カップリングパーティー司会者がみた! 結婚できない男女
コロナ禍では、男女の出会いの場として注目を集める婚活パーティーにも影響が。各社さまざまな対策によって徐々に参加者も増えてきていると話す、パーティー司会者のAさん。そんなコロナ禍のパーティーに登場した残念な参加者たちを教えてくれました。
◆アラサー限定パーティーに現れたアラフィフ?
20代限定やバツアリさん歓迎など限定したパーティーが存在するAさんの会社のパーティー。その日はアラサー限定の婚活真剣パーティーで、参加者は20代後半から30代半ばまで。もちろん身分証を提示するので該当しない場合はお断りするようなのですが…。
「この日のパーティーでどう見ても50代、若く見ても40代後半の女性が受付に来ました。事前ネット予約を確認すると年齢は34歳。けれどどう見てもアラフィフなんです! 身分証の提示をお願いしたら『コピーでも大丈夫?』というので拝見。クシャクシャのパスポートのコピーを渡されました。
西暦では確かに34歳の年齢だったけれどその部分だけ書体が違っている気がして…。ただ他に提示できる身分証を持っていないというので渋々参加を許可しました。そしたら案の定参加男性からクレームの嵐…。『アラサーじゃない人がいます!』『参加費用を返してくれ!』『ちゃんと運営しろ!』
ごもっともなご意見で私たちもまいってしまいました。当然その女性は今後のあらゆるパーティーの出入りを禁止。申し訳ないけれど疑惑付きのグレーな状態では参加は許可できないと会社で決まりました。しかしその女性以外にもサバ読み確実な参加者は意外といるんです。出禁になる可能性もあるので気をつけてくださいね!」(Aさん)
◆マスクを外したがる男
参加者には入室時に検温やアルコールスプレーはもちろん、クリアパネルを置いたりと新型コロナウイルス感染対策をしている会場。当然マスクも着用義務があるのですが…。
「個室でのカップリングパーティーの時、各ブースで女性参加者に待機してもらい男性側が数分毎に移動するタイプの場合も。その際、私たち運営側は毎度男性側の席をアルコール消毒して回るのですが、ある日の個室パーティーで消毒をしにブースへ伺ったら…、
『すみません。6番の男性なのですが』と参加女性が話しかけてきました。どうやら6番の男性は女性と会話中にマスクを外すそうで、理由は“顔を見てもらいたいから”というもの。終始マスク着用をお願いしているのでこちらとしてもアウト。
さらにその女性が言うに、顔を見たいからマスクを取ってと強要。これを聞いて責任者が6番男性を厳重注意! そしたらその6番男性は激怒し、会場を去って行きました。他の婚活パーティー会社では事前にマスクのない写真をつけてパーティーをする所もあるので、うちの会社でも検討していますが、こんな横暴な参加者はどこに行っても嫌われそう」(Aさん)
◆強烈! 母親同伴のアラフォー女
パーティー司会者Aさんが最近遭遇した強烈参加者がこちら。母親と現れたアラフォー女性が参加したようで、まさかの特認で母親同席の異様なパーティーがはじまった。
「強烈な参加者でしたね。まず受付で『この子内気だからあんまり男性とお話しできないの。だから私隣に座ってるだけだから一緒にいい?』って聞かれたんです。速攻ダメ! とやんわりお断りしたし、それに参加男性になんて説明すればいいの?
ただその日はたまたま参加女性が少なく、男性があふれている状態。ソーシャルディスタンスで十分な距離を保っていたのでスペース的には問題なし。という訳で今回限り、特認で参加を許可しました。
回転式のパーティーのため男性側が数分毎に隣のテーブルへ移動するのですが、例の親子の前に座る男性陣は全員ドン引き。その上、『うちの○○ちゃんは家庭的なタイプだからどうかしら?』『あらあなたはちょっと年収が低いわね〜』『ご両親はご健在かしら?』と、矢継ぎ早に質問するのはあの母親。ちょっとお母さん、あなたは隣に座ってるだけじゃないんか〜い! と心の中でつっこんじゃいましたw
当然最後のカップリング発表では彼女の番号が呼ばれることはありませんでした。お話が上手じゃなくても男性側から話しかけてくれるので心配性の人でも母親を連れてくるのは大間違い! って大声で言いたい強烈なパーティーでした」(Aさん)
* * *
このコロナ禍だからこそ、婚活パーティーに参加してみようと初めて門をくぐる人も少なくないようです。確かに合コンや会社・友人との飲み会、イベントなどがなくなるとおのずと出会いの場も減りますよね。けれどいくら出会いの場が減って、勇気を出して婚活パーティーに行ってもこんな変わった参加者には会いたくないものです。
TOP画像/(c)Shutterstock.com
OLライター タケ子
恋愛コラムや指南書を読み漁り、婚活の糧にしているOLライター。スイーツや食にも興味あり♪