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LOVE

2021.07.24

3年もW不倫していた夫が許せない… 専業主婦は我慢しかない?<働く女性のお悩み相談室#56>

「夫のダブル不倫が発覚。専業主婦で子どもも3人… 離婚を選択できないけど夫のことを許せない」行き場をなくしたお悩み相談に作家・安本由佳が答えます。

ライター・安本由佳が悩める女性の人生にアドバイス♡<働く女性のお悩み相談室#55>

前回記事:『セフレ扱い3ヶ月… 都合のいい女から本命彼女になるには?<働く女性のお悩み相談室#55>

こんにちは、ライター・安本由佳です。私のInstagramに届いた、お悩みの中からぜひ皆さんと共有したい内容をピックアップ。一緒に答えを探していきます。

今回みなさんと一緒に考えたいお悩みはこちら!

3年もダブル不倫していた夫… 許せなくて当たり前!

(c)Shutterstock.com

お悩み:3年もの間、夫がダブル不倫していたことが発覚しました。しかも相手の女が別れを切り出した際、夫の方から「別れたくない。努力するからチャンスが欲しい」などと言ったそうで… 結果的に二人の関係は終わったのですが、夫も相手の女性も許せず頭がおかしくなりそうです。ダブル不倫だったので関係を清算しただけで互いに慰謝料はナシ。我が家では、夫婦関係を再構築しようと努力してはいますが、精神的にかなりきついです。小さい子どもが3人いてお金もかかりますし、専業主婦の私は我慢するほかないのでしょうか。

相談者さんが3人もの子育てに奮闘している間、夫は外でダブル不倫していたなんて… 聞いているこちらまで腸が煮えくり返る思いです。

無責任だし、あまりに身勝手ですよね。一方的に裏切られ、傷つけられたのだから、許せないのは当然です。相談者さんが自分を責める必要はまったくありません!

相談者さんは、とにかくまず、自身の心を落ち着かせることだけに集中しましょう。

夫婦関係修復のため努力をしなければならないのは、相談者さんではなく、妻を蔑ろにした夫の方です。

彼は自分のしたことをきちんと反省していますか? 相談者さんに心から謝罪し、償う姿勢を見せていますか?

積み重ねてきた信頼は一瞬で失われてしまっただろうし、もはや何をしても許される話ではありません。

家庭崩壊を避けたいのなら、身勝手な欲でパートナーを傷つけてしまった夫が、妻の心の傷を精一杯ケアするべき。それが誠意というものではないでしょうか。

そうではなく、もしも夫が開き直った態度を見せたり相談者さんをさらに傷つける言動をとってくるとしたら… もはや夫婦関係の修復は不可能と見限るしかありません。

誠意のない相手と、この先何十年も一緒に過ごすなんて無理だし不幸です。

専業主婦だからと泣き寝入りしないで、自分のためにも子どものためにも、前向きな選択肢として離婚を視野に入れてもいいと思います。

慰謝料は、前を向いて生きるための軍資金になる

(c)Shutterstock.com

今回、ダブル不倫だったことを理由に「慰謝料ナシ」になったそうですが、正式な手続きを経ていないなら、相談者さんには今からでも慰謝料請求権を行使できる可能性があります。

離婚する・しないにかかわらず、許せない気持ちが消えないのなら、まずは弁護士に相談してみてはいかがですか。

専門家の見解を聞くことで事態を客観的に捉えることができるし、洗いざらい話を聞いてもらえるだけで、少なからず心も軽くなるはずです。

もちろん、お金なんかもらったところで不貞の事実は消えないし、相談者さんが受けた傷はお金で解決できる話でもない。それはその通りだと思います。

けれど、手に入れた慰謝料で前向きな行動を起こすことはできますよね。自立を視野に入れて資格を取るとか、投資を始めてみるとか… この先の未来を切り開く軍資金にするんです。

相談者さんには、そのお金を手にする権利がある。

モヤモヤを抱えたまま我慢して生きるより、復讐心でもなんでも、前向きな一歩を踏み出す方がよっぽど健全だし建設的です。

* * *

お悩み相談は、現在もInstagramのストーリーズで受け付けています(匿名も可能)。真剣な相談内容には、種類を問わず可能な限りすべて答えます。

▶︎安本由佳 Instagram

TOP画像/(c)Shutterstock.com

ライター 安本由佳

慶應義塾大学法学部法律学科卒
化粧品メーカー広報、損害保険会社IT部門で勤務したのちフリーランスへ。
2015年に軽井沢に住まいを移し、ホテルやカフェのPRに従事するほか、軽井沢暮らしを紹介するコラムを連載中。2016年〜2020年1月 東京カレンダーWEBにて執筆。2020年10月15日 講談社文庫より初書籍「不機嫌な婚活」発売。現在Amazonにて販売中

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Oggi12月号で商品のブランド名に間違いがありました。114ページに掲載している赤のタートルニットのブランド名は、正しくは、エンリカになります。お詫びして訂正致します。
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