繊細で芸術的なアレが自宅でカンタンに作れちゃう夢のマシーンを使ってみたい!
立体をあっという間につくり上げることで知られる3Dプリンター。近年、この技術がグルメの世界でも大活躍しています。
かつては何年も修行して技術を磨かないとつくることができなかった繊細で芸術的なチョコレートの細工や、高級レストランでしか見ることができなかった美しい盛り付けがグッと身近なものになってきているのです!
いつものおうちごはんもガストロノミーに !?
ガストロノミーとは、料理と文化を考察する、フランスの食文化を起源とした“美食”を統括する言葉。
プロのお料理を自宅で再現するのは難しいですが、3Dフードプリンターを使えば、目にもおいしいお料理を自宅でも楽しむことができます。もちろん、最近ではさまざまな飲食店でも3Dフードプリンターが導入されています。特に最近は外食もしづらい日々が続いています。自宅で見た目も楽しめるアートのような食事が楽しめたら最高ですよね!
実際どんなものが出来上がるのかご紹介します。
◆ベトナム|レストランT.U.N.Gダイニング
こちらは、北欧の食文化にインスパイアされながら、アジアンテイストを忘れないメニューを提供する、ベトナムのレストランT.U.N.Gダイニングのお料理。
このアボカドを使ったグリーンの部分を3Dフードプリンターで作っています。このようなものだと、大体3分から10分程度で出来上がってしまうというから驚き!
さわやかな夏らしいデザートも。エルダーフラワーの香りをつけたパンナコッタに、グラニータ(イタリアのかき氷みたいなもの)、いちごのシャーベットが添えられ、ユニークな隠し味として味噌が使われているという個性的なオリジナルデザートです。白いメレンゲを3Dフードプリンターで美しく形取り、お皿をアーティスティックに飾っています。
3Dプリンターで作っている様子はこんな感じ!
写真提供/@tungdining
◆オランダ|エレナさんの作品
こちらはオランダで3Dフードプリンターを使ったスイーツを展開しているエレナさんの作品。かわいらしいちょうちょの形のクッキーです。もう、クッキーの型は必要がない時代なのかも!?
写真提供/@treats3d
3Dフードプリンターメーカー【Natural Machines】のFoodiniは世界各地で活躍!
業務用にも使われている本格的な3Dフードプリンター“Foodini”を発売しているNatural Machinesでは、さまざまなプロフェッショナルの作品とも言えるお料理を見ることができます。
▲スペインのミシュランスターシェフであるカルレス・テヘドール氏によるカルパッチョ。お肉の上の黄色い部分は卵で、Foodiniで作られています。
▲日本でも有名なポール・ボキューズでも3Dフードプリンターを導入! 今やガストロノミーを追求するのに欠かせないツールになりつつありますね。
▲きれいでかわいらしいスイーツもカンタンに作れます!
▲これは恐竜の形をしたほうれん草のキッシュ。お子さんのいる家庭なら、休日に一緒に作って食事を楽しめそうですね。
写真提供/naturalmachines
かつて、どの家庭も電子レンジをこぞって使うようになったように、これからは3Dフードプリンターも一家に一台の時代が来るかもしれませんね!