ボトムスの丈やバッグのサイズ感に変化あり!
2006年は通勤スタイルの新バランスがアップデート
コーディネートランキングでも上位に躍進したハーフパンツが通勤ボトムに仲間入り!
6月号でヨンアさんが表紙に初登場。小泉里子さんと共に『Oggi』の顔を務めることになります。
そして、’06年を代表する人気ボトムスといえば「ハーフパンツ」。
当時流行していたロングブーツとの相性もよく、オフィススタイルとも上品にマッチしてコーディネートランキングでも上位に上がるほどでした。
また、バッグもサイズ感に変化が見られます。当時、海外セレブから人気に火がついた元祖「エディターズバッグ」とされる、“クロエ”の「パディントン」が一斉を風靡していたころです。
モデルの私物では“バレンシアガ”の「シティ」が大流行し、働く女性たちもそれに敏感に反応。コーディネートのバランスが大きく変化した年でした。
2006年の注目記事をピックアップ!
1月号「『丸の内&心斎橋』12月の通勤1ヶ月コーディネート」
‘02年に東京・丸の内の再開発プロジェクト第一弾としてリニューアルされた「丸ビル」。
続く’04年には「丸の内オアゾ」、’06年には食を中心としたビル「TOKIA」がオープンするなど、丸の内エリアの商業施設オープンラッシュはこの後も続きます。
また、大阪・心斎橋も「そごう大阪店」がリニューアルした年で、ブランドショップの路面店のオープンラッシュで賑わっていました。
そんな東西のオフィス街を舞台に1ヵ月コーディネート。
丸の内の代表的な通勤スタイルは、ジャケット+フェミニンスカートを合わせたエレガントな着こなし、一方の心斎橋は美脚白パンツを中心にしたリッチなグラデーションコーデが人気。
土地柄が現れる東西対決は、毎回人気のコンテンツです!
2月号「年明け通勤は、『かっこキレイなウォームビズ』で行く!」
「ウォームビズ」は環境省が地球温暖化防止のため、オフィスの空調を20℃にすることを推奨した取り組み。しかし、体感として去年よりも約6℃寒く感じるとのこと。
そこで『Oggi』が提案したのが「かっこキレイなウォームビズ」。
暖房を1℃上げるより、トップスを1枚重ねるなどコーディネートで工夫することで「LOHAS」的に過ごそうという提案でした。
オフィスに潜入したレポートでも、シャツ+深Vニット、インナーの2枚重ね、ファー付きカーディガン+タートルニットなど工夫が見られます。
同年の12月号でも企画され、重ね着をしてもすっきり見せるテクニックが読者にも好評でした。
4月号「大流行!『ハーフパンツ』の美脚効果」
前年の冬から人気に火がついた新顔の「ハーフパンツ」。2005年12月号のコーディネートランキングではニット帽+ハーフパンツのリッチカジュアルが堂々の1位。当時の読者が今、いちばん欲しいアイテムでした。
『Oggi』では“美脚”にこだわって紹介。ロングブーツとも相性がよく、冬カジュアルの旬アイテムでした。
6月号「見せます! ヨンアの『きれいの理由』最新AtoZ」
6月号で初となる表紙を飾ったモデルのヨンアさん。初登場は2004年2月号のファッションページ。このころはまだ韓国と日本を行き来していて、日本語も話せなかったため通訳を介してのコミュニケーションでした。
そんなヨンアさんは同年の5月号から専属モデルとなり、そこから2年半、ついに初カバーモデルに。
その間に日本語を勉強し、家族と離れて日本でひとり暮らしも経験。生まれ持った美しさはもちろんですが、いろいろな努力、そして愛らしい人柄こそがヨンアさんの“キレイ”の秘訣だったのかもしれません!
7月号「直前チェック! 女目線で『サッカーW杯』を盛り上がる方法」
日韓共同開催サッカーW杯の熱狂から4年。あの熱狂を再び、とということで’05年ドイツ大会の見どころを大特集。
サッカー好きな中井美穂さん、水野裕子さん、仮屋崎省吾さんによる座談会で、各国の代表選手から「いい男」目線で注目選手をチェック!
C・ロナウド、D・ベッカムを始め、N.クラニツァール(クロアチア)、Y・アジアウォヌ(トーゴ)など意外にも通なラインナップ!
9月号 「ちょっと大きめ、里子の『エディターズバッグ』新展開」
元祖エディターズバッグと言われる“バレンシアガ”の「シティ」、“クロエ”の「パディントン」などが大流行していた’00年代。
海外セレブから人気に火がつき、当時のハイブランドの新作を見てもバッグのサイズは全体的に大きめが主流。
そんなバッグのサイズ感の変化にともなって新たなバランスの提案をしました。
10月号「大調査! みんなの内面磨きと知的投資プラン」
10月号のファッション大特集のテーマが「かっこいい美人ベーシック」。
クールだから、シャープだからという単純な発想ではない、内面からあふれ出る「かっこよさ」を身につけるための内面磨きを特集。
読者取材のページでは、「人生の中で自分に思い切り投資できるのはOggi世代ならでは」と、語学やヨガレッスン、読書などさまざまな知的投資プランを検討する女性が多数。
今後の人生や生活をもっと楽しくするための選択肢を広げるためにも、聡明な女性たちは内面磨きへと勤しんでいました。
10月号 別冊付録「『おいしい美人食』のシンプルレシピBOOK」
「かっこいい着こなし美人は、かっこいいカラダがあってこそ」ということで、人気の美人食企画が別冊付録に!
続けることが大切なインナーケアとしての「美人食」は、ヘルシーなことはもちろん、おいしくて楽しくてシンプルであることが基本。
和食、アジアン、イタリアンに分けたレシピ紹介では、人気料理家の渡辺有子さん、細川亜衣さん、広沢京子さんと豪華ラインナップ。
ほかにも、長尾智子さんのスープ&サラダレシピなど永久保存版のレシピBOOKでした。
11月号「『リベンジ転職』成功への道」
‘90年代後半、時代は就職氷河期でした。大企業が新卒採用を抑制し、リストラに必死だったころと比べて、景気も上向いてきた’06年。
ふと落ち着いて周囲を見渡すと、働き盛りの中堅社員が不在であることに気づきます。そこで、採用を控えていた企業が中途採用の門戸を広げたのです。
就職氷河期を経験してきたOggi世代にとって、前職でキャリアを磨いた今こそステップアップのチャンスということで「リベンジ転職」を特集。
その後も、リーマンショックや東日本大震災などの影響で再び就職氷河期を迎えることになりますが、それでも市場の状況は常に変動するもの。
いつの時代も「リベンジ転職」というチャンスを忘れないようにしたいですね。
荒川静香さんが金メダルを獲得! ハンカチ王子の活躍も話題に
約41年ぶりの親王となった秋篠宮悠人様のご誕生で祝福ムードが漂った2006年は、スポーツのニュースも目立ちました。
トリノオリンピックでは、フィギュアスケートの荒川静香さんが「イナバウアー」で金メダルを獲得。当時サッカー日本代表だった中田英寿さんが引退を表明したのもこの年でした。
そして早稲田実業と駒大苫小牧との夏の高校野球決勝戦は記憶に残る名勝負に。“ハンカチ王子”こと斎藤佑樹さんと田中将大さんが投げ合うも引き分けとなり、史上2度目となる再試合の末に早実が優勝したのでした。
2006年の時事トピックまとめ
「iPS細胞」を作り出すことに成功/携帯電話などを受信対象とする地上デジタルテレビ放送「ワンセグ」開始/秋篠宮悠仁様誕生(約41年ぶりの親王)/安倍晋三内閣発足(9月26日〜)/「ニコニコ動画」開始/トリノオリンピック開催/「表参道ヒルズ」がオープン/「G.U.」/「クリスピー・クリーム・ドーナツ」が上陸し大ヒット/KAT-TUN『Real Face』、レミオロメン『粉雪』、EXILE『ただ… 逢いたくて』などがヒット/ドラマ『マイ ボス マイ ヒーロー』、『のだめカンタービレ』、『僕の歩く道』放送/映画『ダ・ヴィンチ・コード』『プラダを着た悪魔』公開
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