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2021.06.23

女性も知っておきたい! 環境にも家計にも優しい♡ 買い替えるなら【電気自動車】なワケ

これから買い替えるなら、環境とお財布に優しい「電気自動車」が狙い目だそう。専門家に電気自動車のメリット、ギモンについて教えてもらいました!

今、買い換えるなら「電気自動車」がいいんです!

環境だけではなく、お財布にも優しいって本当? 「運転がうまくなったように感じる♡」という声も… 電気自動車のギモンをカーライフ・ジャーナリスト まるも亜希子さんに教えてもらいました!

カーライフ・ジャーナリスト まるも亜希子さん

まるも・あきこ:自動車専門誌編集部動を経て2003年に独立。YouTube「クルマ業界女子部チャンネル」をカーライフ・エッセイスト吉田由美さんと共同主宰。AJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)会員。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。

電気自動車は進化中! 意外と知らないメリットも

Oggi編集部(以下Oggi) 最近、電気自動車について耳にすることが増えました。国際的なモーターショーは電気自動車の話題でもちきりだとか、アメリカの電気自動車メーカー「テスラ」の時価総額がすごいとか…。

まるもさん(以下敬省略) 世界各国が電気自動車推進の政策を発表していますしね。実は電気自動車の歴史は長くて、世界で初めてつくられたのは1839年とされています。その後、便利なエンジン車全盛時代を経て、この10年で電気自動車が広まりつつあります。

Oggi やっぱり環境問題が背景にあるんですか?

まるも はい。地球温暖化対策として、走行中にCO2を排出しない電気自動車の普及が急務で。バッテリーの技術が近年大幅に進んだのも大きな理由。初期はフル充電しても100km程度しか走れなかったのが、今は400kmくらい走れるモデルも出てきました。満タンなら700〜800km程度走れるガソリン車と比べるとまだ短いですが、飛躍的な進歩です。

Oggi 電気自動車業界をリードしているメーカーといえば…?

まるも テスラは「電気自動車は走行距離が短くて、遅くて、かっこ悪い」という従来のイメージを覆して人気を集めました。例えば、新機能の追加はソフトウエアのアップデートで行われたり、車というより車輪が付いたスマホのような感覚に近いかもしれません。

電気自動車メーカー「テスラ」は注目の的に!

(c)AFP/アフロ

Oggi そういえば噂の「アップルカー」も電気自動車ですね?

まるも はい。ただ公式な情報はほぼなくて(苦笑)。グーグルも電気自動車を開発中だそうですが…。

Oggi 夢が広がります。電気自動車って、環境への影響以外に、どんな特徴があるんですか?

まるも 電気自動車はアクセルを踏んだ瞬間からモーターが素早く反応して、思い通りに加速します。追い越しや合流をするとき、ガソリン車のようにモタつくストレスがありません。運転が苦手な人も、電気自動車はスムーズに運転できると感じることが多いようですよ。給油のにおいなどの心配もなし。オプションで給電機能を付ければ、アウトドアも気軽に楽しめます。

Oggi 給電機能… とは?

まるも 車を電源にして、コンセントをつなげるんです。ホットプレートや炊飯器で料理もできますし、災害時にも利用できます。

Oggi それは心強いですね。

まるも それに燃料の電気代が、ガソリンより安いんですよ。ごくざっくりと、ですが、同じ距離を走るのに必要な電気代は、ガソリン代の3分の1程度になる計算です。

Oggi そんなに! でも、車自体が高いですよね?

まるも コンパクトカーのハイブリッド車が約300万円と想定して、同程度のクラスの電気自動車が400万円くらい。でも、国や自治体からの補助金を活用すれば、ガソリン車との差額もかなりカバーできます。税金の優遇措置もあります。

Oggi 逆に、電気自動車のデメリットはありますか?

まるも バッテリーが何年でどれだけ劣化するのか、データがまだあまりないことでしょうか。初期のモデルは充電の仕方によって劣化が激しいケースもあって。耐久性という意味では未知数の部分があります。

電気自動車は3種類! 使い方によって選ぶのが賢い

Oggi 4月には日本の自動車メーカーの社長が、「将来的に新車はすべて電気自動車にする」と発表しているニュースを見ました。

まるも 厳密には、電気自動車と燃料電池車、でしたね。

Oggi ん? 燃料電池車? 電気自動車とは別のもの?

まるも 電気自動車の一種なんですが、詳しく言うと電気自動車も3種類に分かれるんです。代表的なのは、100%電動モーターだけで走る電気自動車(Electric Vehicle=EV)。燃料電池車(Fuel Cell Vehicle=FCV)は液体水素を燃料として、車の中で発電する仕組み。どちらもガソリンは使わないので走行中にCO2は排出されません。

Oggi もう一種類は?

まるも プラグインハイブリッド車(Plug-in Hybrid Vehicle=PHV)です。20〜50km程度は電動モーターだけで走りますが、電池が足りなくなるとガソリンエンジンも用いるハイブリッド走行に切り替わります。電気で走る距離内で充電を繰り返せばガソリンを使いません。

Oggi ドライバーにとっては、何が違うんですか?

まるも ライフスタイルで向き不向きがあって、たとえば週末ごとのロングドライブなど、ガソリン車と同じような乗り方をしたいなら、現時点ではPHVがベスト。一方、通勤など1日の走行距離が100km以内程度ならEVもいいですね。いずれの場合も、自宅や職場などに充電器があればベターです。持ち家であれば数万円で充電器を取り付けられますし、最近の新築の一戸建てなら最初から据え付けられていることも多いです。

Oggi 公共の場所の充電スポットでは不十分なんですか?

まるも 充電ステーションは全国に1万8000ヶ所以上あって、今やガソリンスタンドの約6割程度に増えてきました。ただし、充電1回につき最低30分程度かかるので、時間に余裕をもって移動できる人向き。たとえば旅の途中で検索した知らない街の充電スポットで、待っている間に予想外においしいものに出合った、なんて体験は楽しいと思います。

Oggi 燃料電池車はどんな人におすすめでしょう?

まるも 正直なところ、燃料電池車は一般家庭で取り入れるのにはまだハードルが高くて…。燃料を補充できる水素ステーションが全国に140ヶ所弱しかないんです。車もかなり割高なので、今はまだPHVかEVが現実的ですね。

電気自動車の割合は? 大きな課題も…

Oggi エコカーとしておなじみのハイブリッド車は、電気自動車ではないんですね。

まるも ハイブリッド車は電動モーターを活用しながらも、要所要所でガソリンエンジンを使うので、CO2が排出され、どちらかというとガソリン車の延長にあります。ただ、菅首相が年始に掲げた「2035年までに新車販売で電動車を100%にする」という目標の〝電動車〟には、ハイブリッド車も含まれます。

Oggi ややこしいですね(苦笑)。実際、今販売されている車の中で、電気自動車はどの程度を占めているんですか?

まるも 日本では乗用車の新車販売数のうち電気自動車が約1%、ハイブリッド車を含めて35%程度です(’19年・日本自動車工業会)。

Oggi 海外でも同じような状況なんですか?

まるも ヨーロッパはEVとPHVを合わせて、新車台数の10%を超える国が増えてきました。スウェーデンが3割、ノルウェーは8割程度とズバ抜けています。

Oggi 日本はあんまり進んでいないんですね…。

まるも そうは言っても、路線バスやゴミ収集車がハイブリッド車になっていたり、宅配便などの物流業界でもEVが導入されたりと、徐々に広まっていますよ。

Oggi それに、CO2を削減する目的なのに、電気自動車を走らせる電気を化石燃料でつくっていては、本末転倒ですね…。

まるも それも大きな課題ですね。発電方法も含めた議論がこれからもっと必要なのは確かです。電気自動車でエアコンやオーディオをつけると、走行可能な距離がガクンと減って、「エネルギーを使うことにこれまで無自覚だったんだな」と思い知らされます。「どう走れば電気を節約できるか」という意識も働きますし。

Oggi 環境問題に対して考えるきっかけになりそうですね。自分のライフスタイルと照らし合わせて、次に車を買うときは電気自動車も選択肢に加えてみます!

今月の覚えておきたい4つのキーワード

1|政策

各国がCO2など温室効果ガスの削減目標を掲げたパリ協定(2015年締結)を引き金に、世界各国が2030~2040年ごろを期限にガソリン車の新車販売禁止を発表。菅首相は2035年まで、東京都の小池都知事は国より前倒しで2030年を期限に、ガソリン車の新車販売を禁止すると宣言している。

2|歴史

ガソリン車が生まれた1886年より約50年前に電気自動車は誕生。日本にも1899年に輸入され、1900年代初頭にはアメリカの自動車生産台数の約4割が電気自動車だったとも。その後、ガソリンの利便性が重宝され、戦後、日本で電気自動車の製造が再開されたのは1997年。

3|ノルウェー

税金の優遇措置や車線の制限免除、有料道路の料金割引などでEV普及を後押し。以前から、ガソリン車には一般的にエンジンオイルが冬場の寒さで凍らないよう〝ブロックヒーター〟が搭載されていて、各駐車場に電源が配備済みだったという要因も。発電は95%以上が水力発電。

4|物流

運輸業界から排出されるCO2のうち、トラックやバスによるものは約4割。トラックのEV化も進んでいる。佐川急便では宅配事業に特化した、ASF社と協同開発の軽EV(写真)を7200台配備。2022年9月から2030年度までに、段階的に切り替え予定。

電気自動車を買うと国や自治体から補助が受けられる!

現在実施中の、国からの補助金は下記3種類。いずれかひとつに申し込める(’21年9月末まで・期間短縮の可能性あり)。住んでいる自治体の補助金制度も要チェック!

◆CEV補助金

最大40万円

EV、FCV、PHVなどのCEV(クリーンエネルギー自動車)を購入すると、車のグレードに応じた補助金が交付される。購入した車は一定期間(3or4年)所有することが義務。

◆環境省補助金

最大80万円

自宅にソーラーパネルを設置するなど、電気自動車に使用する電気を100%再生可能エネルギーで調達し、政府の実態調査に協力することが条件。別途工事費の補助あり。

◆経済産業省補助金

最大60万円

車の電力を家庭でも使えるようにするシステムを電気自動車と同時に導入し、モニタリング調査に協力、災害時には自治体に協力する約束で受けられる。別途工事費の補助あり。

●掲載している情報は2021年5月12日現在のものです。

2021年Oggi7月号「Oggi大学」より
イラスト/八重樫王明 構成/酒井亜希子(スタッフ・オン)
再構成/Oggi.jp編集部


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