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2021.03.11

春=ぼたもち、秋=おはぎ… では夏と冬なら?〈気象予報士・太田絢子発コラム〉

季節の呼び名について、気象予報士の太田絢子が解説します。

気象予報士 太田絢子

おはぎ、ぼたもち、季節の呼び方あれこれ

3月20日は春分の日で、春分の日を挟んだ前後7日間が「春のお彼岸」です。

小豆の赤い色には邪気を払い、災難から身を守る力があると信じられていたため、お彼岸には「おはぎ」や「ぼたもち」をご先祖様にお供えする風習があります。

ちなみに、こちらの和菓子は「ぼたもち」? それとも「おはぎ」でしょうか。実はどちらも同じものを指しているのですが、季節によって呼び方が異なります

春は、ぼたもち、秋は、おはぎ

どちらもお彼岸の時に食べる和菓子ですが、まったく同じもの。

漢字で書くと「牡丹餅」、「お萩」です。諸説ありますが、小豆の粒を春に咲く「牡丹」と、秋に咲く「萩」に見立てているという説が一般的です。

夏と冬はなんという?

(c)Shutterstock.com

では夏と冬は? と思いますよね。ちゃんと夏と冬にも呼び方があり、夏は「夜船」、冬は「北窓」。

由来を想像できますか?

ぼたもち(おはぎ)は、お餅と違って杵で餅つきをせず、すりこぎでつぶして作ります。つまり、餅つきの音は聞こえないことから「つき知らず」→「着き知らず」となり、夜は暗くて船がいつ着いたのか分からないため、夏は「夜船」に。

また冬の場合は「つき知らず」→「月知らず」となり、北の窓からは月が見えないので「北窓」となりました。

単なる言葉遊びですが、季節ごとに呼び方を変えるのは風情があります。

暑さ寒さも彼岸まで

お彼岸といえば、「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉があります。

東京の3月20日の最高気温は平年で14.2℃、最低気温は5.0℃で、寒さは少しずつ収まります。暦の上では2月はじめの立春から春ですが、本格的に暖かくなり、冬物コートを手放せるのは春のお彼岸を過ぎてから

また雪が最後に降る日は3月11日、氷が最後に張るのは3月10日(いずれも東京・平年値)なので、春のお彼岸の頃になると冬に見られる現象は少なくなります。

今年は平年以上に暖かい春になりそうですから、春服がいつもの年以上に早く活躍してくれそうです。

気象予報士 太田絢子

気象予報士、防災士。中学生のころから気象に興味をもち、大学在学中に気象予報士試験に合格。卒業後は損害保険会社に就職し、交通事故や自然災害に遭った人へのサービス業務に従事。自然災害が多発するなかで、犠牲者をゼロにしたいと思うようになり、気象キャスターへ転身。現在は地元名古屋のCBCテレビ「チャント!」などに出演中。趣味はモーニング巡り、季節の箸置き集め。


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