【目次】
・「こじらせる」の意味とは?
・使い方をチェック
・「こじらせる」人の特徴
・人間関係や恋愛でこじらせないためにも
・最後に
「こじらせる」の意味とは?
「こじらせる」という言葉の意味をご存じですか? これまでの使い方は「風邪をこじらせる」などですが、最近は人間関係、特に恋愛においても、「こじらせる」という言葉が使われるようになりました。本記事では、そんな「こじらせる」という言葉の意味や使い方、また「こじらせている人」の特徴を解説していきます。ぜひ皆さん、参考になさってくださいね。
意味
まず、「こじらせる」の意味ですが、主に2つあります。1つ目は、「物事をもつれさせ、処理を難しくする。面倒にする」ことです。物事や人間関係を複雑にしたり、余計なことをして面倒を起こしてしまった時などに使われます。ネガティブな場面で使われる言葉です。
2つ目は、「病気を治しそこねて長引かせる」ことです。体調不良の際に無理をして余計に長引かせてしまった際に、「無理がたたって、風邪をこじらせてしまった」などと使うことができます。
「こじらせる」を漢字で書くと?
「こじらせる」は、漢字で「拗らせる」と書きます。あまり見慣れない字のため、一般的には、平仮名で表記されることが多いかもしれません。自身で使用する場合は、特段理由がなければ、平仮名で表すと相手にも伝わりやすいです。
使い方をチェック
では、次に「こじらせる」の使い方を例文を用いて解説していきます。
1:「ちょっとしたことで喧嘩をして、夫婦仲をこじらせてしまった」
夫婦仲、友人関係、親子関係などの人間関係を、ある事がきっかけで、ややこしくしてしまうことを表しています。
2:「風邪をこじらせて肺炎を患った」
「こじらせる」が持つもう一つの意味、「病気などを長引かせてしまうこと」を表したフレーズです。「風邪をこじらせたせいで、肺炎などを引き起こし病気が悪化してしまった」という意味になります。
3:「付き合ってもなかなか長く続かない彼は、陰では“こじらせ男子”と呼ばれている」
最近では恋愛関係において、「こじらせる」という言葉がよく使われます。なかなか恋愛がうまくいかない人や、別れを繰り返してしまう人などは、「こじらせ男子」「こじらせ女子」などと呼ばれることがあります。
「こじらせる」人の特徴
「こじらせる」人とは、人間関係を複雑にしてしまう人のことを指します。では、一体どんな特徴があるのでしょうか。いくつか例を挙げてみましょう。
1:ネガティブで神経質な人
否定的な発言が多かったり、すぐに愚痴を言ったりする人は、周囲から避けられ、ゆくゆくは相手にされなくなってしまう可能性があります。また、神経質であれこれ口うるさく文句を言う人も、気づけば周りから毛嫌いされてしまうこともあるかもしれません。恋愛関係にある場合は、彼氏・彼女などから見放され、最終的には別れを告げられることもあるでしょう。
2:自己肯定感が低い
自己肯定感が低いこともまた、人間関係をこじらせてしまう一つの要因と考えられます。「どうせ成功なんてできやしない」や、「あの人はいつもキラキラしてるけど、わたしなんて一生鳴かず飛ばずのままだ」などと嘆いてばかりいると、周囲もだんだんと引いてしまうかも。
また、相手に依存しすぎてうまくいかないこともあるでしょう。周囲と比べることをやめ、「わたしはわたし」と自分と向き合うことで、少しでもポジティブな力を引き寄せましょう。
3:人とのコミュニケーションが下手
無神経な一言を言って相手を傷つけたり、自分のわがままを貫いたりと、本音と建て前を使い分けられないと、なかなか人とのコミュニケーションはうまくいきませんよね。これはプライベートだけではなく、職場においても同じです。相手との関係性や立場をきちんとわきまえて発言をするようにしましょう。
人間関係や恋愛でこじらせないためにも
人間関係や恋愛において、こじらせないためにはどのようなことを心がければよいのでしょうか。説明していきます。
1:笑顔を意識する
笑顔は人を幸せにする何よりの薬ですよね。笑顔に溢れている人はとても魅力的で、人を引き付ける力があります。何か嫌なことがあった時は、大いに泣いて構いません。それを乗り越えたら、スイッチを入れ替えて、ぜひ、笑ってみてください。
2:自己肯定感を上げる
人は承認欲求が強い生き物ですが、それにとらわれると常に誰かと比べ競い合うことになってしまいます。最近では、多様性という言葉をよく聞くようになりましたが、十人十色、自分らしく生きることにフォーカスすると、すっと気持ちも楽になり、楽しいと思えることも増えるかもしれません。他人と比べることをやめてみると新たな発見があると思いますよ。
3:いろんな人と会ってみる
いろんなジャンルの人と会い、意見を聞いてみることも自分の視野が広がります。これまで持っていた固定概念などがなくなり、広い心を持てるきっかけになるかもしれません。コロナ禍で、なかなか大勢が集まる場がないですが、今はオンラインサロンなども主流となっていますので、そういった場で、年齢や業界問わず、色々な人の意見を聞いて話してみるのもいい経験ですよね。
最後に
「こじらせる」の解説はいかがでしたでしょうか? 特に恋愛関係で「こじらせる」人は、「こじらせ男子」「こじらせ女子」などと、周囲からこっそり揶揄されてしまうかも。恋愛に限らず、家族や友人、職場の人間関係は、生きていく上で上手に付き合いたいですよね。ぜひ、皆さん、本記事を参考に良好なコミュニケーションを意識してみてくださいね。
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