【目次】
・バレンタインにはどんな意味がある?
・バレンタインに贈るお菓子ごとの意味
・【気軽に渡せる】特に意味のないお菓子
・バレンタインにNGなプレゼントとは?
・バレンタインのお菓子は意味に注意しよう
バレンタインにはどんな意味がある?
バレンタインは、女性が男性にチョコを贈って気持ちを伝えるイベントという認識しかない方も多いかもしれません。
しかし、バレンタインには古くからの由来があり、特に愛の告白とは関係ありませんでした。チョコを贈るという習慣も、日本独自のものです。
ここでは、バレンタインデーの由来や、チョコを贈る理由について見ていきましょう。
バレンタインデーの由来
バレンタインデーの2月14日は、もともとキリスト教の祝日でした。ローマの皇帝クラウディウスが結婚を禁じたことに反抗し、処刑された聖人ウァレンティヌスへの祈りを捧げる日とされていたのです。聖人ウァレンティヌスの名前が、バレンタインデーの名前の由来となっています。
その後、バレンタインデーは15世紀ごろから恋愛に関するイベントを行う日となりました。毎年、日本をはじめ世界各地でイベントが行われていますが、その内容はさまざまです。
例えば、イタリアのバレンタインデーは「恋人たちの日」とされ、カップルのみが祝う日とされています。また、アメリカでは男女の恋愛に限らず、家族や友達など感謝する人たちにプレゼントを渡す日となっており、プレゼントする物は特に決まりがありません。
バレンタインにチョコを贈る理由
バレンタインデーは女性からチョコを渡すのが定番ともなっていますが、この習慣は日本独自のものです。チョコを贈るきっかけとなった出来事にはいくつかの説があり、都内の百貨店がバレンタインのセールで、「チョコレートを贈ろう」という広告を出したことが始まりというのが定説とされています。
チョコを販売する戦略のひとつだったわけですが、女性から男性にチョコを贈って愛を告白するというシチュエーションは多くの女性に受け入れられました。バレンタインにはチョコを贈る日というように、定着するようになったのです。
本命以外に義理チョコや友チョコも
現在では、チョコを贈ることが愛の告白とは限りません。感謝の気持ちを伝える「義理チョコ」や友達同士で交換する「友チョコ」が広まり、さらに自分へのご褒美に贈る「マイチョコ」や家族の男性に贈る「家族チョコ」、男性から女性に贈る「逆チョコ」など、バリエーションは豊富です。
また、贈る物もチョコレートに限られず、チョコ以外のお菓子や相手に合わせた特別な品物など、いろいろなものが選ばれています。
バレンタインに贈るお菓子ごとの意味
バレンタインはチョコ以外のお菓子も贈られていますが、選ぶときは少し注意しなければなりません。お菓子ごとに本命やお友達などの意味があり、知らずに選んでしまうと誤解を受けてしまう可能性があるからです。
チョコ以外のお菓子を選ぶときは、どのような意味があるのか確認してから贈るようにしましょう。ここでは、バレンタインに贈るお菓子ごとの意味を紹介します。
本命にはキャンディやマカロン
愛の告白など相手が好きという気持ちを伝える意味を持つのは、キャンディやマカロンです。キャンディは保存期間が長く、口に入れてからも長く味わえることから、「ずっと一緒にいたい」という気持ちも表すとされています。
また、マカロンは高級感のあるお菓子で、特別なときに食べるイメージがあることから、「あなたは特別な存在」という意味があるお菓子です。また、作るのに手間がかかることも由来のひとつとされています。
キャンディなどは本命ではない相手にも気軽に贈ってしまいそうなお菓子なので、注意した方がよいでしょう。
ほかに、マドレーヌやカップケーキも本命の意味を持つお菓子とされています。
マロングラッセは永遠の愛の証
マロングラッセも本命に贈るお菓子で、「永遠の愛」という意味があります。栗を砂糖で煮詰めたマロングラッセは特別感のあるお菓子で、本命の男性に愛を告白するのにぴったりです。
マロングラッセは古代ギリシャのアレキサンダー大王が最愛の妻に贈ったお菓子という伝説があり、男性が本命の女性に贈るお菓子としても適しています。
お友達でいたい場合はクッキー
クッキーは「お友達でいたい」という意味があります。手軽に贈れるお菓子で、手作りする人も多いかもしれません。サクサクとした食感で作るのも簡単なことから、「お互いに気楽な関係でいよう」という意味とされています。
本命の彼に一生懸命クッキーを作って贈っても、軽い気持ちと受け取られたら残念なことです。愛を告白したい場合は、ほかのお菓子にした方がいいかもしれません。
チョコレートには意味がない?
お菓子に意味があると聞くと、チョコレートは大丈夫なのか気になるところです。しかし、チョコレートには特に意味はありません。本命も義理の場合も気にせずに贈れます。
チョコレートには「あなたと同じ気持ち」という意味があるという説もあります。この場合、本命でもそれ以外でも問題ない意味といえるため、特に気にせず贈ることができるでしょう。
【気軽に渡せる】特に意味のないお菓子
チョコ以外にも、特に意味がなく気軽に渡せるお菓子はいろいろあります。プリンやドーナツ、シュークリーム、和菓子などは特に意味がありません。職場の人など、気軽に渡すお菓子としておすすめです。
また、和菓子にはお煎餅なども含まれ、甘いものが苦手という男性に贈るプレゼントに向いています。お酒が好きな男性にはおつまみセットなども喜ばれ、意味を気にする必要もないため便利です。
バレンタインにNGなプレゼントとは?
バレンタインに贈るのがNGなお菓子もあります。知らずに贈ってしまうと驚かれるかもしれないため、事前によく確認しておきましょう。お菓子でNGなのはマシュマロやグミです。
「マシュマロを作るのが得意なので手作りしたい」と考えている方は、ほかのものにした方がいいかもしれません。ここでは、バレンタインにNGなプレゼントについて紹介します。
マシュマロやグミは要注意
マシュマロには、「あなたが嫌い」という意味があります。ホワイトデーのお返しとして一時は人気でしたが、マシュマロは口の中ですぐに溶けることから、「消えてほしいほど嫌い」「早く忘れたい」という意味があるとされています。自分ではそのつもりがなくても、贈られた人が意味を知っていたら複雑な気持ちになるでしょう。
また、グミにも「あなたが嫌い」という意味があるとされています。意味を気にしない相手でも、できるだけ贈るのは避けた方が無難です。
バレンタインのお菓子は意味に注意しよう
バレンタインのお菓子には本命や友達向けなど意味を持つものがあり、贈るときは注意が必要です。チョコレートには特に意味がないため、誤解を避けたい場合は定番のチョコを贈っておくとよいでしょう。
本命に向けて贈り物に特別の意味をもたせたい場合は、キャンディやマロングラッセなどを選ぶという方法もあります。また、マシュマロなど「嫌い」を意味するお菓子は、友達や職場の人など気軽な相手に贈る場合でも避けるようにしたいものですね。
TOP画像/(c)Shutterstock.com