この花は? カロリー・炭水化物が少ないあの穀物の実
日々、いただいている食べ物。でもそれらがどうやって育ち、私たちの食卓に上がるかを知らないことも多いですよね。
今回は、日本人に馴染み深いある穀物の花を紹介! さて何でしょうか?
正解は、「そばの実」です!
正解は、そばの実の花でした! 上の写真のように白くて小さな花を咲かせるものや、赤い花になるものもあるようです。
そばの実はたで科の植物で、栽培に適した温度は0~45℃とどんな場所でもよく育ち、年に2回収穫できるほど生長スピードも早いそう。比較的簡単な栽培方法から、家庭でも育てることができるのだとか。収穫は時期により、「夏蕎麦」「秋蕎麦」に分けられますが、旬としてあげられるのは「秋蕎麦」が多いですね。時期としては11〜12月ごろ。
◆そば実の歴史
そばの実の歴史は古く、高知県にある遺跡からの花粉が発見され、その時代区分はなんと9000年以上も前! 大昔から親しまれていたのですね。
歴史書では、続日本紀で初めて「蕎麦」が登場。8世紀末周辺(奈良時代〜平安時代)には蕎麦として食べられていたと残っているようです。
実はそばは日本に限らず、世界各地でも食べられています。最近聞き馴染みのある、そば粉のクレープ“ガレット”(フランス)、そば粉パスタ(イタリア)、冷麺(韓国)、太い麺にして具とスープで楽しむ“ヘイロ”(中国)などがあります。
◆そばの栄養
そばは白米と比べると、低カロリー・低炭水化物で、タンパク質が豊富。そばに豊富に含まれている栄養素は、以下のもの。期待できる効果もまとめてみました。
・ルチン
血管を丈夫にし、高血圧予防。老化を防ぎ、ビタミンCの吸収を促してくれる。
・カリウム
身体の浸透圧を調整。ナトリウムを排出する作用があり、塩分の摂り過ぎを調節。
・マグネシウム
たんぱく質の合成に役立ち、神経伝達を正常に整える。丈夫な骨や歯づくりに一助。
・食物繊維
整腸効果
・ビタミンB1
糖質の代謝を促進させ、疲労回復の役割も。
・ビタミンB2
肌や粘膜の健康維持に役立つ。
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今回は、そばの実の花から、そばの栄養も紹介しました。そばは手軽に食べられて、健康効果も高くて、ダイエット向き。なんて嬉しい食べ物でしょう。今日のランチは、そばにしようかな♪
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