初心者でもカンタン! 今の時期からでも育てられるイチゴの育て方
前回の記事で、11月以降で育てられる主な野菜は中級者向けですが、その中でも気軽に楽しめるのは「イチゴ」や「ベビーリーフ」「ラディッシュ」とお伝えしました。
選んだポイントは「カンタン」「カワイイ」「カツヨウしやすい」ということです! これら3つの「カ」は初心者が家庭菜園を始めるのに必須条件。
育てるのがカンタンなのはもちろんのこと、カワイイ写真も撮りたいですし、食事にサッと取り入れてカツヨウしたいですよね!
そもそも「え!? イチゴは野菜なの?」と思った人もいるのではないでしょうか。イチゴは野菜です!
苗を植えて1年で収穫する植物は「野菜」、2年以上栽培する植物で果実を食用とするものが「果樹」です。(農産局果樹・茶グループ “果樹とは” 農林水産省 2021-09-23(参照2021-11-09))
なので意外かもしれませんが、スイカやメロンをはじめ、イチゴも野菜なんです!
スーパーに並んでいるような一般的なイチゴは1年うちの特定の時期にだけ収穫される、「一季成り」の品種が多いのですが、今回はプランター栽培も可能でご家庭でも育てやすい「四季成りイチゴ」の育て方を紹介します。
四季成りイチゴは収穫期間が半年以上と長く、秋に苗を植えれば翌年の春~初冬にかけて何度も収穫することができます。また果実がたくさん付き、比較的甘いのが特徴です。
押さえておきたい! 四季成りイチゴの育て方とポイント
四季成りイチゴの育て方についてまとめてみました。これらのポイントさえ押さえておけばきっと上手に育てられますよ!
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1. 植付け(10〜11月)
前回の記事でもお伝えしましたが、まずは「丈夫な良い苗」「培養土」「鉢やプランター」を準備します。
鉢やプランターに鉢底石を数センチ敷き、培養土を入れて手でグッと押し固めます。そして、イチゴ苗の根元の膨らんだ部分(クラウン)を覆わないように浅く植えます。
植え付けが終わったら乾燥や病害虫を防ぐため、土の被覆(マルチング)をしましょう。家庭菜園ではウッドチップなどのマルチング材を活用するとカンタンです!
2. 育成(11〜5月)
水はたっぷりあたえましょう。土の表面が乾いてきたら水やり、乾いてきたら水やりの繰り返しです。
3月頃から成長が早くなり、枯葉があると病害虫が発生しやすくなるため、こまめに枯葉を取り除きましょう。また、ランナーという子株ができるツルもたくさん伸びてくるので、実を大きく成長させるために取り除きましょう。
3. 収穫(5〜11月)
果実全体が赤くなったら収穫しましょう。早くとらないと鳥や小動物にとられちゃいますからね! 心配な人は実がまだ白くて小さいうちに、苗全体にネットなどをかけて保護するようにしましょう。
次回はベビーリーフとラディッシュの育て方を紹介します! 楽しみにしていてくださいね!
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