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LIFESTYLE

2022.08.20

ラジオDJ・サッシャ × Mrs. GREEN APPLE対談

J−WAVEの人気ナビゲーターとして活躍中のサッシャさんが旬のミュージシャンと対談する音楽連載。今回のゲストは、人気絶頂の最中に突如活動を休止、その後約2年の休止期間を経て今年3月に華々しく新章の幕を開けたMrs. GREEN APPLE! 新たなスタートを切った、その心の内をインタビュー。

【働く私にMusik】“思春期”から“青年期”へと変化を遂げたMrs. GREEN APPLE

Mrs. GREEN APPLE

◆Guest Musician:Mrs. GREEN APPLE

大森元貴(中央/Vo.・Gt.)、若井滉斗(右/Gt.)、藤澤涼架(左/Key.)の3人からなるロックバンド。心地よく耳に残るキャッチーなメロディ、そして明確な世界観を持つ印象的な歌詞を武器に、ハイブリッドなポップミュージックを生み出している。

◆Mrs. GREEN APPLEの軌跡

2013年~

2013年、結成。2015年にミニアルバム『Variety』でメジャーデビュー。以来、コンスタントに曲・アルバムをリリース。確かな音楽性の拡大でミュージックシーンに台頭していく。

2019年~

2019年から2020年にかけ、初の全国アリーナツアー『エデンの園』を開催。

メジャーデビュー5周年となる2020年7月8日に初のベストアルバム『5』をリリースし、オリコン週間合算アルバムランキング、Billboard総合アルバム・チャートにて1位を獲得する。

また、リリースと同時に『フェーズ1完結』を宣言し、活動休止を発表。

しかし、休止期間中もストリーミングチャート上位に楽曲が複数ランクインし続け、リスナー層は拡大を続ける。2021年12月、2022年春の活動再開を発表。

2022年~

1年8ヵ月の休止期間を経て、2022年3月、『フェーズ2開幕』を宣言。新曲『ニュー・マイ・ノーマル』のリリースとともに活動を再開。

7月8日にミニアルバム『Unity』をリリースするとともに、一夜限りのアリーナ公演『Mrs. GREEN APPLE ARENA SHOW “Utopia”』を行った。

11月〜12月には、全国Zeppツアーを開催予定。

“フェーズ”って何? バンドが変わりゆくさまを物語のように形容したかった

サッシャさん(以下、S):ごぶさたしています。そして、お帰りなさい!

Mrs. GREEN APPLE:ありがとうございます! ただいまです!

S:2020年7月に、ベストアルバム『5』をリリースしてフェーズ1を完結して活動休止。約1年8ヶ月を経て、ついにフェーズ2が本格的にスタートしましたが… そもそも、バンドの活動期間を“フェーズ”という言葉で区切っているのには、どんな意味があるんですか?

大森さん(以下、O):『スター・ウォーズ』のような大作映画によくあるみたいに、“第一章・第二章…”といった言葉を用いて物語がつくられていく響きが小さなころから好きで。バンドがビルドアップしていく様子も、そんなふうに形容できないかな、と思ったんです。

S:もし、各フェーズにタイトルをつけるとしたら、それぞれどんなタイトルになるんでしょう?

若井さん(以下、W):タイトルとは少し違うかもしれないんですけど… 人間の成長期間でたとえるのがいいのかなと。

藤澤さん(以下、F):フェーズ1は、“思春期”なんじゃないかな。

O:そして、フェーズ2で“青年期”に突入した感じだよね。

S:それはバンドとして? それとも音楽のメッセージ性として?

O:バンドとして、ですね。

S:バンドが成長して青年となり、こうして再びミュージックシーンに帰ってきたというわけですね。

ミニアルバム『Unity』は新たな名詞代わりになる一枚
Mrs. GREEN APPLEがまた新たな次元に進んでいるという実感

Mrs. GREEN APPLE

S:久々にお会いして、ビジュアルの変化にも驚きました! この変化にはどんな思いが込められているんでしょう?

O:フェーズ2に入って、楽曲に込める気持ちがより内省的になってきたんです。その分、外見的な部分で武装をしようという思いが大きいのかもしれません。今回は、3人それぞれが異なるパステルカラーをまとうことで、ミニアルバム『Unity』を表現したいなと。

F:髪色やメイクを変化させることで、性別や人種の枠組みを超えた世界観を表現できる。それがすごく面白くて。Mrs. GREEN APPLEがまた新たな次元に進んでいる実感が湧きます。

W:自分もバンドも表現の幅が広がっているな、と身をもって感じています。僕、フェーズ1ではずっと黒髪のままだったんです。だから、こうして髪色が変化しただけでも純粋に楽しいですね。

S:『Unity』は、フェーズ2における初アルバムとなりますが、それぞれ音楽的な変化はありました?

W:僕は、自分の気持ちがより前に出てくるようになりました。音へのこだわりが強くなった分、『ニュー・マイ・ノーマル』のレコーディングでは時間をかけすぎて怒られてしまったんですけど(苦笑)。

O:今まではそんなことなかったもんね。

S:へぇ~、それは大きな変化!

W:怒られたけど、自分の新たな気持ちに気づけた出来事でもありましたね。

O:僕も『Part of me』で、期限を守れずにレコーディングスケジュールを飛ばしてしまう… という初めての経験をしました。曲は書けるけれど、自分が思い描く『Unity』の6曲目のベストといえるものに行き着けなくて…。それまでは、思い浮かんだメロディや歌詞を、その瞬間の熱量そのまま音楽にする鮮度を大事にしていたけれど、この曲は、鮮度よりも、着飾っていない純度を大切にしたかった。その純度とは何かを熟考して、すごく時間がかかった一曲ですね。

F:ふたりと違う角度での変化でいえば、一曲の中での幅が広くなったなと思います。ポップスっぽく弾くところがあれば、急にクラシカルになったり、バラードっぽくなったり… ミニアルバム内での音楽の幅はもちろん、一曲一曲が持つ変化の広がりを感じました。

S:今、だれよりも皆さん自身が、Mrs. GREEN APPLEの音楽を新鮮に感じているんじゃないですか? なんだかデビューシングルを出すバンドと話をしているみたい…!

O:まさにその感覚です! 「このアルバム、なんかデビュー盤っぽいよね」って話をみんなでしていたくらい。僕たちのデビュー盤のタイトルが『Variety』で、今回リリースしたアルバムは『Unity』。どちらも名詞を使っていたり、頭文字の『V』が丸くなって『U』になったり… と意識している部分もあります。

S:フェーズ2におけるMrs. GREEN APPLEの名刺代わりになる一作ですね。復活ライブも終え、次は全国ツアーの開催! 待ち遠しいですね。

F:ファンの皆さんに、今のMrs. GREEN APPLEを見てもらいたい!

O:正直な気持ちを届けたいよね。そして、僕たちと一緒にMrs. GREEN APPLEをつくっていってほしいなって。本当に楽しみです。

<後半へ続きます>

【Information】最新ミニアルバム『Unity』好評発売中!

最新ミニアルバム『Unity』

フェーズ2の開幕とともにリリースされた『ニュー・マイ・ノーマル』、「めざまし8」(フジテレビ系)のテーマ曲『ダンスホール』など全6曲を収録。アルバム『Unity』[通常盤]¥1,980(ユニバーサル・ミュージック)

「一から学べることが、まだまだある」
進化を遂げた彼らが目指す、新章Mrs. GREEN APPLEとは

Mrs. GREEN APPLE

◆Guest Musician:Mrs. GREEN APPLE

大森元貴(中央/Vo.・Gt.)、若井滉斗(右/Gt.)、藤澤涼架(左/Key.)の3人からなるロックバンド。心地よく耳に残るキャッチーなメロディ、そして明確な世界観を持つ印象的な歌詞を武器に、ハイブリッドなポップミュージックを生み出している。

カリスマ、直感型、癒し系… メンバーそれぞれの素顔に迫る“他己紹介”

Mrs. GREEN APPLE

インタビュー前編はこちら!

サッシャさん(以下、S):続いては、皆さんそれぞれのことについてお伺いしたいのですが… せっかくなので、他己紹介形式でいきましょう! まずは、大森さんってどんな人ですか?

若井さん(以下、W):ひと言で表すのが難しい… センターに立つ圧倒的カリスマ感があるけど、みんなで遊んでるときはいちばんやんちゃ。

藤澤さん(以下、F):なんでも全力でギャップが激しい!

S:オフではフェーズ1のまま?(笑)

W:フェーズ1のときより、今のほうがはしゃいでるかもしれません(笑)。

F:はしゃぎ方はフェーズ2かも?(笑) でも、だれよりまわりをよく見ている人。周囲の人の状態をすぐに感じとって、気使ってくれます。一方で、若井くんはすごくポジティブでたくましい!

大森さん(以下、O):直感で突き進むよね。僕やりょうちゃん(※藤澤さん)は物事を難しく考えがちだから、前向きな若井に救われる。

S:若井さん… 照れてます?(笑) では若井さんから見た藤澤さんとは?

W:少し抜けてて、とにかく癒されます。ひとり言を言って、ひとりで笑ってたりしてると、見てる僕も笑っちゃう(笑)。でも、本番前とかにそんな姿を見ると、緊張が解けて気持ちが落ち着くんです。

O:ふわふわしてるけど、感度高くアンテナを張っていて、こっそり助けてくれる。参謀的な部分もありますね。

自分達の音楽が世間に届いたと感じたタイミングでの活動休止。次のフェーズで目指すものは…

Mrs. GREEN APPLE

S:そんな癒し系の藤澤さんが、いちばん年上で29歳! ザ・Oggi世代ですが、目の前に迫る30代をどう考えますか?

F:世界には知らないことがまだたくさんあるので…。変にかっこつけるより「もっと知りたいこと、やりたいことがある!」と貪欲でいるほうが、より素敵な30代を迎えられるかなと思っています。

O:コロナ禍で叶わなかったけど、活動休止期間中、りょうちゃんはニューヨークでジャズピアノを勉強してくる予定だったんだよね。若井も、イギリスでギタリストの付き人をやりながらギターを学び直すはずだったし…。

S:そうだったんですか!

W:自分の世界は狭いなと感じる瞬間がたくさんあるなと思いまして。

F:一から学べることが、まだまだあるよね。

S:大森さんと若井さんは、今25歳。どんな30代になっていきたいですか?

W:まだ想像もつかないですね…。あ! スーツが似合うような男性になりたいです! 内面じゃなくてすみません(笑)。

O:僕は、18歳からマインドがそれほど変わらないまま26歳になろうとしているんですけど…(笑)。大人になるにつれて自分の世界って固まっていくものだと思うけど、それにとらわれず、どんな世代とも仲良くしゃべれるような柔軟な30代になりたいですね。

S:そうやって年齢を重ねながら、バンドのフェーズも次へ進んでいくと思うんですが、フェーズ2の完結地点っていったいどこなんでしょう?

O:フェーズ1の終わりは、僕らの音楽が世間に届いたと感じたタイミングでした。フェーズ2はその拡大かな…。まだ漠然としたものしかないですね。

S:ではフェーズ3に突入したら、この連載に再び登場していただいて… フェーズ2のゴールはなんだったか、答え合わせをしましょう!

O:何歳になっているんだろう?(笑)

S:それも楽しみにしています!

Mrs. GREEN APPLEの素顔が見える5つのQuestions!

Mrs. GREEN APPLE

Q1. あなたにとって「働く」とは?

「生きがい!」(大森)

「日常」(若井)

「人に喜んでもらえることを探すこと」(藤澤)

Q2. いちばんのストレス解消方法は?

「絵をかくこと」(大森)

「服を買うこと」(若井)

「おしゃべりしているインコの動画を見る」(藤澤)

「インコがしゃべってる内容をりょうちゃんが復唱してるパターンあるでしょ」(大森)

「どっちがインコ…? ってなるやつだね(笑)」(若井)

Q3. ここ最近、感動したことは?

「飲みたいときにドクターペッパーに出合えた」(大森)

「おお~!」(若井・藤澤)

「確かになかなか遭遇しないよね」(藤澤)

「飲みたくなるシーンもちょっとレアかも?(笑)」(若井)

「実家で飼っている猫がものすごくかわいかった」(若井)

「目覚まし時計の音よりちょっと先に起きた」(藤澤)

Q4. 「私、意外に○○が得意です」の○○を教えてください

「料理」(大森)

「ランニング」(藤澤)

「紙を破る音のモノマネ」(若井)

「何年このモノマネやってるんだよ(笑)」(大森)

「文章だと伝わらないよ!」(藤澤)

※モノマネ音声はこちらの記事で公開中!

「フェーズ2に突入した決意が感じられた」【DJサッシャのあと語り Mrs. GR…

Q5. 最後の晩餐に食べたいものは?

「トマト系のパスタ」(大森)

「冷麺」(若井)

「メロンアイス」(藤澤)

【Information】最新ミニアルバム『Unity』好評発売中!

最新ミニアルバム『Unity』

フェーズ2の開幕とともにリリースされた『ニュー・マイ・ノーマル』、「めざまし8」(フジテレビ系)のテーマ曲『ダンスホール』など全6曲を収録。アルバム『Unity』[通常盤]¥1,980(ユニバーサル・ミュージック)

* * *

【衣装】
[大森さん分]リング¥30,800(Sian PR〈シンゴクズノ〉) [若井さん分]“エルエイチエムイー”のピアス¥4,400・“シンゴクズノ”のウォレットチェーン¥181,500(Sian PR) [藤澤さん分]ジレ¥9,900(アダストリア〈ハレ〉) “アイバー”の靴¥17,930・“シンゴクズノ”のネックレス¥121,000・リング¥24,200(Sian PR)

[サッシャさん分]ジャケット¥363,000・シャツ¥82,500(イザイア ナポリ 東京ミッドタウン〈イザイア〉) デニムパンツ¥28,380・チーフ¥880(ベルベルジン〈ベルベルジン〉) 靴¥71,500(パラブーツ青山店〈パラブーツ〉) その他/スタイリスト私物

●この特集で使用した商品の価格はすべて、税込価格です。

2022年Oggi9月号「働く私にMusik」より
撮影/嶌原佑矢 スタイリスト/曽我一平(Mrs. GREEN APPLE分)、久保コウヘイ(サッシャさん分) ヘア/益江みき(Mrs. GREEN APPLE分) メイク/朴 ミキ(Mrs. GREEN APPLE分) ヘア&メイク/坂口勝俊(Sui/サッシャさん分) 構成/旧井菜月
再構成/Oggi.jp編集部

Navigator:サッシャ

1976年、ドイツ・フランクフルト生まれ。10歳のときに日本に移住。日本語、ドイツ語、英語のトライリンガル。J-WAVE『STEP ONE』ナビゲーター、『金曜ロードショー』(日本テレビ系)などにレギュラー出演するほか、各種スポーツ実況をはじめ、多方面で活躍中。

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Oggi12月号で商品のブランド名に間違いがありました。114ページに掲載している赤のタートルニットのブランド名は、正しくは、エンリカになります。お詫びして訂正致します。
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