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2021.12.11

漢字の「夭」… 何と読む? “てん”ではありません〈難読漢字〉

あの漢字に似ているけど、何と読むかわからない漢字ってありますよね。今回は「夭」の読み方を紹介します。

「夭」の読み方は?

よく似ている漢字でも、意味も読み方も違うものがあります。例えば、「人」と「入」。人は「ひと」と読む一方で、入は「(はい)る」と読みます。意味も違いますね。こうした漢字は日本にまだまだあります。

今回ピックアップするのは「夭」と「天」です。「天」は読めますが、「夭」は何と読むでしょうか。

(c)Shutterstock.com

答えは「夭(ヨウ)」

夭の正解は、音読みで(ヨウ)でした。妖艶の妖と同じ読みをします。正解できましたか?

「夭」はデジタル大辞泉によると、「1. 若く、みずみずしい。2. わかじにする」といった意味を持つ、漢検1級の漢字。

「夭」と「点」の違いは、1画目の横棒をはらうかどうか。「夭」は右から左にはらい、「天」は横棒を真っ直ぐ書きます。

「夭」は、若若しく美しいさまを表す「夭夭(ようよう)」など熟語がありますが、文学的表現でもあるため、使う頻度は少ないかもしれません。

ちなみに「奏」の下部分は、「夭」と「天」どちらを書くでしょうか。

文化庁「常用漢字表の字体・字形に関する指針(報告)について(2016/2/29)」によると、どちらも誤りではないそう。試しにフォント別で書いてみました。

確かにフォントによっては、「夭」を使っていたり、「天」を使っていたりとバラバラでした。

いかがでしたか? 漢字を辿っていくと、意外な発見があって楽しいですね。

次の問題はこちら▶︎漢字の「孑」…何と読む? “こ”でありません!〈難読漢字〉

ぜひ友人や家族とシェアして話題にしてみてください。

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