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LIFESTYLE

2021.08.20

新連載【働く私にMusik】ウルフルズの名曲『ガッツだぜ!!』はTKプロデュースだった!?【DJ・サッシャがナビゲート! トータス松本編 Vol.1】

J−WAVEの人気ナビゲーターとして活躍中のサッシャさんが、毎回素敵なミュージシャンをゲストに迎えて対談をする音楽連載。第1回の記念すべきゲストミュージシャンはウルフルズのトータス松本さん! Oggi誌面上では伝えきれなかった熱いトークを盛り込み、3回にわたってお伝えしていきます。

働く30歳からの仕事、恋愛、人生すべてに寄り添ってくれる音楽連載を人気ラジオDJのサッシャさんと共にお届けします!

仕事で成果が出たとき、理由もなく落ち込んだとき、いいなーと思う人ができたとき、もやもや、イライラしたとき、とにかく癒やされたいとき… 働く私たちのそんな喜怒哀楽に無条件に寄り添ってくれるのが、音楽。

リリックやメロディーを通して世の中に発信をし輝いているミュージシャンたちも、失敗や挫折を乗り越えてきたから、現在がある。そんなみなさんの言葉から、パワーをもらいたい——今日をがんばるモチベーションが、少しでも見つけられますように。

J−WAVEのナビゲーターとして活躍中の“インタビューの名手”サッシャさんから、連載スタートに際して、熱いメッセージもいただきました。

「私にとって音楽は、喜びも悲しみもわかち合ってきた人生の一部です。第一線で活躍し、私たちの感情を日々揺さぶるミュージシャンたちが、どう音楽と向き合っているのか? そのプロフェッショナリズムに迫りつつ、素顔も発見していきたいです。読者のみなさん、これからどうぞよろしくお願いいたします」(サッシャさん)

◆Navigator:サッシャ

1976年、ドイツ・フランクフルト生まれ。10歳のときに日本に移住。日本語、ドイツ語、英語のトライリンガル。J-WAVE『STEP ONE』ナビゲーター、『ズームイン!! サタデー』『金曜ロードショー』(日本テレビ系)などにレギュラー出演するほか、各種スポーツ実況をはじめ、多方面で活躍中。

記念すべき最初のゲストミュージシャンはウルフルズ・トータス松本さん!

◆Guest Musician:トータス松本

1966年、兵庫県生まれ。ウルフルズのヴォーカル。2017年には「椎名林檎とトータス松本」名義で『目抜き通り』を発表し、第68回NHK紅白歌合戦にソロとして初出場。その後は、NHK連続テレビ小説『おちょやん』に出演するなど、音楽活動と並行し、活躍の幅を広げている。

「実はギタリスト志望」「スピッツやミスチルになりたかった」トータス松本さんの意外すぎる素顔!

サッシャさん(以下、S):ウルフルズの30周年、来年ですよね。おめでとうございます!

トータス松本さん(以下、T):ありがとうございます。

S:30年ってすごいことですよね。

T:ねえ、10年くらいだと普通やし、20年のときは活動休止中やってお祝いできなかったし。25周年もきりがよくない。いよいよ30周年くらいは本気でやったほうがええんちゃうかっていう感じで。

S:まずは、デビュー当時のお話を少しお聞かせいただけますか。

T:きっかけは高2のとき、ずっと好きやった忌野清志郎さんがいたロックバンド、RCサクセションのコンサートに初めて行ったことです。それで自分がステージに立っている妄想が起こったんよね。清志郎さんと自分が同化してしまって、そのときにもう決めたんです。

S:そこからどのように模索していったのでしょう?

T:専門学校に行きながら将来のことを考えて悶々としていました。バンドはできあがらんし、卒業も近づいてるけど、就職すんのはイヤやな〜って感じでいたら、親に怒られてね。親には「頼むからもうちょっと待ってくれ〜」って言ったの。で、行き当たりばったりで喫茶店のバイトを始めたら、たまたまそこにウルフルケイスケがいて、人生が開けたっていう。

S:へぇ〜! それですぐウルフルズに繫がるんですか?

T:それがウルフルズになるんですよ。でも、当時はまだウルフルズで手応えがなかったから、京都でもう一個バンドをかけもちでやっていて(笑)。ウルフルズは楽しかったけど、これでいくっていう感じはまだなかったですね。っていうのも僕、歌う気がなかったから。

S:そうなんですか!?

T:メインのヴォーカルがしゃかりきに歌っている横で、かっこつけてジャーンってやっているギタリストに憧れてたんですよね。ずるい立ち位置っていうか。ほんまの音楽好きっていうのは、そっちを見てるって思い込んでいて。

S:真ん中を見てるのは素人だと(笑)。歌は得意だったんですか?

T:得意… 苦手ではなかった。子供のときから歌は大好きで、行くとこ行くとこで歌ってて、病院の待ち時間でも歌ってて。そのくせバンドに歌い手を連れてきて、自分が横でギター弾くと「なんかちゃうな」って思ったりしていて…。そんなとき、ウルフルケイスケからセッションしないかって、課題曲が送られてきたので、ちゃんと聴いて覚えて、スタジオにギターを持っていったんです。早速ガーンって弾いてたら、ニコニコしながら「いやいやギター弾かんでええから、歌って」と。じゃ、歌いますわって歌ったのが始まりで、今も続いている感じです。

S:そこでやっぱりトータスさんの歌が「いいじゃん!」ってことになったんですか?

T:ん〜、周りはいいなって思ってくれたのかもしれないけど、自分はね…。ギターをやりたいって思いもあったから。ウルフルズでやるなら、歌やらなあかんのか〜ってなって。京都でかけもちしているバンドではギターを弾いていたんですけどね。

S:やっぱりギターをメインでやりたかったですか?

T:やりたかった(笑)。

S:今はどうですか?

T:今はもう歌ってない人生は考えられないですね(笑)。

S:じゃあ結果よかったということですよね。

T:よかった。めちゃくちゃよかった!

S:ギタリストとして、そのままいっていたらどうなっていましたかね?

T:あ〜、どっかで打ちひしがれていたと思いますよ。ギターはやっぱりまず腕前やから。若いときは勢いでもかっこよく見えるけど、やっぱ50歳くらいになったら腕前が大事ですからね。ある程度ね、個性ももちろん大事やけど。

名曲『ガッツだぜ!!』は、実はTKプロデュースだった!?

S:そうしてウルフルズとしての活動が始まって、ブレイクするまでの苦労はありましたか?

T:ライブハウスで動員がだんだん増えていって、業界の人が来て「こうゆう者です」って名刺とかくれて、メジャーデビューへの道が開かれると思ってたけど、なかなか起こらなくて…。そのころは大阪はサブカルチャーという雰囲気だったので、メジャーデビューするなら東京というのがあって。ほかのミュージシャンに先を越されるのが続いたり、レコード会社の新人発掘部署の人たちがライブハウスをうろうろしてるんですけど、ウルフルズにはかすりもせんかったりして。「どこ行っとんねん!」って感じでしたね。

S:見る目なかったんですね。

T:なかったねぇ…(笑)。自分の中では意外に時間かかったと思っていて、3〜4年くらいライブハウスに出続けていたんですよね。新宿のロフトに出られるようになって、ようやく名刺もった人に声をかけてもらって。「やっときたー!」って感じでしたよね(笑)。

S:そのころは焦っていた時期ですか?

T:そうね。親には25歳過ぎたら諦めて就職するなり田舎に帰るなりするから、それまでは好きにさせてくれってお願いしていて。23とか24歳の後半くらいになったときから、残された時間がないって焦り始めました。

S:リミットには間に合いましたか?

T:間に合いました!

S:それ、すごいですね!

T:自分で25歳ってざっくり設定したんですけど、帳尻合わせていくもんですね。なんであれ合うんやろうね。

S:ゴールを決めていたからよかったのかもしれませんね。

T:そんな気がするね。言うてみるって大きいなって思いましたね。

S:思っていた風景が見えてきたという手応えはありましたか?

T:ライブハウスの時代が終わるころ、「日清パワーステーション」の客席がぎちぎちになった状態を見たときは、いちばんびっくりしましたね。

S:懐かし〜。ミュージシャンの登竜門的な会場ですね。まだ『ガッツだぜ!!』が発売されていないときですか?

T:出てない、出てない。次が勝負だ〜って言われて、ひ〜ってなりながら『ガッツだぜ!!』をつくったんですよ。

S:その思いがガッツだぜ、に繫がっているんですか?

T:そうかもね!(爆笑)。次でブレイクだ〜とプレッシャーかけられたら単純ですから、それならスピッツとかミスチルみたいな曲をつくってやろうと思って。頑張ってミディアムテンポのラブソングとか5、6曲を書いてプロデューサーに聴かせたら、「なんもわかってないなお前、なんのために今までやってきたんだ」って怒鳴られまして。「自分のいちばんの武器を殺してまで、なんでそっちいくんや。お前はミスチルでもスピッツでもないやろ。もっとやらなあかんことあるわ!」と怒られてね。

S:叱咤されたんですね。

T:おちゃらけた曲でウルフルズやればええんやろって、開き直った感じもありました。そんなとき、小室哲哉さんがMCをしていた『TK MUSIC CLAMP』っていう番組に出演させてもらって、小室さんから「ディスコっぽい曲でやってみれば似合うと思うよ」って言ってもらったんです。〝天下の小室哲哉〟が言うならと思って、挑戦してみたんですよ。

S:小室さんのひと言がなかったら『ガッツだぜ!!』はできてなかったということですよね。ある意味、TKプロデュース!?

<Vol.2へ続きます>

ウルフルズの軌跡

1988年 バイト仲間だったウルフルケイスケ氏とトータス松本氏のセッションがきっかけとなり、バンド「ウルフルズ」を結成。

1995年 『ガッツだぜ!!』、翌年の『バンザイ〜好きでよかった〜』でブレイク。アルバム『バンザイ』は100万枚を超える大ヒットに。

1999年 ジョンB氏の脱退。

2003年 再び4人に戻る。

2009年 ウルフルズ活動休止。

2014年 4年半の休止を経て再始動。『どうでもよすぎ』の配信後、オリジナルアルバム『ONE MIND』発売。

2018年 ウルフルケイスケ氏がソロ活動に専念するためバンド活動を休止。

2019年 3人編成初となる、通算15枚目のオリジナル・アルバム『ウ!!!』を発売。

NEWアルバム『ウル盤』発売中!

過去の名曲30曲をセルフカバーするプロジェクトの第一弾。本作では“ウルっとくるウルフルズ感動の名曲選”がコンセプト。現在のアレンジや楽器で新たにレコーディングされた、“今”のウルフルズで魅力を再発見できる10曲を収録。
税込¥3,300(通常盤) Getting Better 8月11日発売

【トータス松本さん】スーツ¥217,800・シャツ¥37,400・ネクタイ/参考商品(ジョルジオ アルマーニ ジャパン〈EMPORIO ARMANI〉) 靴/スタイリスト私物

【サッシャさん】“インディビジュアライズドクロージング”のジャケット/参考価格・“インディビジュアライズドシャツ”のシャツ¥26,400・“マキシマムヘンリー”のベルト¥18,150(ユーソニアングッズ ストア) その他/スタイリ スト私物

撮影/伊藤彰紀(aosora) スタイリスト/堀井香苗(トータス松本さん分)、松岡聡美(サッシャさん分) ヘア&メイク/SUGO(LUCK HAIR/トータス松本さん分)、坂口勝俊(sui/サッシャさん分) デザイン/hoop. 構成/宮田典子(HATSU)


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