クラフトマンシップあふれる「ル・ショコラ・アラン・デュカス」
2018年、東京・日本橋に上陸したアラン・デュカス氏のショコラ工房をご存知ですか?
お店の中に入った瞬間、ほんのり爽やかな香りが…。この日は工房の奥でライムを使ったお菓子づくりをしていたそう。
この「ル・ショコラ・アラン・デュカス」は、アンティーク調のショーケースやレンガ造りの階段、鋼の商品棚などアラン・デュカス氏がこだわるショコラの世界観とクラフトマンシップが融合した特別な空間が広がっています。
お店に足を踏み入れた瞬間から、ワクワクする体験のはじまりです。
思わず微笑みがこぼれる♡ ル・ショコラ・アラン・デュカスのサロンで作り立てのデセール
日本橋の「ル・ショコラ・アラン・デュカス」は、1階がショコラ工房とショップになっていて、2階に併設されているサロンでは、できたてのデセールを食べられるのが特徴です。
今回は、そんな「ル・ショコラ・アラン・デュカス」から、2022年の夏の新商品として南国の香りが広がるマンゴーとこだわりのショコラを使った新商品が登場。エグゼクティブ・シェフ・ショコラティエ&パティシエのパトリック・パイエー氏にもくわしくお話を伺ってきました。
◆タルト・クロッカント ショコラ・マング
日本橋の東京工房では6月14日(火)~、六本木店では6月16日(木)~販売が開始される新作スイーツ「タルト・クロッカント ショコラ・マング」1980円。
上に乗っているのはジューシーなマンゴー、タルトの中に隠れているのは日本橋の工房内で丁寧に作られたマンゴーのコンフィ。
50℃のオーブンでゆっくり乾燥させたというタルトの上のライムの皮とお皿の上に散りばめられたフレッシュなライムの皮が、絶妙な軽やかさの演出にひと役買っており、とてもいい仕事をしています。手間暇かかっていますよね。
サクサクしたタルトとトロトロのマンゴーに合わさるマダガスカル産カカオ45%のショコラは、存在感抜群の重厚さ。
口に入れると思わず微笑みがこぼれる至極のおいしさでした!
◆パヴロヴァ・ショコラ・エキゾチック
こちらは渋谷スクランブルスクエア店で6月15日(水)~、大丸心斎橋店で6月17日(金)~販売開始になる新作スイーツ「パヴロヴァ・ショコラ・エキゾチック」です。
ユニークな形の大きなグラスが目を引きます。
「タルト・クロッカント ショコラ・マング」と同じマダガスカル産カカオ45%のショコラが使われているのですが、クリームがとても軽やかでびっくりしました。下に美しく盛り付けられているマンゴーとライムのジュレとサクサクしたメレンゲ、ザクザクしたココナッツショコラのそれぞれの食感が、味わいの奥行きをさらに広げてくれます。
5感を刺激するショコラ工房のサロン
ちなみにこの日本橋の「ル・ショコラ・アラン・デュカス」のお店は、サロンから、1階のショコラ工房がのぞき込める仕組みになっているんですが、筆者が取材でうかがった日は、ちょうどボンボンショコラの製造ラインが稼働している日でした。週に2回ほどなので、この作業、見られたら結構ラッキーだそう。
職人さんたちが丁寧に模様をつけたり、できたてのボンボンを箱詰めしたりしているところをみることができます。まるで映画の『チャーリーとチョコレート工場』の世界のような光景。「とってもおもしろいでしょ!」と、エグゼクティブシェフのパトリック・パイエー氏。本当にいつまでも見つめていたくなるほど、飽きません。
クーベルチュールのいい香りに包まれながら、無駄のない職人さんたちの動きに目を奪われ、おいしいスイーツをいただける、静と動が入り交ざるとてもユニークなカフェ。パリ以上にパリを感じる、「ル・ショコラ・アラン・デュカス」に、ぜひ足を運んでみてください。
住所:東京都中央区日本橋本町1-1-1
電話番号:03-3516-3511
営業時間:<ル・サロン>11:00〜18:00(17:30 L.O.) ※金曜・土曜のみ 11:00〜19:00(18:30 L.O.)
<ブティック>11:00〜20:00
※その他、店舗情報はWEBサイトより確認ください。
取材・撮影・文/朝岡真梨
※記事内容は公開当時の情報に基づくものです。
朝岡真梨
世界50か国200都市を超える海外旅行の経験をもとに、各地のグルメや観光スポットの魅力を紹介している。最新のIT機器に関する取材も多く、女性目線からの分析が得意。キャラクターや英語にも明るく、コピーライティングの分野では他業種に関わっている。旅行先ですったもんだした体験や主婦業をラクして乗り切るヒントを綴っている「遊んでばかりのスナフキン」が人気。Instagram:@yans_publisher Twitter:@Yans_Publisher
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