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2023.01.02

「ニューノーマル」な誌面作りが求められた2020年、おうち時間やテレワークの特集が人気に!

1992年、グローバルに活躍するキャリア女性を目ざす、働く女性のためのファッション誌『Oggi』が創刊しました! 創刊30周年を記念して、創刊号から最新号までの軌跡を時代背景と共に1年ごとに振り返っていきます。2020年は、なんといっても新型コロナウイルスの流行。世界中で混乱が続く中、『Oggi』では滝沢カレンさんと若月佑美さんが専属モデルに。新しい価値観が芽生え始め、新スタンダードを模索する企画が多く生まれました。

未曾有のパンデミックに世界中が混乱。新たな価値観と向き合った2020年

7月号制作のまっ最中だった4月には、新型コロナウイルス感染症で緊急事態宣言が発令。臨時休刊する雑誌もある中、『Oggi』ではできることで誌面づくりを考え、発行を続けました。

今まで走り続けてきた私たちですが、一度立ち止まったことで、自分に本当に必要なものが見えてきた人も多かったはず。そんな新しい価値観が芽生え始めた2020年は、新スタンダードを模索する企画も多く生まれました。

滝沢カレンさん&若月佑美さんが専属モデルに仲間入り

Oggi専属モデル

収束の見通しが立たず、みんなが不安な日々を送る中、読者に元気を届けてくれたのは滝沢カレンさんと若月佑美さんの新Oggi専属モデルたち!

若月さんは6月号から、滝沢さんは11月号から専属モデルに加わり、不安な世相を吹き飛ばす勢いで『Oggi』を盛り上げてくれました。

木村拓哉さんが20年ぶりにOggiの表紙に!

2020年Oggi4月号

また、『ドラえもん』50周年を記念したスペシャルコラボ企画として、4月号では木村拓哉さんが20年ぶりに表紙に登場。ドラえもんとの2ショットが大きな話題を呼びました。

2000年1月号の木村拓哉さんの表紙はこちらをチェック!

2020年の注目記事をピックアップ!

2月号「オタ活も防寒重視で! 1月の1ヵ月コーディネート」

「オタ活も防寒重視で! 1月の1ヵ月コーディネート」

アイドル、ドラマなど何かに熱狂的にハマる“オタ活”をしている人が急増し始めていた2019年。2月号の1ヵ月コーディネートでは、話題の“特撮女子”が主人公!

そこで元号が令和に変わってから初の仮面ライダーとして注目を集めていた『仮面ライダーゼロワン』とのコラボが実現。

IT関連会社のマーケティング部門に勤める小泉里香(33)の“推し”は、メインライダーのゼロワンと変身前の飛電或人。

「オタ活も防寒重視で! 1月の1ヵ月コーディネート」

「オタ活も防寒重視で! 1月の1ヵ月コーディネート」

「ゼロワン始め」に映画館に行ったり(観るのは3回目)、オタ友と5時間推しについて語り合ったり、今までの登場人物にはいなかったキャラクターが新鮮でした!

4月号「トレンド服(と、ひみつ道具)で『できたらいいな♪』が叶う3月の1ヵ月コーディネート」

「トレンド服(と、ひみつ道具)で『できたらいいな♪』が叶う3月の1ヵ月コーディネート」

『ドラえもん』50周年記念のコラボ企画で、ユニークな1ヵ月コーディネートが再び登場!

仮面ライダー・オタ活女子に続き、今回は渋谷のIT系ベンチャー企業に勤める泉 のび香(31歳・独身)が主人公で、またしても泉 里香さんが好演。

同僚との婚約が破談になったことをきっかけに転職し、練馬区の実家に住んでいるのび香。ある日、台所に大量のどら焼きを発見。ふと、部屋を見わたすと、なんと実家にドラえもんが降臨し、共同生活が始まるのです!

「トレンド服(と、ひみつ道具)で『できたらいいな♪』が叶う3月の1ヵ月コーディネート」

「トレンド服(と、ひみつ道具)で『できたらいいな♪』が叶う3月の1ヵ月コーディネート」

そこからはミラクルな日々の始まり♪ 「タイムふろしき」で書類整理したり、「どこでもドア」で秘境の温泉に出かけたり。

でも、そんな都合のいい日が続くはずもなく…。そんな『ドラえもん』な展開も楽しく、演じた泉さんがかわいくて、各方面で反響を呼んだのでした!

6月号「若月佑美の素顔。」

「若月佑美の素顔。」

乃木坂46の活動を経て、女優としても活動している“若様”こと若月佑美さんが初登場したのは1月号。回を重ねるごとに存在感を増し、各方面から多くの反響を呼びました。

その若月さんが、6月号から美容専属モデルとして『Oggi』に仲間入り!

「若月佑美の素顔。」

モデルの仕事は始めたばかりで緊張すると語っていた若月さんですが、翌年6月号からは美容連載も始まり、美容の知識と経験を着実に積み上げ、2021年9月号では初のカバーモデルに。

今後の活躍からも目が離せません!

6月号「韓国ドラマにおしゃれのヒントがあった!」

「韓国ドラマにおしゃれのヒントがあった!」

K-POP、韓国美容、映画『パラサイト 半地下の家族』のヒットなどから、じわじわと韓国ドラマにハマる人が増えていた2019年春。

この企画が立ち上がったときは、まだ『愛の不時着』が配信され始めたころで、『梨泰院クラス』に至っては始まる直前というタイミングでした。

そんな中、「韓国ドラマが面白い!」「登場人物のファッションがおしゃれ」とスタイリストや編集者の間で話題になり、韓国ドラマからおしゃれのヒントをひもとく特集をしたのでした。

この直後、ステイホームを余儀なくされ、韓国ドラマの沼へとハマる人が急増。ステイホームの巣ごもり需要によって、第4次韓流ブームへと繋がったのでした。

「韓国ドラマにおしゃれのヒントがあった!」

7月号「“働く女性とテレワーク”最新レポート」

「“働く女性とテレワーク”最新レポート」

東京2020オリンピックを機にテレワークが広がることを想定して立ち上がった企画でしたが、予期せぬ「新型コロナウイルス感染症」の猛威によって、緊急事態宣言が発令されステイホームに突入。

そこで、取材班は途中からテレワークで取材を決行。テレワークを実践し始めていた企業で働くOggi世代に、Q&A形式でリアルな声を拾い上げました。

その中には、「雑談によるアイディアが生まれにくい」「ローテーブルで仕事をするので猫背になりがち」「部署を超えた新プロジェクトに取り組みにくくなりそう」など今後の課題も。

「“働く女性とテレワーク”最新レポート」

「“働く女性とテレワーク”最新レポート」

担当エディターによる「テレワーク取材奮闘記」では、「自宅の椅子で腰が爆発しそう…」「zoom取材用の画面テストに映る生活感丸出しの背景に絶句」など、慣れない働き方に悪戦苦闘する様子がリアルに詰め込まれていました。

8月号「Oggiスタイリストの#おうち時間」

「Oggiスタイリストのおうち時間」

Oggiで活躍中の人気スタイリスト4人のライフスタイルに、これまでになく迫った企画は大好評に。

4者4様の素敵な暮らし方、ファッションのこだわり、インテリアの好みなど、それぞれにマネしたくなるおしゃれテクニックが満載の特集になったのです。

「Oggiスタイリストのおうち時間」

「Oggiスタイリストのおうち時間」

ステイホームを経験したことで、今まで以上にインテリア、食生活、セルフケアなどに意識が向いたOggi読者は、4人のリアルな日常のひとコマに興味津々!

スマホやデジカメで撮影をした写真がより一層リアルを映し出していて、後にも先にもない新鮮な企画となったのでした。

11月号「滝沢カレン、Oggi専属モデル始めます!」

「滝沢カレン、Oggi専属モデル始めます!」

テレビのバラエティ番組でキュートなキャラクターを見せてくれていた滝沢カレンさんがOggiに初登場したのは5月号。

その後も毎号登場し、7月号では「滝沢カレンの“カレンなるシネマ♡”」、8月号では「『カレンの台所』がOggiに出張♡ Specioal」などの企画が取り上げられ、その度に多くの反響をいただいていました。

そんな滝沢さんが11月号から満を持してOggi専属モデルとして仲間入りすることに。

「滝沢カレン、Oggi専属モデル始めます!」

「滝沢カレン、Oggi専属モデル始めます!」

彼女のピュアで真っすぐで、人並外れた努力家な一面が垣間見られるインタビューには、「カレン語」も満載。ますます気になる存在として、働く女性の新たなアイコンとしてスタートを切ったのでした!

12月号「『オッジェンヌ』6期生、決定しました!」

「『オッジェンヌ』6期生、決定しました!」

メンバーは元タカラジェンヌの力丸莉帆さん(30歳/当時)、語学堪能なCAの神谷成美さん(29歳/当時)、美容マニアでもある高橋加奈代さん(29歳/当時)、ヨガインストラクターの資格も持つ賀来みな美さん(26歳/当時)、世界35か国を旅した経験の持ち主で最年少オッジェンヌの志村美咲さん(24歳/当時)。

6期生も個性あふれる5人が選ばれました。誌面のほかにOggi.jpの記事でも大活躍中!

「『オッジェンヌ』6期生、決定しました!」

「『オッジェンヌ』6期生、決定しました!」

賀来さんは得意のイラストを生かして【オシャレ“あるある”奮闘記】という連載をもつなど、ほかのメンバーもインスタライブに読者代表として参加するなど大活躍! 今後の活躍も要チェックです。

発表! 741名の応募の中から選ばれた新オッジェンヌ「7期生」はこの7人!

12月号「かっこいい気分のまま、『きれい色』を期待♡」

「かっこいい気分のまま、『きれい色』を期待♡」

前年がネオンカラーやパステル調の色がトレンドだったことに対して、こっくりしていて奥深いトーンのカラーニットが豊作だった’20年の冬。

これなら甘くなりがちなカラーニットも「かっこいい気分」のまま着られるということでコーディネートを提案。

「かっこいい気分のまま、『きれい色』を期待♡」

「かっこいい気分のまま、『きれい色』を期待♡」

スタイリストの縄田恵里さんとエディターの三尋木奈保さんの対談では、こうした絶妙な風合いのカラーは布帛よりもニットのほうがきれいに出やすいということで、ニットで「きれい色」の着ることをおすすめ。

暗めの色に頼りがちな冬に、新鮮味のあるカラーニットが映えると好評でした。

新型コロナウイルス感染症が世界で流行、すべてが一時停止した2020年

新型コロナウイルスが拡大し、2月に感染規模が世界に。3月11日にはWHOがパンデミック宣言。日本国内では4月8日から政府による緊急事態宣言が発令されました。

ゴールデンウィークになっても事態は収まる様子がなく「ステイホーム週間」へと突入。その後も、度重なる緊急事態宣言の発令や外出自粛要請により、飲食店や商業施設などさまざまな業種が休業を強いられることに。

これにより、繁華街や駅から人の姿は激減。街ではマスクやアルコール消毒液のほかに、トイレットペーパーなどの品薄が続き、さらには東京オリンピックの開催が延期されるなど混乱は続きました。

巣ごもり需要の拡大によって「第4次韓流ブーム」が到来!

韓国ドラマ『愛の不時着』『梨泰院クラス』(共にNetflixで配信)、そしてガールズグループ「NiziU」のデビューまでの過程に密着した『Nizi Project』(Huluで配信)など、ステイホーム中に自宅で楽しめる動画配信サービスの需要が急速に高まったのでした。

2020年の時事トピックまとめ

新型コロナウイルスの感染拡大により初の緊急事態宣言発令/東京オリンピックが延期/漫画『鬼滅の刃』が大ブーム/山手線で49年ぶり新駅「高輪ゲートウェイ駅」開業/レジ袋有料化がスタート/東京練馬区の遊園地「としまえん」閉園/高速・大容量通信規格「5G」サービス開始/「GO To トラベル」キャンペーン開始/競泳・池江璃花子選手がレース復帰/菅義偉内閣発足(9月16日〜)/同性婚が複数の国で合法化/松坂桃李さん&戸田恵梨香さん、石原さとみさん&一般男性など、芸能界で結婚ラッシュ/LiSA『紅蓮華』、YOASOBI『群青』、瑛人『香水』などがヒット/ドラマ『半沢直樹』『テセウスの船』『MIU404』放送/映画『パラサイト 半地下の家族』『劇場版 鬼滅の刃 無限列車編』公開

※本記事では当時の誌面を使用しています。無断転載はお控えください。

文/HATSU

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