流のものさしでブランドを選び、さらりと着こなす姿が印象的でした。

12月号「高すぎる服はもう欲しくない」

ブランドやトレンドに頼りすぎなくても、素材が進化して見映えするプチプラ服が充実してきたこの年。セレクトショップの台頭によって、上質なのに納得のいく価格のアイテムがそろうようになり、働く女性のファッションの幅がぐんと広がりました。

コギャルが渋谷を闊歩し、CDのミリオンセラーが続出した1996年。不況ながらもエネルギッシュな熱気に満ちていた1年

CDがダブルミリオン(200万枚)を記録するなど、TKサウンド(小室哲哉プロデュースの楽曲)が日本のJ-POP界を席巻していたのも’90年代後半。小室ファミリーだった安室奈美恵さんのファッションが一世を風靡し、街には「アムラー」が急増。

また、女子高生が流行発信をしていたコギャル最盛期でもあり、ルーズソックスやプリクラ、「チョベリグ(超very good)」などの略語を流行らせるなど、ブームの火付け役に。

クリントン大統領再選/アトランタ・オリンピック開催/「O157」による食中毒が猛威/橋下龍太郎内閣発足(1月11日〜)/「Yahoo! JAPAN」がサービス開始/芸術家の岡本太郎が死去/漫画家の藤子・F・不二雄が死去/「東京オペラシティ」が完成/日本初上陸となる「スターバックス コーヒー 銀座松屋通り店」がオープン/「新宿高島屋」がオープン/「たまごっち」発売/伊達公子ウィンブルドンでベスト4/「アムラー」ファッションが大流行/globe『DEPARTURES』、久保田利伸with NAOMI CAMPBELL『LA・LA・LA LOVE SONG』などがヒット/ドラマ『ロングバケーション』放送

※本記事では当時の誌面を使用しています。無断転載はお控えください。

文/HATSU

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Oggi12月号で商品のブランド名に間違いがありました。114ページに掲載している赤のタートルニットのブランド名は、正しくは、エンリカになります。お詫びして訂正致します。
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