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LIFESTYLE

2022.04.30

新たな音楽の届け方を知った2年間! 最新アルバム『Sparkle』に込めた想いとは?【DJ・サッシャがナビゲート! miwa編 Vol.1】

J−WAVEの人気ナビゲーターとして活躍中のサッシャさんが旬のミュージシャンと対談する音楽連載。今回のゲストミュージシャンはmiwaさん。透き通った歌声で、さまざまな世代に寄り添う言葉を紡ぐシンガーソングライターとして活躍中です。初回のトークテーマはmiwaさんの5年ぶりとなる最新オリジナル・アルバム『Sparkle』について。

【働く私にMusik】思いがけずに起こった社会の変化…。
逆境さえも糧にするmiwaのポジティブな発信力!

◆Guest Musician:miwa

みわ/2010年、大学在学中にデビュー。翌年に発表した1stアルバム『guitarissimo』でアルバムチャート1位を獲得。’12年には『ヒカリへ』が大ヒットし、大学の卒業式と同時期に初の日本武道館公演を行い、翌年にはNHK紅白歌合戦に初出場を果たす。ドラマや映画の主題歌なども数多く手がけるほか、アコギ一本の弾き語りライブを成功させるなど、幅広く活躍中。

リリース後に新たな解釈をのせて、
より強いメッセージへと進化した楽曲たち

サッシャさん(以下、S):ご無沙汰しています。4年ぶりですよね。

miwaさん(以下、M):髪を切ってからお会いするのは初めてですよね!

S:ショートヘアのmiwaさんのことは記事やMVで拝見していたのですが、ずっとロングヘアのイメージがあったので、実際にお会いしたらどんな感じなんだろうって楽しみにしていたんです。ショートもお似合いですね!

M:ありがとうございます! 私はいつもサッシャさんのラジオ(J-WAVE『STEP ONE』)を聴いているので、実は久しぶりにお会いするって感じがしないです(笑)。今朝も聴いてきましたし。

S:恐縮です! でも、めっちゃくちゃ嬉しいです! そういえば以前、miwaさんのライブに参加させていただいたことがありましたね。

M:2014年の横浜アリーナですよね。私がDJパフォーマンスをする演出があって、サッシャさんが〝DJ miwa〟の紹介ナレーションをしてくださって。「さすがって本物!」って感じたのを覚えています。

S:それも懐かしいけれど、アルバムも気づけばなんと5年ぶりのリリース!

M:ベストアルバム『miwa THE BEST』のリリースが間にありましたが、オリジナル・アルバムとしては「5年も経っていたのか…」という感じです。でも、アルバムの制作自体は’19年にはほとんど終わっていたんです。アルバムの表題曲でもある『Sparkle』なんかは、’17年12月につくり始めていたので、制作期間で考えると実はもっと長くて。

S:そうだったんですか! 確かに、アルバム収録曲の『Who I Am』は、miwaさんが髪を切ったときの心境が歌詞に反映されていますよね。では、ようやくお披露目できた感じだったんですね。でも、この5年の間に世の中の色々なことが変化したと思うんです。miwaさんにとっても、そういったことが思い返される一枚になっているのでしょうか?

M:そうですね。まさかお客さんがライブで声を出せない状況になるなんて、考えもしなかったことで…。ライブで「みんなで歌えたらいいな」と思いながら制作した曲が結構あって、『Sparkle』もそのひとつです。

サッカースタジアムにいるサポーターをイメージして、ライブでもみんなで歌えるパートを入れていたのですが、実際にリリースをしたら歌えない… という状況はとてもショックでした。でも、同時に制作していたときには考えてもいなかった時代がやってきたからこそ、『Sparkle』に新たな意味をのせて、より強くみんなの元に届けたいと思うようになりました。

「自分らしくあるために」というメッセージを込めてつくった『Who I Am』もそうです。《心が折れそうなとき 君のそばには君がいる》という歌詞にもあるように、自分を見失いそうなときに聴いてもらいたい、というのが元々のメッセージです。

でも、「大切な人に会いたいと思っても会えない」という孤独を経験した私たちにとって、それは「自分が自分のいちばんの味方でいることの大切さ」という新たな解釈も加わりました。時間が経過しても新しい意味を届けられると確信して、アルバムの曲順も考え直して『Sparkle』ができあがりました。

S:時が経つことで違う解釈が生まれるって面白いですね。ある意味、普遍的な部分があったのでしょうね。

M:そうなんです。時が経つことで、以前に書いた曲たちがどんなふうに届くのかということを1曲ずつ確かめる作業をしてみたんです。その結果、「今の時代を一緒に生き抜いているみなさんに届いて欲しい」という思いがあることに気付いて、確信に変わりました。

新しい音楽との向き合い方によって、幅広い層のリスナーと繋がることができた

S:miwaさんといえばライブの印象も強いですけれど、ライブができなかった時期はどのように過ごしていましたか?

M:ステイホームの期間中に「どうしたらいいだろう…」と思っていたときに、ちょうど『THE FIRST TAKE』から『THE HOME TAKE』という企画が立ち上がって、その第1回のゲストに呼んでいただいたんです。実際に自宅から弾き語りで歌を披露したのですが、それまでの自分だったら「自宅から歌を届けるっていうのは、ちょっと、う〜ん…」と受け入れられなかったと思います。でも、そうは言っていられない状況でしたし、安全や健康を第一に考えつつ、自分がリスナーのみなさんのためにできることを考えたとき、自宅からやるのがベストだと思ったので「やろう!」と決心できました。

第1回のゲストに呼んでいただけたこと自体がすごく光栄でしたし、今までみたいなライブができなくても新しいスタイルで歌を届けることを見出せたことが、私にとっては励みになったというか勇気をもらえた気分です。視聴者のみなさんからの反応もたくさん届いて、「会えなくても繋がることができる」「新しい歌を届けられる」ことを実感できたのは貴重な体験でした。

S:こういう時代になったからこそ、普段はなかなかライブに来られなかった人にも、より届けられる方法が広がったという部分はありますよね。

M:はい! テレビだけではなく、スマホやパソコンとか自分の持っている端末からライブを体感できる環境が整って、より身近に感じていただけるようになりましたよね。ライブに行ったことがない人にも知ってもらえる、すごくいい機会になったと思っています。

S:音楽の裾野を広げた感じもします。本当いろんなことを考える時間が多かった2年間でしたよね。

M:そうですね。なんだか足踏みをしている感じもあったんですけれど、いろんなことが変わっていく日常の中で、最善を尽くすしかないというか。その中で、どうにか人間同士が繋がっていられるようにという気持ちでいました。

<Vol.2へ続きます>

【Information】5年ぶりのオリジナル・アルバム『Sparkle』が好評発売中!

大ヒットドラマ『凪のお暇』の主題歌『リブート』のほか、Netflixで世界配信が決定したアニメ映画『神在月のこども』の主題歌『神無-KANNA-』、映画『総理の夫』の主題歌『アイヲトウ』などのタイアップ曲ほか、アルバムリード曲『Sparkle』などを収録。希望を感じさせるメッセージがたっぷり詰まった一枚!/¥6,100(初回生産限定盤A/CD+Blu-ray+豪華ブックレット)、¥5,500(初回生産限定盤B/CD+Blu-ray)¥3,300(通常盤/CD) ソニーミュージック

* * *

【サッシャさん衣装】
ジャケット¥220,000(イザイア ナポリ 東京ミッドタウン〈イザイア〉) シャツ¥14,080(ベルベルジン) パンツ/スタイリスト私物

【協力社リスト】
イザイア ナポリ 東京ミッドタウン:03-6447-0624
ベルベルジン:03-3401-4666

撮影/目黒智子 スタイリスト/SAHO(miwaさん分)、久保コウヘイ(サッシャさん分) ヘア&メイク/佐々木 篤(GLUECHU/miwaさん分)、坂口勝俊(Sui/サッシャさん分) 構成/竹市莉子・宮田典子(HATSU)

Navigator:サッシャ

1976年、ドイツ・フランクフルト生まれ。10歳のときに日本に移住。日本語、ドイツ語、英語のトライリンガル。J-WAVE『STEP ONE』ナビゲーター、『金曜ロードショー』(日本テレビ系)などにレギュラー出演するほか、各種スポーツ実況をはじめ、多方面で活躍中。

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Oggi12月号で商品のブランド名に間違いがありました。114ページに掲載している赤のタートルニットのブランド名は、正しくは、エンリカになります。お詫びして訂正致します。
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