梶原夏子さんってどんな人?
今回ご紹介するのは、東京・世田谷区の池ノ上駅近くで、開店前から行列ができるパン屋さん「étéco bread」を夫婦で営む梶原夏子さん。
自家製の餡をぎっしり詰めた「あんぱん」や、季節ごとに果物のラインアップを変える「フルーツデニッシュ」、「クロワッサン ハムきのこ」などのパンは、すべて具材たっぷりでひと口目から口いっぱいに味が広がる。
オープンして2年ながら、おとぎ話のような美しさと、この店にしかないおいしさを求めて連日ファンが詰めかけ、子どもからお年寄りまで幅広い層を魅了している。
ーーétéco breadの店主になった理由は…?
東京・中野区生まれの彼女は、将来お菓子屋さんを開くことを夢見て、飲食店や有名洋菓子店で調理経験を20年積んだ。
そして41歳のとき、パン職人歴20年以上だった夫と運命の出会いを果たし結婚。
1年後に現在の店をオープンして以来、毎朝3時半から夫婦そろって厨房に立ち、パンを焼く夫の横で、具材の調理や盛り付けに加え、焼き菓子やキッシュを担当する。
梶原夏子さんの「7つのルール」
さて、そんな彼女が「いつもしている7つのこと」=「セブンルール」とは…?
■1. パンの端っこまで味付けする
彼女がつくるのは、ひと口目から口いっぱいに味が広がり、一つ食べるだけで満足できるようなパン。そのため、パンの真ん中だけではなく、端から端まで味付けするのが鉄則。
■2. パンを売り切るまで店は閉めない
閉店時間はパンをすべて売り切ったときで、ひとつ残らず売る切るまで営業し続ける。農家さんがつくってくれた小麦や野菜を無駄にしたくないという思いから。
■3. 夫婦で毎日マッサージ
仕事のことに関しては、夫婦でお互い厳しく言い合うという。それでも、マッサージをして労わり合うことは欠かさない。
■4. 毎朝 日めくりカレンダーを3つめくる
仕込みがあるため、毎日起きるのは3時頃だという彼女。起床後は、3つの日めくりカレンダーをめくりながら眠気を吹き飛ばす。
■5. 休日は書道とワックスがけをする
休みの日は、書道とワックスがけをするのが定番。特にストレスが溜まっているときにすると、心が落ち着くのだとか。
■6. お客さんとの雑談をメモする
お客さんとの雑談から得た情報は、メモをして記録として残しておく。お客さんとの絆を大切にする彼女のルール。
■7. 非日常のパンを作る
彼女がつくりたいのは、嫌なことを忘れたり特別な気持ちになったりするような、非日常のパン。そのため、目新しい素材とレシピに挑み、他にはないパンを模索し続ける。
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次回の「7ルール」の放送は、6月29日(火)よる11時00分〜。主人公は、東京の住宅街の真ん中でトマトを地産地消する東大卒農家「ネイバーズファーム」代表・川名桂さん。新しい農業の形を切り開く彼女の7つのルールとは…。
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