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FASHION

2024.09.09

いつから始めるのがベスト?「衣替え」の適切な時期や守りたいコツ、春夏秋冬ごとの収納方法について

日に日に気温が暖かくなると、いつ衣替えをしようかと考えてしまいますよね。「衣替えの時期」は、その年の気候や住んでいる地域によっても異なります。本記事では、衣替えの適切な時期やそのコツ、季節ごとの収納方法について解説していきます。

「衣替えの時期」と春夏秋冬で異なるアイテムの洗い方

(c)Shutterstock.com

「衣替えの時期」は“気温”を目安に決めましょう。同じ月であっても、その年の気候や住んでいる地域によってかなり差がありますよね。そのため、“最高気温”を目安に、衣替えの時期を決めてみてくださいね。

それでは、春夏秋冬それぞれの目安になる“最高気温”とともに、洗い方も見ていきましょう。

春服への「衣替えの時期」と洗い方

最高気温が15~20℃くらいになったら、そろそろ春服への衣替えを始めましょう。冬物のウールコートやダウンコートは、日中暑く感じるかもしれません。長袖のカットソーやブラウスとライトアウターがおすすめです。この時期は朝晩と日中の気温差が大きいため、薄手素材の重ね着も楽しめる時期ですね。気温が徐々に上がり、最高気温が平均して20℃近くになったら、カットソーと持ち運べる羽織り物が1枚あると安心。

夏服への「衣替えの時期」と洗い方

最高気温が22℃を超え始めたら、夏服への衣替えの時期。日差しも暖かく過ごしやすい気温です。半袖カットソーとカーディガン、薄手の素材のジャケットなどがおすすめ! 最高気温が25℃以上は“夏日”といわれ、いよいよ夏の到来。半袖カットソーで過ごすことができます。

秋服への「衣替えの時期」と洗い方

最高気温15~20℃となると、もう半袖では肌寒く感じる時がある気温。秋服への衣替えの時期です。長袖カットソーのみだと、天気によっては寒い日もあるかもしれません。薄手のセーターやカーディガンも準備しておきましょう。最高気温が20~15℃の間は、長袖カットソー+ジャケットの組み合わせがおすすめです。

冬服への「衣替えの時期」と洗い方

最高気温が15℃を下回ると、アウターは必須。冬服への衣替えを始めましょう。この時期は、セーター+ウールコートの服装がおすすめ! また、最高気温が平均して10℃以下になってくると、日中でも寒さを感じるように。ダウンコートや厚手のロングコートなど、防寒効果の高い服を準備しておきたいですね。

スーツの「衣替えの時期」は?

4~5月頃は、暑い日には最高気温が25℃くらいになる日も。この時期には軽くて涼しいスーツが活躍します。春夏用のスーツはサマーウール、コットン、リネン、モヘアなどの素材が主流です。薄手の生地が使われるので通気性が良く、吸水性や速乾性に優れ、汗をかきやすくなる季節にぴったりです。

春夏用のスーツは、背中の裏地がない「背抜き仕立て」がメイン。裏地がないことにより通気性が高まり、7~9月の暑い季節も快適に過ごすことができます。夏のスーツには、この他に縞模様が特徴的なシアサッカー素材や、ジャージー素材も使われています。

10~11月頃、最高気温が25℃を下回る日が増えたら、秋のスーツに徐々に切り替えていきましょう。残暑が11月まで続く日々が増えてきたので、秋スーツと夏スーツは並行して使うことが多い期間。”暑い秋”が終わり、本格的な冬になってきたら、ジャケットの前身頃から後身頃にかけて裏地がついた「総裏」のスーツがおすすめです。

最高気温が毎日15℃を下回るようになれば、冬到来。ウールや保温性に優れたフランネルやツイード素材といった暖かい素材のスーツが良いでしょう。 その他、カシミヤやメルトン、サキソニーといった起毛感のある素材も冬のスーツによく使われています。

「衣替えの時期」にしたい収納方法とコツ

(c)Shutterstock.com

取捨選択! 不要な服を処分

季節に合った服を取り出しやすく整理するために、まずは不要な服を処分しましょう。処分の際の見極めのポイントは、「サイズが合わない」「シミや毛玉やほつれがある」「持っていても着ない」の3つ。

もったいなくて、なかなか捨てられないと思えるものは、フリーマーケットやリサイクルショップなどを利用してみてはいかが?

クローゼットの掃除

大切な洋服をきれいに保つためにも、必要な物を収納する前にクローゼットの掃除をしましょう。掃除機をかけた後に雑巾で水拭きし、その後、乾拭きをします。

洋服を大切にするように、クローゼットも大切に。カビや害虫の発生を防ぐためにも、掃除が終わったら防虫剤や除湿剤をクローゼットに入れておくと安心です。

アイテムごとの収納のコツ

カットソーは、中心がシワにならないようにたたみます。そして、収納するときは立てて並べる方法がおすすめです。コンパクトにたたみ、立てておくことで見分けがつきやすく、上からすっと取り出すことができます。

セーターを重ねる場合は厚手のものを下に、薄手のものを上にして収納するのがおすすめです。 セーターやニットはかさばるため、数が多いときはロール状に巻いたり、圧縮袋でコンパクトに収納しても良いですね。

コートをたたんで収納する場合には、二つ折り、または三つ折りにたたんでから衣装ケースに収納しましょう。コートの上に他の洋服を重ねるのはNG。専用の収納ケースを用意するか、引き出しの一番上に置くのがベターです。

クリーニングしたスーツはビニール袋を外し、不織布カバーをかけてからクローゼットの中で保管することをおすすめします。また、ウール素材のスーツは虫食いの被害を受けやすいため、必ずカバーをかけ防虫剤も忘れずに。パンツスーツをハンガーにかける際は、裾がクローゼットの床につかないように注意しましょう。生地の傷みや汚れの原因になります。

「衣替えの時期」に守りたいコツとは?

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衣替えする服は「しまい洗い」を

一見きれいに見える洋服でも、実は目に見えない皮脂汚れなどが残っていることがあります。「しまい洗い」とは、衣替えで収納する前にもう一度洗濯をすること。しまい洗いをせずにそのまま洋服を収納すると、見えない汚れが酸化し、黄ばみの原因になります。また、汚れが残っていることで、虫食いの被害を受けてしまう場合も…。忘れずにひと手間かけて「しまい洗い」をしておきましょう。

衣替えは「晴れた日の午前中」に!

雨の日に衣替えをすると、湿気をクローゼットの中に閉じ込めてしまい、カビやにおいの原因になります。衣替えをするなら、晴れた日にするのがおすすめです。夏は梅雨入り前、冬は秋雨の時期を避けて衣替えをするのが良いでしょう。

また、衣替えは午前中から始めましょう。洋服の整理・収納は、思っているよりも時間がかかるものです。早めに始めて、その日のうちに終わらせたいですね。

移行期間は、2週間程度

季節の変わり目に洋服を一気に入れ替えると、寒い日や暑い日には“着る服がない!”と困ってしまいますよね。ですから、衣替えは2~3週間程度の移行期間を設けるのがおすすめです。前シーズンの洋服を何枚かキープしておきましょう。

たとえば、春から夏へ移り変わる時期は、長袖Tシャツやブラウス、薄手のカーディガンやジャケットなどを何点か残しておくと、急な温度変化にも対応できます。2~3週間程度経ち、季節が移り変わり気温が安定してきたら、残しておいた衣類も洗濯し収納しましょう。

ただし、昨今の「長い夏」対応として、春から夏、夏から秋の移行期間が短くなり、「結局暑いので春服と秋服が大活躍し続ける」ということもあります。年間天気予測なども参考にしつつ、移行期間を決めていきましょう。

最後に

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衣替えの時期が近づいてきたら、天気予報をチェックして晴れた日に実行しましょう。衣替えの主な手順は、<洋服の整理をして不要な服の処分、移行期間に残す服選び、クローゼットの掃除、しまい洗い、収納>です。

また、衣替えのタイミングで、収納ケースを新たに購入したり、収納方法を工夫してみるのも良いですね。始めるまでは億劫になりがちな「衣替え」ですが、大切なお洋服を来年もまた着るために、きちんと行いましょう。スッキリ片付ければ、気分も一新しますよ。

TOP画像/(c)Shutterstock.com

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