「助け合い」の精神から生まれたジン! 驚きのアイディアに海外から賞賛の声!
1年以上続く新型コロナウィルスの世界的なパンデミックの中で、さまざまな産業、業界が苦行を強いられています。今までと同じやり方では生き残れないという危機感の中、多くの企業が新たな試み、アイディアを生み出していることで、働き方だけでなく社会の在り方や常識も変化しつつあるように感じます。
酒類の小売業もそのひとつ。そんな中、台東区蔵前にあるエシカル・スピリッツ株式会社が、アイディアと技術を駆使して世に出したジンが海外でも話題に!
その名は「REVIVE」。日本語で“生き返らせる”、“復活させる”、“よみがえらせる”ことを意味するこのジンの原料は、なんとコロナ禍で大量に余ってしまっていたバドワイザーなんです!
バドワイザーから生まれ変わった「REVIVE」
苦しい状況を打破すべく、バドワイザーを販売するアンハイザー・ブッシュ・インベブ ジャパン、月桂冠、そしてエシカル・スピリッツが手を取り、技術と知恵を共有しながら生み出したすごいジン。今、まさに世界で声高に叫ばれている“SDGs(持続可能な開発目標)”のお手本とも言うべきプロジェクトです。
バドワイザーの製法や背景をリスペクトしつつ開発したという「REVIVE」。バドワイザーを蒸留した原酒に、ブナのチップを漬け込み、ビールを添加しているのだそう。
その後、ジンならではのジュニパーベリー、ホップ、レモンピールを加え、とても香り高いジンになり、どんなお料理にも合うのが特徴。開発の背景やアイディアだけではなく、ジンとして高品質で評判が良いのも大きな話題となった理由です。
エシカルスピリッツが生み出すジャパニーズ・ジン
この「REVIVE」、国内だけでなく、海外でも話題に。「ビールを生き返らせるなんて、素晴らしいアイディアだ!」こんな賞賛の声が聞こえてきます。
エシカルスピリッツが放つ斬新な製法のジンは他にもたくさん。廃棄される酒粕を酒蔵から仕入れ、蒸留して出来上がった「LAST」。
日本茶の生産・販売や事業プロデュースを行う企業である「TeaRoom」とのコラボで生まれた「REVIVE from NINJA」など、とにかく斬新なアイディアで次々と革新的なジャパニーズ・ジンを生み出しています。
「REVIVE from NINJA」は、放棄茶園から採集したお茶の幹や葉を原料とし、そこに茗荷やスダチなどを加えた、和食にも合うめずらしいジンになっています。
これからの季節、ジントニック、ジンソーダなど、おうち飲みにピッタリ&さわやかなサマードリンクとして楽しめそうですね!
写真提供/@ethical_spirits