深津さくらさんってどんな人?
今回紹介するのは、“怪談と結婚した女”と呼ばれる新世代の人気怪談師・深津さくらさん。
総視聴数が述べ1500万回を超えた怪談配信イベントにて、3年前にデビュー。一般参加ながら3位に入賞し、新世代の怪談師として頭角を現した。
そんな彼女は意外にも「私は全く霊感というものがない」と語る。そのため、出会った人に「何か不思議な体験されたことありますか?」と聞き込み、怪奇な話を収集。
実際にあった不思議な話を代弁という形で静かに語りかける彼女の怪談は、ただ怖いだけではなく、他とは一味違う。怪談界の巨匠・稲川淳二氏からも「新しい時代がきてるなと思いました」と評価を受ける。
ーー怪談師になった理由とは…?
茨城県で生まれ育った彼女は、学生時代に楽しい思い出はほとんどなかったという。図工の授業中に起きたある出来事をきっかけに、小・中の9年間不登校に。
高校は通信制の学校に通ったため、12年間同年代と過ごすことがなかった。それでも大好きだった“絵”を学ぶため通信制の高校を卒業し、京都の芸術大学に進学。いまでも自身が執筆した怪談本の挿絵を描いている。
そんな彼女が“怪談師”を目指すきっかけとなったのは、3年前に結婚した夫・ナオキに誘われて訪れた“怪談会”だった。
あまり気が向かないまま参加したイベントだったが、そこでの出来事が大きな転機となり、怪談の道へ。
深津さくらさんの「7つのルール」
さて、そんな彼女が「いつもしている7つのこと」=「セブンルール」とは…?
■1. 怪談話に派手な擬音は使わない
派手に恐怖を煽る怪談師が多いなか、淡々と語り続けるのが彼女のスタイル。人から聞いた話を代弁しているため、自分の欲は出さない。
■2. 「怖い話」ではなく「不思議な体験」をたずねる
出会った人から怪談を聞き出す際、「怖い話」ではなく「不思議な体験」をたずねるのがルール。ハードルが下がって話してもらいやすくなるから。
■3. 夫に怪談話は聞かせない
怪談師に進むきっかけになったのは夫だが、夫には怪談話は聞かせないという彼女。話の途中で遮られることに抵抗があるのだとか。
■4. 休日は商店街で怪談蒐集
休日になると、大阪の下町の商店街に足を運ぶ彼女。会う人会う人に「不思議な体験」を聞き出し、怪奇な話を収集。
■5. 麻雀で気持ちをリセットする
怪談師の職業としての認知度はまだまだ低く、世間の風当たりが強いと感じることも。気分が落ち込んだときは麻雀をして気持ちをリセット。
■6. 旅行はいわくつきの場所へ行く
旅行では、事前にいわくつきの場所を調べ、そこへ行くのがお決まり。幽霊に出会えることを夢見ているのだとか。
■7. 怪談会ではお客さんにも話してもらう
彼女が怪談師を目指したきっかけは、最初に見に行ったイベントでのこと。怪談師とお客さんが双方で話すもので、つたない話でも受け入れてもらえた経験は、孤独だった学生時代を忘れさせたという。だからこそ、いま彼女が開く怪談会では、お客さんにも話してもらうようにしている。
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次回の放送は、9月14日(火)よる11時00分〜。“誰の役に立つかわからない無駄なもの”をユニークな発想で制作する、無駄なもの発明家・藤原麻里菜さんをピックアップ!
令和でおもっともバズる発明家と呼ばれ、日々“無駄作り”に没頭する彼女の7つのルールとは。
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