教育業界講師 F子さん(34歳)の場合
F子さんDATA
職歴:コンサルティング会社で5年勤務したのち、現在の教育ビジネスに転職。マーケティング関連の講義を担当。
手取り給与:60万円前後(管理職手当含む)
住まい:都内で夫とふたり住まい
預金総額
普通預金:約374万円
郵便貯金:約200万円
TOTAL:約574万円
F子さんの通帳は、こんな感じ!
1|株式配当
かつて勤めていた会社の持株配当。3ヶ月に一度入るが、多くは期待しない。3年前には株を売って100万円を短期留学の資金にあてた。コロナが終息して安全に戻ったら、何度目かの留学に行きたい。
2|クレジットカード支払い
ほとんどの支出はカードで。JCBは光熱費や電子マネー、アメックスは出張交通費や外食、ファッション代などに使用。百貨店でのリアルショッピングが好きで、ネットでの買い物はほとんどしない。
3|給料
基本給72万円(税引き前)に加えて管理職手当がつく。仕事は自分に合っているし、金額に満足はしているけれど、「使い方が雑!」唯一のルールが「ボーナスを貯蓄に回す」ということ。
自粛期間に我がマネーを振り返り中
「銀座の百貨店を巡って、フィッティングして、大好きな靴とそれに合う服を選ぶ。講師として人前に立つので、きちんと感が必要だし、やっぱり買い物は楽しい。そして大好きなお酒を仲間と楽しみ、タクシーで帰る生活。…この春までは」
自粛生活期間は、百貨店クルージングはお休み。この機に料理を始めたり、期せずして節制することになったりという変化もあった。変わらないのは家賃やアマゾンでの書籍代(月2万円)くらい。
「気づいたんです。計画的に貯めることができず、気まぐれだったなと。自粛期間が終わる前に、じっくり我が身、我がマネーを振り返ろうと思います」というF子さんだが、下がっている株価からは、いまだに目をそらしている。「値下がりしているのを見たら、それだけでストレスになりそうだから(笑)」
西山美紀さんが指南! マネーセンスを磨くアドバイス
ボーナス減に備えて、毎月自動的に貯めていこう
F子さんのように収入が高い方は、ボーナスをぱっと使いきる方も多いのですが、「貯める」と決めていていいですね。ただしコロナ禍によりボーナスが減る可能性に注意。貯蓄用口座をつくり、毎月手取りの1割以上(6万円以上)を貯めていくのがおすすめ。
ネット銀行(ソニー銀行など)で、毎月無料でお金を移せる自動入金サービスを申し込み、給与振込口座から自動で貯めていくのも手です。
自粛期間中でも想いが変わらないものは、自分が本当に好きなこと&欲しいもの。F子さんなら読書やリアルショッピング、留学でしょうか。自炊が増えると節約だけでなく、健康や美容にも◎。今後も続けて支出のメリハリをつけていきましょう。お仕事柄、気分よく(とても大事)仕事に打ち込めれば収入にもつながるはず。未来は明るいと思います!
2020年Oggi8月号「お金に困らない女になる!」より
文/南 ゆかり、西山美紀 デザイン/マミアナグラフィックス 構成/宮田典子(HATSU)
再構成/Oggi.jp編集部
TOP画像/(c)Shutterstock.com