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LIFESTYLE

2022.01.06

1月七日は「七草粥」と「七草爪」で邪気を払い開運。正月太りや胃疲れにも♡

1月7日の“人日の節句”に食べられる七草粥について。七草の種類や効能を気象予報士の太田絢子が解説します。

気象予報士 太田絢子

正月明けで重い体に七草粥。身も心も健康に一年をスタートさせて!

お正月休みが明けるころ、連日ごちそうを食べてゆっくり過ごした分、身体がなんだか重い… という経験をしたことがある方も多いはず。そんな疲れた胃を優しくいたわってくれるのが七草粥。1月7日は“人日の節句”といって、ひな祭りや七夕などと並ぶ五節句の一つです。

春の七草は早春に芽吹くことから、邪気を払うといわれていました。七草粥は無病息災を祈って食べますが、栄養バランスがよく、休み明けの体にぴったりです。

七草の種類と効能

セリ:鉄分やビタミンCが多く含まれる。香りがよくおひたしなどにも。

ナズナ:ぺんぺん草とも呼ばれ、かつては冬の貴重な野菜でした。貧血に効果があるとされています。

ゴギョウ:風邪の予防や解熱効果があり、昔は草餅の材料にも使われていました。

ハコベラ:たんぱく質が豊富で、おひたしにしても。

ホトケノザ:たんぽぽに似ていて、食物繊維を多く含む。

スズナ:カブのこと。胃もたれの改善や美肌効果も。

スズシロ:大根のこと。消化促進や殺菌作用がある。

“七草爪”って知ってる?

(c)Shutterstock.com

また人日の節句には、七草粥を食べる以外にも、やることがあります。

それは“七草爪”という風習。春の七草を浸した水に指を入れ、柔らかくした爪を切るならわしです。邪気払いとなり、その年一年の無病息災を祈ります。

* * *

今は七草そろってスーパーで売られていますし、作るのに手間もそこまでかかりません。

二十四節気の小寒は寒さが一段と厳しくなる「寒の入り」。2022年は1月5日で、この日から2月3日の節分までが「寒の内」や「寒中」といって一年で最も寒い時期です。

伝統食を大切にしつつ、身体をいたわる七草粥を食べて元気に1年をスタートしましょう!

TOP画像/(c)Shutterstock.com

太田絢子

気象予報士 太田絢子

気象予報士、防災士。中学生のころから気象に興味をもち、大学在学中に気象予報士試験に合格。卒業後は損害保険会社に就職し、交通事故や自然災害に遭った人へのサービス業務に従事。自然災害が多発するなかで、犠牲者をゼロにしたいと思うようになり、気象キャスターへ転身。現在は地元名古屋のCBCテレビ「チャント!」などに出演中。趣味はモーニング巡り、季節の箸置き集め。

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