クロップドパンツ、ふんわりスカート、ハーフパンツ… 通勤スタイルに新顔が続々登場!
街を歩くOggi世代の女性たちのボトムスに、クロップドパンツ旋風が吹き荒れます。
ちらりとのぞく足首が着こなしを女らしく見せてくれると、通勤服にも歓迎されました。
一方で、ふんわりスカートやハーフパンツなどの新顔ボトムスも登場するなど、通勤スタイルの鮮度がアップ。
シンプルだけでは物足りないとばかりに、カジュアルでフェミニンなスタイルが読者からも高い支持を得ていました。
たとえば、ジャケットの代わりとしてカシュクールニットの着こなしにも人気があり、リラックス&フェミニンな雰囲気のトップスが欲しい気分だった様子。
ちょい派手バッグや色のストールなどで上品さを保ちながらも“いい女度”のバランスを調整していました。
そんな今の気分を満たしてくれる「バナナ・リパブリック」の上陸も大きな話題に。
2005年の注目記事をピックアップ!
2月号「先輩たちの『仕事と子育て』両立のワザ」
結婚か仕事かという複雑な思いに悩まされた90年代後半、離婚率の急増で「結婚ってなんだろう」とふと立ち止まった00年代前半…。
そんな試行錯誤を経て、働く女性にとって「結婚も仕事も両方楽しんでいい」という結論にたどり着きます。
そして‘05年2月号では「子育てと仕事の両立」も視野に。現実にはまだまだ厳しい部分もありますが、何かを諦めなくても仕事は続けられるという希望を見出すのでした。
3月号「2005年型シンプルに衣替え! 里子カジュアルVSブレンダ・ベーシックVS美香フェミニン」
ナチュラルなのにかっこいいシンプルを目指す里子カジュアル、知的かわいいリッチシンプルを目指すブレンダ・ベーシック、ほんのり甘いクールフェミニンを目指す美香フェミニン。
それぞれのモデルの魅力を最大限に生かしたキャッチーな企画は、読者にも届きやすいテイスト別になっていて人気でした。
4月号「いつでもどこでも『リタ・ベーシック』」
スタイリストの高橋リタさんが自身の信頼しているブランド“ラ・フォンタナ・マジョーレ”にオーダーし、3号連続で独占通販した企画。
リタさんのこだわりが詰まったアイテムは、ヘンリーネックニット・コンパクトジャケット・フロントボタンスカートの3アイテム。
リッチ感が漂うベーシックスタイルが「リタ・ベーシック」と命名されて、その後の人気企画に繋がっていきます。
4月号「人に見られる季節こそ『知的ベーシック』で春通勤」
読者1,000人のファッションアンケートからわかったのは、「知的さ」というキーワード。
ただトレンドを追うだけでもない、雑誌のコーディネートをそのまま真似するだけでもない、「自分らしさ」と「品のよさ」を感じさせるスタイルとは。
コーディネートの組み立て方からヘアスタイルまで提案。
ファッションだけでなく、内面からにじみでる「知的さ」を含めたトータルで完成するものという価値観を再定義しました。
5月号「スタイリスト菊池京子スタイルの『やっぱり通勤パンツ主義!』」
「クールなだけのパンツスタイルは、もう気分じゃない」と語るスタイリストの菊池京子さんによるパンツ大特集。
ジーンズに押され気味だったベーシックパンツのポテンシャルを、「かっこいい女らしさ」の伝道師・菊池さんが提案していきます。
ドレスアップにもカジュアルにも振ることができる、シルエットのきれいなベーシックパンツは、いつの時代も働く女性のマストアイテム。
6月号 「予定のある日は、通勤bling blingスタイルで!」
当時のセレブブームの波は通勤スタイルにまで波及! 特に人気だったキラキラしたアイテムのことを海外では“bling bling”と呼んでいました。
実はこのbling blingアイテム、シンプルな通勤スタイルとも相性が抜群。
決してギャルっぽくならないよう、品よくリッチに合わせるテクニックでゴージャス感を盛れるスタイルを提案していました。
9月号「ついに上陸!『バナナ・リパブリック』のさじ加減」
国内未発売にもかかわらず、すでにおしゃれプロの間ではステディ・ブランドだった“バナナ・リパブリック”。
そのバナリパがついに9月に日本に上陸するということで話題騒然!
シンプルでベーシックな世界観が『Oggi』とも相性抜群で、上質な素材やきれい色の展開が豊富なところなど、魅力満載のブランドについて特集しました
12月号 別冊「優しく暮らす、『ロハス』のすべて」
‘02年ころからメディアで「ロハス」が紹介され始め、スローライフ、ロハス、ソーシャル、SDGsなどに繋がってきました。
当時は、雑誌『ソトコト』が’05年からロハスを発信するようになりましたが、スローライフやロハスなどにいち早く反応してきた『Oggi』では、12月号で別冊付録に。
人に優しい暮らし方が個人だけではなく、企業や国レベルでも取り組むようになった今、改めて読み返しても古さを感じさせないテーマになっています。
郵政民営化が実現! クールビズもスタートした2005年
長年にわたって小泉首相が訴え続けてきた「郵政民営化」が、2005年についに実現。民衆の共感を得る手腕に長けた小泉首相の政治マーケティングの手法は“小泉劇場”と呼ばれ、若い世代の政治に対する意識にも変化を与えました。
小泉内閣で小池百合子環境相(当時)らが率先して協力を呼びかけた「クールビズ」&「ウォーム・ビズ」がスタートしたのもこの年。毎年11月1日から翌年の3月31日まで実施され、誌面でも企画として登場しました。
2005年の時事トピックまとめ
JR福知山線脱線事故/「iPS細胞」を作り出すことに成功/宇宙飛行士の野口聡一さんがスペースシャトル「ディスカバリー」で宇宙へ/「クールビズ」、「ウォームビズ」開始/紀宮清子内親王がご結婚/耐震偽装事件が発覚/『ドラえもん』の声優が一斉交代/「萌え」「ブログ」が流行語ノミネート/修二と彰『青春アミーゴ』、ケツメイシ『さくら』、倖田來未『Butterfly』などがヒット/ドラマ『女王の教室』、『花より男子』、『1リットルの涙』放送/映画『ハウルの動く城』、『NANA』、『ALWAYS 三丁目の夕日』公開
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